二つのゴタゴタ
小学校での話
保護者会にはいつも家内が参加しているのだが、急用ができたので、オイが行くことになった。 お母様方の中に混じり、あちらこちらから飛び交う世間話に耳を傾けていた。
すると「ねえ、昨日の宿題、○○くん、ちゃんと解けてた? うちの子はこんなのできないって頭かかえてさ、落ち込んじゃったのよ」という声。
「ああそういえば、難しいって言ってた!」と別のお母様。
すると方々から「ウチも!」「あれは解けない!」という声があがり、その話で持ちきりになった。 話をまとめると、宿題に、まだ習っていない二けたの足し算がでて、解けなくて困った、という事らしい。
「あの宿題は難しすぎます!」とお母様方から責められ続け、担任は冷や汗かきながら「なんといいますか、チャレンジする、という意味で出してみました」と弁明。 それにお母様方は猛反発。 「チャレンジにも程があるわ!もっとちゃんと習っている所を宿題にしてください!」
新学期早々、強大な相手を敵に回してしまった担任氏に心から同情する。
(more…)怒涛の質問
たまに次男の質問責めに遭う。
(more…)ガンプラ
小学生時代、何が楽しかったかといえばガンプラだ。
夏休みともなれば朝から親友と待ち合わせて自転車をこぎ、市民プールでめいいっぱい泳いだ。 そしてすぐ近くのアイス屋で12段のソフトクリームを買い、舐めながら「ツキオカ」に向かうのだ。
ツキオカは模型店である。 ショーウィンドーには緻密に作られた模型が所狭しと並べられている。 店内はプラモデルの箱がうず高く積み上げられており、人一人通るのがやっとの通路を歩きながら、目当てのモデルを探すのだ。
我々の目的はガンダムのプラモデルであるが、手を出せそうも無いラジコンや、船の模型を眺めるのも楽しみだった。
ガンプラを買ったら、たまり場の友人宅へ向かい、クーラーのよく効いた部屋で、各々静かに作りはじめるのだった。
(more…)自作PC
朝起きていつものようにPCの電源を入れると、起動してくれない。 ランプが点灯しているところをみると、通電はしている様子なのだが。
(more…)こびと
娘が図書館から『こびとづかん』を借りてきてからというもの、我が家は小人ブーム。 家の中で起こる事象は全て小人の仕業で片付けられてしまう。
「肩がこった」といえば肩こり小人。 昆布を切らした!といえば昆布小人の仕業。 ネーミングセンスを磨けば、我が家独自の小人図鑑を作れるかもしれない。
(more…)ミックスジュース
春休みを満喫中の長男と長女。 宿題も多くないし、習い事も毎日あるわけでもない。 時間を持て余すとTVゲームにあけくれる事が予想されたので、前もって色々買い与えておいた。
まずジェンガ。 二人で仲良くハラハラできるだろうと考えていたが、すぐケンカになる模様。 続いてUNO。 単純なルールなので長女も熱くなれるだろうと考えていたが、すぐにケンカになる模様。 ジグソーパズル1000ピース。 二人にとって初めてのパズルなので、コツコツ春休みの期間中に完成を目指してくれると思いきや、すぐにケンカになる模様。
二人で何かをさせるとケンカになるのだ。
そこでおのおのに一体何をやりたいのかを聞いてみると、長男はプラモデル、長女はミックスジュースを自分で作ってみたいということだった。 プラモデルはいくつかをAmazonで注文し、ミックスジュースは長女を野菜屋に連れて行き、好きな果物を選ばせた。
(more…)次男&長女
ウチできょうだい喧嘩といえば、下二人コンビ(次男次女)が定番なのだが、近頃次男+長女という組み合わせも珍しくない。
ちょっかいをだしてくる次男をじっとこらえる長女だが、お調子者である彼はそのうち一線を越えてしまい、長女は顔をトマトのように赤くして怒るのだ。
たしかに次男が悪いけど、ここはひとつ姉として仲直りしてくれないか、ホラ握手を、といっても絶対握らない。 おまけにしばらく根に持つ。 でもそこんところを次男はすっかり心得ていて、上手にゴマをすりながら歩み寄っていくのだった。 「ねえ、アイス持ってきてあげようか?お茶は?」なんて。
長女
休日になると相変わらずお菓子作りに精を出す。
この前はホットケーキを焼いた。 作り方はもう何度もやっているのですっかり覚えており、放っておいても一人で勝手に家族分のを焼き上げる。 娘いわく、ホットケーキを上手に焼くコツは、タネを高いところから落とす事と、油を薄く、薄―く引く事だという。
(more…)あぐり
漁港をうろついていたら、おじいさんが網の山に埋もれてガサゴソしていた。 近寄ってみると、漁に使う網を補修しているところだった。 話しかけると気のいい方で詳しく説明をしてくれた。
「こいは網仕事言うてね、定期的にせんば漁師はつまらんと。 だってさ、網の破れとったら網ば投げたところでしょうがなかたい。 魚の全部逃げてしまうもんね。 だけんが、こいば使うて、網のほつれとる所ば修繕するとたい」
目の前に差し出されたのは、網を補修するための、いわば針だった。
(more…)考える練習をしよう
長男のために買った『考える練習をしよう』という本に目を通したところ、かなり面白かった。 本の対象年齢は「10歳以上のみんな」だ。
道のゲーム
- 二人で行う。 ひとりはペンを持ち、もう一人は目隠しをする。
- 紙に線を引く。 曲がりくねった線でかまわない。 描き終わるまでペンを紙から離してはいけない。 描き終わったらスタートに矢印を書き、ゴールに×印をつける。
- 目隠しをしている人に違う色のペンを渡し、矢印のところに置かせる。
- これから線を引いた人は、目隠しをした人に線をたどらせる。 いくらでも指示を与えてよいが、相手の体や、ペンに触ってはいけない。 「上に行って・・・そこからすこし左、あー違う違う」 相手は指示をよく理解してくれただろうか?
- お互いの役目を入れ替えてもやってみる。
下2人近況
次男四歳
食後に次男は冷蔵庫へ向かった。 そして牛乳を取り出し、食器棚の前に運んだ。 しゃがみこんで周囲に誰もいないかをキョロキョロたしかめて、お気に入りのカエル柄茶碗を取り出した。 そして茶碗へ牛乳を注ぎ、グイと一気に飲み干した。
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