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2007/01/18 飯物

新米になる

sinmai

嫁がうれしそうなのは、今日から我が家のごはんは新米になるからだ。

「米なんて山盛りで、少し固めに炊いて、ワシワシ食えればそれでよいではないか」というオイとは対照的に米にこだわるのが嫁なわけだ。

米はもみがらが付いたまま購入してきて(オイ祖母からである)炊飯前にいちいち精米するのが常であり、その自家製精米機に7号の米を入れ、ガリガリと騒音を立てながら毎日精米するのである。

自家製精米機は安価なコーヒーメーカーのような姿をしており、作動させるといちいち必要以上にウルサイ。 なので精米中はテレビなんか見ていられない。 嫁が精米すると必ずオイと子供らからクレームがつくのはそのためである。 しかし、自家製精米機は、糠床の素である『糠(ぬか)』を供給してくれるものであるからして、文句ばかりいってはいられない。 自家製精米機を使用しなければ、美味しいぬか漬けを食えないというわけ。

しかし、近頃事情は少し変わってきた。 オイの息子4歳は、米を大量に消費するようになったのである。 米の減りが日に日に早くなってゆく。 息子の食う量がジリジリと増えてきているのだ。 なので、朝精米しても、また夕飯前には精米しなければならぬという状況になった。 これはさすがに面倒くさいし、騒音にも一日に二度耐えねばならぬし、ぬか床用のヌカもある程度ストックができている。 家庭での精米に限界がきたのである。

車に米一俵を積み、自動精米機に向かう。 小さなプレハブ風の建物の中に、デカい精米機が据え付けてあり、300円を入れると30キロの米を精米できるようになっている。 お金を入れ、玄米を全部投入すると、米を精米するだけにしてはやや大げさな、ファンの回転し始める音がする。 精米加減は選べるようになっているが、嫁の独断と偏見で一番白く仕上がる『上白』を選ぶ。 次の瞬間「ジャララー」と精米されたお米が排出されてくる。 米を入れてきた袋を排出口にあてがう。

一俵の米だと、精米するには5、6分かかるハズ。 しばらく椅子に腰掛けてボーっとしている。 「ガラガラ」と、精米所の戸が開き、おばさんが入ってきた。 下げ袋には米が入っている。 只今精米中のオイ米を覗き込み、無言で立ち去る。 きっと、ココの常連さんなのだろう。

いつのまにか精米所の周囲には、スズメの大群が押しかけており、精米中にこぼれた米を狙っているのは間違いなさそうだ。 無人になった精米所内の床に落ちた米をチュンチュンやるという魂胆だろう。 近所の有志が設置した様子のホウキとチリトが、床に散ったお米は掃除するよう注意書きされた立て札の横にかけてある。 となりには、汚れたお米の入ったカンが置いてある。

精米所の隅にたまっていた米を集めて、ポイッとスズメの群れに投げてみると、ものすごい勢いでスズメが集まってくる。 食べつくしてしまうと、すぐさま元の場所に戻る。 面白かったので、また精米所に散らばるお米を集めてスズメに投げる。 ワッとスズメが集まる。 繰り返すうちに、すっかり精米所の床はキレイになった。

おっと、精米中だということを忘れていた。 精米はすでに終わっており、精米機の排出口にはピカピカしたお米が山になっていた。

2007/01/17

犬の日(戌の日)とは何?

inunohi

戌の日というのをご存知だろうか。

犬(戌)は一度に子供を沢山生みながらもきわめて安産である。 それにあやかり妊娠5ヶ月程度になったときにお参りにいくというようなお話。 

戌の日参りにいくのはもう3度目で慣れっこである。 お坊さんが腹帯をお払いしてくれるのを、夫婦共々神妙な面持ちでじっと待つのである。 無論、妊娠5ヶ月になる妊婦さんというのはオイヨメだけではなく、沢山の妊婦さんたちが戌の日のお参りにきているわけだ。 中には1人目2人目のお子さん連れの方もおり、お払い中にお寺の中で必死になって遊んでいる。

