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2011/07/30 雑記

予期せぬキャンプ

とある理由でキャンプへ同行することになった。

親子水入らずで過ごすはずだった休日をこのような形でフイにするのはいささか気が引けるが、友人たっての頼みだから断れなかった。

メンバーは10人。 キャンプ場に着いたら、まずはカレー作りからということらしい。その手際を眺めていると、恐ろしいほど危なっかしい庖丁さばきで野菜を切っている人がいる。 見ていてこちらが何度もヒヤリとするほどで思わず「大丈夫?」と声をかけた。 

すでに調理に飽きてきた人がチラホラ見えてじき、ビールを飲んでいるのかカレーを作っているのかわからないという仕込みになっていった。 たぶん、完成までにはだいぶ時間が必要だろう。

氷の詰まったクーラーボックスの中からコロナビールを引き抜いて、キャンプ場周辺を散策した。 海を見渡せる高台で、景色を撮ったり寝転んだり。 しばらくしてキャンプ場へ戻ってみると、カレーは煮込みの段階に入っていた。

「なんか水っぽいんです」と鍋の前に立つ女性。

鍋をのぞくと色からして超薄味のサラッサラカレーである。 何故か肉の姿がほとんどない。 味見してみると・・・食えたもんじゃない。 薪を倍増してガンガン焚いて半量以下に煮つめるか、ルーを買いに走るよう助言をした。

キャンプ場では多くの人々が夏を楽しんでいた。 ほほえましい家族の光景が目に入ったので、その人たちの近くに腰をおろして今回唯一つ持参してきたものであるタイガーの魔法瓶を取り出した。 中にはよく冷やしたお気に入りの日本酒を入れてある。 杉の猪口でチビチビやりはじめた。

父、母、娘二人の四人家族だ。

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2011/07/17

次男ところどころ

ふるさと

次女の歌う「うーさーぎーおーいし、かーのーやーまー」を聞いた次男はとっさに家内のところへ駆け寄り、「かのやまって蚊のいっぱいおる山のことやろ、どこにあると?」という我々が言えばベタベタなことを真剣な顔で質問していた。 こういう年頃。 ちなみに長崎に伝わる童謡「でんでらりゅう」の歌詞「でんでらりゅーがでてくるばってん」は、どこかから龍が出てくる事だと勿論思い込んでいる。

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2011/07/14 雑記

夕方、干していた梅干を取りこもうと子供たちと一緒にベランダへ出たところ、雲がそそり立っていた。 なかなか珍しい形に一同手を止め雲を見上げた。

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2011/07/13 酒肴

ボラヘソ

なじみの料理屋でハラカワのことを絶賛していたら大将の目が怪しく光った。 うらやましがられたのかと思いきや「へーえ」という精気のない相槌をされ、「まだまだだな、オイよ」と言わんばかりに見下された。

だって喰ったことなかとやろうもん。 その態度、どがんなっとっと!と突っ込んだら、ガサゴソとカウンターの下をまさぐって袋を取り出した。

中から出てきたものは、見覚えのある物体なのだが、なぜこんな姿になっているのかが皆目見当がつかない。 カラスミの一部なのだ。

カラスミの下の部分、ちょうどボラの腹と卵巣が接する部分だけが袋一杯詰められている。 カラスミは、あの美しい形も味のうちである(参考:?)。 それをなんで切り落としてしまったのだろうこの人は。 飲みすぎてついにおかしくなったのではなかろうか?

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2011/07/12 野菜雑記

重。

いつも主人がお世話になっています。 オイの妻、ワイ(仮称)でございます。

通っているヨガ教室に、あたらしい方が入ってきました。 五十代の女性です。 気さくで朗らかな雰囲気を持つ人で周囲にすぐ溶け込み、私も仲良くなりました。 少しおっちょこちょいなところがかわいらしいです。

ある日「お茶しない?」と誘われたので「是非!」と、少し遅くなることを主人に連絡したのですが、彼女の「お茶しない?」という意味は、自動販売機でお茶を買ってその場ですこし飲みませんかという意味でした。 しばらく二人で立ち話をしました。

先日DVDが見たいというので、教室へ向かうついでに彼女の家まで持っていってあげました。 まだ時間があるからと家の中に通されて、紅茶を頂きながらいつものように楽しく会話をしていました。

「そろそろ出なきゃ間に合わないよ」という頃になり席を立とうとしたところ「ああそういえば」と彼女は大きな冷蔵庫へ向かいました。 そして野菜室を開け、次々に野菜を取り出しはじめたのでした。

なんでもご主人の趣味が家庭菜園だそうで、色んな野菜や果物を作っているのだといいます。 鉢の張ったカボチャ、小ぶりだけどいかにも抜きたてといわんばかりに土がついた瑞々しいタマネギ、まっすぐ一本筋の通ったニンジン、青々としたキュウリ・・・ニンニクは端整な姿からして上質です。