静寂の中、お坊さんがナムナムと腹帯のお払いをしている。 ときおり「キャキャッ」とかいう子供の遊び声が聞こえる。 しばらく経つにつれて、その遊び声はだんだんと大きく、激しくなってくる。 「トォーッ」とか「ガッハッハー、ブリッ」とかエスカレートしていき、ついには仏像の頭をペチペチ叩きはじめたり、鈴をチンチンと鳴らしたりしはじめる。

保護者は顔を赤らめながら小声で「やめなさい、やめなさいよ」なんて言ってるが、そんな言うこと聞くわけがない。 ついに保護者はキレて「やめろっつってんだろオ?」と凄む。 仕方なく子供達は座る。 オイの横にもひとり座った。

となりの子供、正座をしてはいるものの、退屈でしょうがないといった顔をしている。 目が少し合ったので、白目をむいて笑わせようとしてみる。 「クスリ」と若干ウケた。 気をよくしたオイは、その他自分ができる全ての顔芸を駆使し、子供を笑わせようとしてみる。 「ブブブブ・・・」と、笑いをかみ殺しながら子供は耐える。

瞬間、小指を思い切りひねり上げられ激痛が走る。 やってることがヨメにバレたのだ。 これにて無音の中で繰り返されていた顔芸遊びは終了となった。 しかしお払いって結構長いこと時間かかるものだね。 今の気持ちは、おそらくとなりの子供とまったく同じだと思う。

2007/01/15 飯物

大村寿司の資格

大村すし

長崎に「大村」という場所があり、そこの名物に「大村寿司」がある。

県内のスーパーや小店ではこの寿司が昔からよく売られており、たいへん馴染み深い食べ物なワケだが、これは買って食べるよりもむしろ「もらって」食べたほうがもっと美味しい。

(more…)

2007/01/13 雑記

「コゲ」攻防戦

オイは今、直径25センチの焼け焦げた深鍋とにらみ合っている。 鍋底一面を覆うコゲツキに、勝負を挑むのだ。

今日の料理当番は珍しいことにヨメで、久しぶりにハンバーグを作ってみたいのだという。 たまにはハンバーグでも作っておかないと、調理そのものを忘れてしまいそうな具合だという。

そんなもの忘れられても困るので、作ってもらうことにしようか。 オイは息子と二人、未来に行ったセルの動向を見守っている(DBZのDVDを見ている)そして娘は泡風呂に入っている。

オイ家に泡風呂の習慣なんてない。 それがなぜ泡風呂なのかというと、風呂好きの娘は一人で入浴させるとシャンプーを湯船にプッシュしまくりそのなかに入って体全体を使い泡立てを入念に行い、よろこぶという緊要な習慣をもっているからである。 実はこの技を伝授したのはオイなので、すべての責任をオイがとらされるということはいうまでもない。

ヨメはハンバーグを作り、オイと息子はDVDを見ており、娘は風呂に入っている。 夕食前の和やかなひとときを満喫していたわけだが、突如風呂場からヨメを呼ぶ声がする。 娘が緊急事態だ、危ない!

泡風呂に一人で入っているときのみ、娘は非常におとなしいのが常である。 気が済んだら、風呂場からトコトコ出てきて、入浴完了のお知らせをしてくれる。 それが風呂場から出てもこずに、かけ声だけでヨメを呼んでいるのだ。 これは緊急事態だ。

ヨメはササッと風呂場に行き、娘の状態をチラリと確認する。 別段変わった様子は無いし、子供用煮込みハンバーグを火にかけている最中なのでキッチンに戻ろうとするが、それを引き止めるのが娘。 ギャーギャーとわめきだす。 娘がそうなったら手をつけられず、その妥協を許さない徹底ぶりとワンマンな振舞やこの年の幼児には珍しい堂々たる食べっぷり(イクラご飯2回おかわり)から「我が家のクロサワ」などと呼ばれている娘のわがままが始まったのだ。