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2011/07/11

賀茂鶴の樽はココでしか飲めない! 大甚【日本一の居酒屋】

大甚のカウンター

PM4:30入店すでにお客は多数

店に入ると長テーブルがズラリと並んでいて、どのテーブルにも客がギッシリ座っている。 ガヤガヤ楽しげな会話が飛び交う。

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2011/07/09 酒肴

極マメ

次男がしきりに釣りをしたいという。 何に影響を受けたのかは知らないが、望みをかなえてあげるしかない。 朝、ポイントに釣具を買いにいった。 念のためにライフジャケットも着せることにした。 アジな麦わら帽子があったので、これもかぶせてみよう。 やはり足元は長靴か・・・全て装着させると、我が子ながらついふいてしまいそうな姿になった。

運転しながら手ごろな防波堤を見つけ、釣りを開始した。 さびき釣りである。 あたりに釣人がちらほら見える。 撒き餌をし、竿をたらしてチョンチョコ動かす・・・竿先が小刻みに震えたのを合図に糸を巻き上げると、ピチピチ跳ねる小魚が鈴なりになって海面からあがってくる。

次男は、はじめて自分で釣り上げた魚に雄たけびをあげた。 釣れた魚は、子供の頃「金魚」と呼んでいた赤っぽい小魚である。 「ザコ」とか「エサトリ」という別名もあったように記憶している。 つまり、釣っても嬉しくない部類の魚なのだ。 でも次男にとっては初めて釣った魚であるからして、愛しいったらない。 すぐさま針をはずし、クーラーボックスに入れると勢いよく泳ぎはじめた。

自信をつけた次男は何度も何度も竿をたらし、その度に金魚を釣りあげた。 時間がたつのを忘れ没頭し、我等の腕は真っ赤に焼けてヒリヒリしてきた。 「そろそろ帰ろう」という言葉にも次男は耳を貸さない。 マズい。

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2011/07/05 酒肴

ハラカワ

ある場所で、ハガツオのフルコースをご馳走になった。

身は勿論タタキで。 本鰹みたいに下駄のように厚く切ってつまむわけにはいかないが、薬味をテンコ盛りにするとなかなかのもの。

面白いのがここからだ。 三枚おろしにしたあとに残る頭を出刃二刀流でメッタメタに叩きあげ、まるでなめろうのような舌触りにした皿がでてきた。 エラを取り除いているだけで、目玉も骨も、あの堅い頭全体を叩き潰しているのだ。 ここまで叩くのにどれほどの時間がかかったのだろうか、空気的に聞けなかったので今度こっそり教えてもらおう。

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2011/07/04 菓子

次女二歳

早いもので次女は二歳になった。

近頃やけに言葉がポイポン出てくるな、と思っていたら、もう二歳なのだ。 早い。 おそらくもう子供は作らないだろうから、二歳児とはこれで遊び納めだ。 そう考えるとなんだか寂しい気もする。 ウチは、子供が二歳になったら、次の子ができるという流れでこれまで来たんだよなあそういえば。

なついているようでいて、さほどでもないのが次女の特徴。 ママのほうがいいらしい。 でも、オイが出かけるとなると、後追いをする。 外出するフリだとしても、「一緒に行く」とダダこねる。 相当外好きなのだ。

近頃バズ・ライトイヤーを我が子に見たてており、どこへゆくにも一緒だ。 熱を測ってみたり、寝かせつけたり、絵本を読んであげたり、たまに叱っているときもある。 その現場を見られることが嫌なようで、ばったり遭遇してしまうとバツが悪そうにどこかへ去ってゆく。

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2011/07/01

パックリ

※ケガの描写があります。 ニガテな方は閲覧されませんようお願い申し上げます。

一人で風呂に入り、バジャボジャ暴れていた次男(4歳)が突然おとなしくなった。 潜水でもはじめたのかと思いきや、シクシュクと泣く声が聞こえた。 泣く際、いつもならば大声を張りあげるのに何か様子がおかしい。

風呂場を覗くと、アゴから血を流しながら次男は立っていた。 ワケを聞くと、湯船に飛び込んで遊んでいたら、風呂のフチにアゴをぶつけたとのこと。 幸い血の流れる量が少ないので、別に大した心配もせず、「以後気をつけるように」と注意しながらアゴを見てみると・・・思いのほかパックリ割れている。

アゴは割れやすいんだよなあ。 これは病院へ行かねばならんレベル。 当の本人は落ち着きを取り戻し、ポケーッとしている。 すぐさま風呂からあげて、着替えさせ、傷口にとりあえず絆創膏を貼ってから、救急病院へ走ることになった。

ところがどっこい、オイは今まで晩酌してたんだ。 運転は家内に任せねばならない。 こんな時は決まって「酒ばっか飲んでっから大事なときに運転できないじゃんオマエ」と小言を言われてしまう。 まさかこうなるなんて思いもしないのだからしょうがないだろう。

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