仕方なくヨメはお風呂場にとどまり、娘の相手をしている。 オイと息子はべジータに時折見え隠れする「やさしさ」に心打たれている。(DBZのDVD)

一瞬、焦げ付いたような臭いを察知したオイは瞬時にその原因を特定し、バッタのように跳ね起きてキッチンへ向かう。 そして煮込みハンバーグを火からおろした。 ヨ、ヨメ~。 ヨメが娘の相手をしている隙に、煮込みハンバーグは焦げ付いてしまったのである・・・。

無様な姿に変わり果てた煮込みハンバーグを鍋からはがすようにとりだしてみると、鍋底の焦げ付き方といったらハンパではなかった。 厚さおよそ4ミリに及ぼうかという真っ黒い焦げ付きが、鍋底にビッチリと張り付いているのだ。

「ショックー。」とうなだれるヨメをはげまし我に返らせる。 もう一度煮込めばよい。 ていうか、娘はヨメに用がありそうなので風呂で遊んでいなさい。 ハンバーグはオイが作りますから。

そして煮込みハンバーグと、チーズ入りハンバーグを一度に火にかけながら、焦げ付いた鍋を凝視する。 子供らの煮込みハンバーグを奪ったオマエが憎い。 もしもヨメならば、この徹底的に焦げ付いた鍋を前に無力と化し 、買いなおすという決断を下すであろうが、オイはそんなに甘くない。 このコゲに、まっこうから立ち向かうわけである。 コゲをすべて取り除いてしまわねば気がすまないわけだ。

こういう日もあろうかと購入しておいた強力金だわしを取り出す。 俵型の非常に目の細かいスチールで作られており、全体的にピンク色の特殊な洗剤が塗布してある。 これで鍋底をこすりまくるのだ。

いきなり鍋につかみかかり、金だわしを鍋底にこすり付ける。 朝青龍ばりの瞬発力と突進力をもってガリガリガリガリと鍋底をこすりあげる。 時折、氷上の安藤美姫バリに高速スピンをかます。 ガリガリとスピン運動を巧みに使い分けて、コゲに金だわしをこすりつけ続けること5分、いっこうに焦げ付きはとれる気配を見せない。

朝青龍や安藤美姫のイメージでは、この強大なコゲには太刀打ちできそうにないと悟ったオイは、怒った孫 悟飯のパンチ連打をイメージしてこすりつけてみた。 これ以上は動かせまいという速さで金だわしをこすりつける・・・・・・・・・とれない。

「あっ!!!」と気づいたときはすでに遅し。 コゲと格闘している間に、火にかけておいたハンバーグのことを忘れていた。 煮込みハンバーグは、再び焦げてしまった。 夫婦そろって煮込みハンバーグを焦がしてしまうという失態にショックを受け、しばらくは立ち直れそうにないのと同時に、また新たなコゲという強敵が出現したことに2度ショックを受けたのであった。 2つの焦げ付いた鍋を目の前に、オイは成すすべがなかった。 

つづく(続かないよ)

2007/01/12 飲料

コカ・コーラ:Coca-Cola | 1997年サンタボトル

cocacola

年末の大掃除で押入れ奥からみつかったのもは、コカコーラだった。

見覚えがないビン入りコークだが、オイ以外のものではあるまい。 お、サンタさんがプリントされているな。 しかも年号まで書かれているとは・・・。 もしやこれって限定激レアお宝発見プレミアムということかっ?

まさかそんなわけないのであろうが、せっかく見つけたんだし、とりあえずその辺の棚にでも置いておこうか。

以前とある本で読んだのだが、1985年に「コカ・コーラ騒動」というのが起こったのだそうな。その原因はというと。

1970年代にペプシ・チャレンジといわれた比較広告がなされた。 その広告の内容は、目隠しをした消費者にペプシとコークを飲み比べてもらい、美味しいと思うほうを選択させるというものだった。 結果大半の人がペプシを選び、現にコカコーラ社内での実験でもペプシが選ばれたのだそうな。

これにガックリときた当時の会長ロベルト・ゴイズエタ氏を中心に経営陣が味の改革を決断したというわけだ。 そして出来上がった新しい味のコカコーラは、消費者に総スカンされた。 それだけではなく「妹がコークの味が変わったと泣きわめいている。 元に戻るまで泣き止まないといっている。 一体どうしてくれるんだよ! もし元に戻さないのならば、裁判所に訴えてやるぞ」というような非難が、一日に何百通の手紙や8000本の抗議の電話となってコカコーラ本社に押し寄せてきたのである。

そして「昔ながらのコカ・コーラを飲む会」が結成された。 この会は中身を勝手に替えてコーラと呼ぶのは不当表示にあたり、連邦法や、ワシントン州の消費者保護法に違反しているとして、新製品の製造指し止めを連邦地裁に提出した。

手前勝手なコカコーラ論争の勝利者は、もちろん消費者であった。 長年親しまれてきたコカ・コーラというブランドはもはや一企業のものではなく、アメリカそのものになっていた。 結果、コカコーラは新しい味を発売してからわずか3ヶ月で、製法を元に戻して以前の味に戻したのだという。

内田東著:ブランド広告より

まったく知らなかったが、以前このような事件があったというわけだ。 消費者をナメたら恐ろしいのだという話。

wiki:コカコーラ – 事件詳細

コカコーラの瓶、くびれも商標

アメリカの「ザ・コカ・コーラ・カンパニー」はコーラ瓶の形を商標登録申請していたが、これまで認めてもらえなかった。 しかしこの度、立体としての商標登録が認められたそうだ。

コーラ瓶の形は、当時流行していたスカートも模して作られたという逸話もあるそうな。(08/05/31追記)

2007/01/11

メジャーに走る店

yakitorim

昔よく通った焼き鳥屋に顔出してみると、内装が大分かわっていた。

店の広さは同じなのだが、座席数が圧倒的に増えている。 人気店だし席増やさないと入れないしな。 そりゃー当然だ。 しかし、座席一つ一つの間隔がやけに狭い。 カウンターで飲んでいて両となりを別の客に挟まれようものならば、窮屈すぎて焼き鳥なんか食ってらんない。 砂ずりを手に取り歯でくわえ、串を横に引き抜こうとするが、うっかりすると、となりの客に裏拳をかましてしまう危険性がある。 であるからこの店のカウンターで飲むときは、一番スミの席に座らねばならないということがわかった。

座敷。 これも狭くなっている。 座敷に座るならばくつろぎたい。 すこし飲みすぎたときには手を後ろについて、天井を仰ぎたい。 しかしこの店の座敷ではそれができない。 真後ろにはすぐ、ほとんどスキマなく「ついたて」があるのだ。 掘りごたつ式の座敷に腰をおろすと、くつろぐどころかこれはまさに飛行機のエコノミークラスに乗っているような気分だ。 狭い!

店は狭いが焼き鳥は相変わらずウマイ。 ウマイからまあよしとしようか。

焼き鳥屋でいっぱい飲んだら、帰りは当然ラーメンをススって帰る。 満席でないように祈りながらフラフラしながら店の前に着くと、客はわんさか入っているが、あいにく空いてる席がある。 このラーメン屋もまた人気店である。

「チャーシューメン」と注文し、到着までしばらくビールでも飲んでボーっとしている。 周囲からは「替え玉バリカタで」とか「替え玉やや固」とか「替え玉やや柔」とかいう罵声が飛び交っている。 その「やややわ」とはなんであるか。 「替え玉やややわ」に過激に反応したオイは「やややわ」の注文主のほうを見る。 一見おとなしそうなビジネスマン風のK1武蔵似の彼がやややわの注文をした人物だ。 「やややわ」と注文して安心したのか、しきりに持参したのであろう雑誌をK1武蔵然とした態度で、K1武蔵風に読みふけっている。 やや柔らかい麺が好きなのかキミは。 「柔め」ではいけないのか。 「やや柔」と「柔」はいったいどのくらい柔さが違うのか食い比べたことがあるのかキミは。 という風に目で訴えかけていたところ、チャーシュー麺が運ばれてきた。

チャーシューメンは、普通のラーメンがチャーシュー2枚であることに対して、なんと5枚も多い計7枚のチャーシューがのっけられている。 敷き詰められているチャーシューにより、ネギはおろか麺はおろかスープさえも見えない。 一見するとチャーシューだけを丼に盛っているかのように見える。 チャーシュー一枚の厚さはおよそ3ミリ。 チャーシューは厚いに限るが、まあ3ミリもあれば満足と不満足のちょうど真ん中ぐらい。 上等でしょう。 とまあこれがこのラーメン屋の基本的なチャーシューメン。

しかし、今目の前にあるチャーシューメンはあきらかにこれとは違い、麺が見え見えである。 見え見えである上に、薄薄である。 割り箸でつまめないぐらいに薄く切ったチャーシューが7枚乗っけられているわけである。 オイは「チャーシュー麺チャーシューはやや薄で」なんて注文した覚えはないのであるがとにかく薄すぎる。 よくもまあこれだけ薄くチャーシューを切ることができたものだとそのラーメン屋夜の部スタッフ盛り付け係を見上げると同時に、この薄薄のチャーシュー7枚は、全部重ねてみてもおそらく7ミリ程度にしかならないであろうという見積もりを一瞬でたてた。

通常のチャーシューは、3ミリであるわけだから、7ミリのチャーシューでは2枚と1ミリのチャーシューしかとれないはずである。 普通のラーメンを注文するとチャーシューが2枚乗っているわけだから、今回チャーシューメンを注文したにもかかわらず2枚分プラス1ミリのチャーシューしか乗せられていないということになる。

普通のラーメンは500円であることに対し、チャーシューメンは650円である。 150円多く払ったのに、1ミリのチャーシューが一枚増えただけとはなにごとかっ! 責任者でてこい! とおもわず吠えそうにもなったが、もしかすると今日は客が多すぎてチャーシューの在庫が乏しくなったのかなとか、このスタッフはまだ新人なのでチャーシューの厚みを心得ていないのかなとか、温かい目でみることにした。 だってこの店のラーメンはおいしいのだ。 あ、あれこれ考えているうちに麺がやややわになってしまったではないか。

数日がたち、再びそのラーメン屋に向かう。 今回はお昼である。 もう何年も通っているので、いつものスタッフ3人は皆顔なじみである。 チャーシューメンを注文する。

運ばれてきたチャーシューメンは期待に反し、あの夜の薄薄チャーシューへと変貌していた。 ガッカリである。 これはお店の方針として、チャーシューの厚みを変えたに違いない。 しかしこうも極端に厚さが違うと、なんだか非常に損したような気分になる。 昔は違った。 切れ端のチャーシューや失敗作の半熟煮玉子をお土産にくれたりと、フレンドリーな雰囲気のお店であった。 しかし今はどうだ。 店舗数が増えるにつれ、チャーシューは薄くなり、スタッフの威勢のよいかけ声ではなく雑談が飛び交いニコリともせず、徹底していた麺の湯きりはおそろかになり麺の茹で汁がスープの味を汚し、麺の茹で加減も日によってバラバラ。 柔すぎたり固すぎたりする。 これでは「やや柔」や「バリ固」なんて注文する意味が無い。 「麺の固さはどうされますか?」なんて聞かれても「あなたまかせでお願いします」というよりほかにないのである。

とくに基幹店の廃れ方がヒドいので、もうこの基幹店には行かないことに決めた。 一店舗だけはまだ昔のなごりのあるお店があるので、少し遠くなるがそちらへ足を運ぶことにしよう。 だってこのお店のラーメン美味しいんだもの。

食い物屋って、メジャーに走るにつれて味がマズくなると誰かが言ってたが、これはまさに本当である。 有名に、大きくなるのは非常によいことだとは思うが、あなたのお店の今この味やサービスが大好きなのだという客がいることもどうか忘れないでほしい。

2007/01/09 おかず

じっくりコトコトストーブ上で煮込んだおでん

odnnkm

「石油ストーブってよかねー、炎がよかよねー」

なんてオイ母と正月に会話をしていたところ、いかにストーブ上を有効に使うかという話に発展していた。

やはりやかんを置いて、部屋内の乾燥を防ぐべきであるという母に、イヤイヤ煮込み料理に活用しないテはないと応戦するオイ。 やかんを置いておくだけでは麦茶は作れるかもわからんが、食い物はできないでしょう。 煮込み料理は水が並々と入っているわけだから、その例の乾燥対策にも役立っているハズ。 よってストーブで暖をとると同時に煮込み料理をやるのがベストだ。 こう伝えた。

そこで年甲斐もなくムキになった母「ストーブ上で煮込み料理を作るのは言うまでも無く結構なことだが、煮こぼれした日にゃ悲惨だ。 煮込みの汁が焼けこびりついて掃除するにもどうにもならぬ。 それにストーブ上で煮込んでいると、つい自分が料理をしているということを忘れてしまう。 たとえばこうだ。 おでんをストーブ上で作っていたとしよう。 おでんならば張り切らねばならん。 朝から晩までストーブ上で煮込み続けるわけだ。 あとはほっといても夕食時になるとおいしいおでんが煮込めているというわけだがしかし、寝っころがって昼ドラを見ているときにフと、焦げたような臭いがするわけだ。 その焦げ臭をキッカケに、あ、ストーブでおでん煮込んでたんだっけということを思い出して、慌ててストーブに目を向けるが時すでに遅し。 おでんは汁気が蒸発してしまい焦げ付いて全滅なわけだ。」このような失態を幾度と無く繰り返した末に、ストーブ上では調理をしないと決めた母の言い分だ。

そんなの、あなたがボーっとしているからでしょうに。 ストーブに罪は無いわけで。 第一調理に対する熱意が足りんわけだよ母は。

このように話をして別れ、オデンが食いたくなってやはりストーブ上で煮込み始めた。 今回のおでんのポイントは、牛スジ肉を使わないで、豚バラブロックのダシをフルに活用するところである。 豚バラと、カツオダシでおでんを仕上げるわけである。 トロトロになった豚バラ肉は、箸で持ち上げようとしても崩れてしまう。 これにカラシを塗りたくって、口を器に可能な限り近づけておいて、一瞬でかぶりつく。 「ウマイッ!」となるハズだったけど、熱すぎて、口内上側を軽くヤケドしてしまった。

その他の具材もあまりキバらずに、ニンジンを入れてみたり、ブロッコリーの芯を入れてみたり、ジャガイモやエノキを入れてみたりといつもと若干変えてみた。 「10日間ブッ通し毎日ストーブ上でおでんを煮込み続けたら黒ずんでさぞ美味しかろう」なんて意気込んでいつも挑んでみるも、3日目には食い尽くしてしまうもしくは食い飽きた家族からクレームがきてしまう。

小腹がすいた。 コンニャクでビールでも飲むか。

おでんば食らう

2007/01/07 野菜

おもわずはちきれてしまった新ジャガ

zyagan

年の瀬のあわただしい中届いたドデカいダンボール箱の中にはジャガイモがぎっしりと詰められていた。 これは毎年のことであり、婆ちゃんからの、言わばお歳暮ということになる。

さっそくお礼の電話をすると、うれしそうに能書きを語りだした。

このジャガイモは男爵という品種で、6月と12月の年2回収穫されるのだという。 ときおり見える割れめの入ったジャガイモというのが実はおいしくて、デンプンを体内に沢山たくわえたパンパンでムチムチなジャガイモのみに許されるものなのだという。

掘り出す際に、となりのジャガイモとぶつかった衝撃でパックリと割れるのだ。 しかし、消費者というものは見た目を非常に気にするので、こうしたおいしいサインの入ったジャガイモは好まれないのだとか。

なーるほどねー。 オイ的にはべつに割れてたって構わんし、ましてやおいしいのならば割れたジャガイモばかりを欲しいと伝えた。 その数日後、割れたジャガイモばかりが山のように送られてきた。

いやまて婆ちゃん、うれしいことはうれしいが、そんなに沢山ジャガイモは食いきれないし、保存場所がない。 さてどうやってジャガイモを食い尽くそうかというのが今年一番の悩みであるいやまだ始まったばっかりか。

近所におすそわけをしてまわろうっと。

2007/01/03 おかず

ちりめん山椒:はれま | チリメン

harema

お正月も3日となればもはや胃は限界をむかえようとしている。

暴飲暴食により胃はパンパンの状態を維持され続け、その上さらにアルコールが容赦なく流し込まれる。 胃がペタンコになるヒマがないわけだ。 そんな状態だから、どんな料理もおいしいとは感じられなくなり、朝方まで続く宴会にうんざりとする。

朝早く目が覚めて、顔パンパンの頭イタイイタイの、胸ムカムカ状態で突如米を研ぎ始め、炊飯ジャーのスイッチを入れる。 お米が炊ける間に出汁をとり、ワカメと豆腐の入った味噌汁を作る。

そして炊き立てのごはんを茶碗にやや軽めに盛り、熱々の味噌汁をとなりに置く。

ここまでの作業は、まるで夢遊病のうちに行われたかのようにやってのけたわけだが、いざ味噌汁をすすり、ご飯を食べようとすると、体がそれをイヤがるのだ。 作ったのはイイけれど、食べたくない。 重症である。

しかし今日もお昼から酒をガブガブと飲まねばならないわけで、やはり胃に何か少し入れておいたほうが体のためなわけで。 さてどうしようか。

あ、そういや冷蔵庫にチリメン山椒があったな。 ちりめん山椒というのは、ちりめんに山椒を混ぜ込んで、それを醤油で甘辛く味付けしたものである。 帰省のおみやげにといただいたもので、京都東山のはれまというお店が作っている。

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ご飯にのせてほうばると、山椒のさっぱりとしたよい香りが充満して、さらにしょうゆ味のチリメンがごはんとよく合うわけである。 これならば少しはご飯を食べることができそうだ。 味噌汁を少しずつすすりながら、ちりめん山椒を乗っけたご飯を口に運ぶ。 そのうち、どうも山椒の風味が酒の残る体にはうれしいということがよくよくわかってきて、山椒の粒だけを選りだして食べてみたりする。

harema5

イカンイカン、山椒だけを食べ過ぎた。 これでは単なるチリメンになってしまうではないか。 急いでチリメンだけを食べはじめ、チリメンと山椒のバランスを元通りにする作業に集中する。 こうしてチリメンだけ食べてみると、酒肴にもぴったりだということにも気付く。

そうして早朝の食卓にひとり座り、ネチネチとちりめん山椒をいじくっているうちに、子供が起きた。 今日の朝ごはんはちりめん山椒ごはんですよ。

はれま:ちりめん山椒

2007/01/02 酒肴

クジラの切り落とし

kuziras

以前熱く語ったクジラの切り落としが、また手に入った。 サエズリである。

ただ単に「切り落とし」というだけで妙に安くなるという制度に感謝しつつ、前々から試してみたかった白切肉のタレでクジラを食べてみると、やはりよく合う。

『ごあいさつ』
あけましておめでとうございます。 本年も、どうぞよろしくおねがいします。

マーク中

ぷちぐる本

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