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2011/04/28 衣類

グラミチパンツ

1982年、カリフォルニアでグラミチ(Gramicci)は生まれた。 創設者はマイク・グラハム。  自身ロッククライマーであり、当時のクライミングウェアに満足できなかった彼は、自らの欲する機能を持つウェアを作り出したのだった。

代表アイテムであるグラミチパンツの特徴は、ガゼットクロッチとよばれる股下の特徴的な縫製にある。 これにより、180度足を開いたとしても、生地がつっぱらずにスムーズな動きができる。 これはロッククライミングシーンにおいて、とても重要な事柄だ。

さらにウエスト部にはWebbingベルトが取り付けられており、片手で自由に締め付けを調整できる。 まさにロッククライミングのために生み出されたのが、グラミチパンツなのである。

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2011/04/27 果物飲料

はちみつれもん

はみちつれもん

ハチミツのある生活をはじめて半年になる。

甘味付として調理に活用したり、毎朝のヨーグルトにたらしたりする。 ハチミツを食べ続けていることによる効果に関しては、特にこれといって実感できるものはないが、日に一度は口にしないと気持ち悪いという、もはや習慣の一部となってしまっている。

ハチミツ屋に通っているおかげで店の人とも仲良くなり、ハチミツに関する色んな話を教えてもらっている。

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2011/04/26 酒肴

たたみいわし

たたみいわし

タタミイワシは、イワシの稚魚を生のまま薄く板状に並べて干したもの。 東海地方の特産品である。 聞くところによれば、この製法を思いついたのは海苔職人だという。 シーズンオフでヒマな時、イワシの稚魚を海苔を作る時のように扱ったところ、「たたみいわし」が誕生したらしい。

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2011/04/24 おかず

手羽中

遠足シーズンである。 子どもたちの弁当作りで慌しい朝が続く。 カミさんでさえ早起きしてしまうほど忙しい。

年齢を問わずウチの子たちに人気のおかずがわかってきた。 まずハンバーグ、とりわけケチャップで煮込んだもの。 大豆、昆布、鶏肉をあわせた煮物。 単にプチトマト。 甘めのエビマヨ。 そして一番子どもたちを興奮させるのが、かしわの甘酢あえである。

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2011/04/22 野菜

のびる

小学三年生に進級した長男は、担任が代わってしまい不服な様子。 今度の担任は男で、見るからに怖くて、なんだか緊張するという話。 個人的には怖いくらいがいいんじゃないかと思っているのだが。

その先生は野外学習が好きなようで、よく教室を飛び出しては学校周辺を探検してみたり、野山で好きなように遊ばせたりするそうだ。 先日、長男は新聞紙の束をかかえて帰ってきた。

手渡された束を開いてみると、中にはネギ?のような細長い草が横たわっていた。

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2011/04/21 飯物

巨大な握り

先日東京に行った折、銀座で江戸前寿司を堪能してきた。 小ぶりで、あらかじめ煮きりを塗ってだされる寿司、まったく甘くない寿司めし、コハダの旨さ、どれをとっても普段長崎ではなかなか味わうことのできない味覚だった。

同席した人に、明石の鮨を絶賛する人がいて、「明石の鯛の握りを食やぁ、よそのモンは食えねえよまったく」とその美味しさを誇らしげに長々と語られた。 まだ未経験なので、そちらも是非つまみにいってみようと計画中。

「長崎の鮨は、甘めぇんだよな、メシも醤油も」と急に話をふられた。 「まったくそのとおり」と答えた。 中には有名で旨い寿司屋もあるにはあるが、醤油に関してはどこも大体甘口が多いようだ。

江戸前寿司に満足したあと、ひとりで日本酒を飲みに行った。 東京に来たときは必ず立ち寄る店で、気心の知れた店主が色んな銘柄の酒、肴を供してくれる。

「そういやオイくんって長崎だったよね。 この人も長崎出身なんだよ」と紹介されたのは、カウンターの隅で蕎麦をすすっている女性だった。 「はじめまして」と会釈したら、「ここの蕎麦はすごい旨いよ」とモグモグしながら勧められた。 「はい、よく知っています」と答えたら「私○○といいます49歳ですよろしく!」と自己紹介され、そこから話がはずんでいった。

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2011/04/20 雑記

じょうしき

知り合いのデザイン会社社長と銅座へ。 新卒採用した社員のことで頭をかかえているらしく、事細やかに話を聞いた。

やたらと遅刻をするので理由を聞いたら「始業時間を勘違いしていました。 明日からちゃんと来ます」という返事。 だがその後も遅刻を連発し、理由はその日によってマチマチなのだとか。

めっぽう数字に弱いそうだ。 やはりここでも間違えた理由をその都度熱心に語るという。 自らに非はないという主張。

ある日、デスクに私物のノートPCを置いていたところ、その社員が勝手に起動させており、 なにやらカタカタ操作している。 何をしているのかとたずねたら「このブログ、超面白いんですよ」といいながら、自分が気に入っているブログを閲覧している最中だった。 以来私物のPCは持ち込まないことにしたそうだ。

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2011/04/19

宮崎 駿『出発点 1979~1996』

出発点 宮崎駿

宮崎 駿の『出発点』をひと月かけて読んだ。

宮崎アニメのマニアだというわけではない。 ひとりのファンとして作品を鑑賞しては、感動しているという程度のごく一般的な好感度をスタジオジブリに抱いているわけで。

それにしてもこの本は面白かった。 以下、覚えておきたい部分を引用する。

天空の城ラピュタ

アニメーションはまずもって子供のものであり、真に子供のためのものは、大人の鑑賞に充分たえるものなのである。 パズーは本来の源にアニメーションをとりもどす企画である。

テーマもなにも、男の子が女の子と出会ってひと肌脱ごうという(笑)話で、男になったってだけなんです。

昔に書かれたSFという感じで作ったのです。 蒸気機関車の頃に書かれたSFのように書いたんです。

カリオストロの城

「・・・・・・もう十年以上昔だ。 オレはひとりで売りだそうとヤッキになってる青二才だった」(「カリオストロの城」のセリフより)

紅の豚

国際便の疲れきったビジネスマンたちの、酸欠で一段と鈍くなった頭でも楽しめる作品、それが「紅の豚」である。 少年少女たちや、おばさまたちにも楽しめる作品でなければならないが、まずもって、この作品が「疲れて脳細胞が豆腐になった中年男のための、マンガ映画」であることを忘れてはならない。

となりのトトロ

「となりのトトロ」の目指すものは、幸せな心暖まる映画です。 楽しい、清々した心で家路をたどれる映画。 恋人たちはいとおしさを募らせ、親たちはしみじみと子供時代を思い出し、子供たちはトトロに会いたくて、神社の裏の探検や樹のぼりを始める。 そんな映画を作りたいのです。

これははっきり言いたいのは、あの時代が懐かしいから作ったんじゃありません。 やはり子供たちがあの作品を見たのをきっかけにして、ふと草むらを駆けたり、ドングリを拾ったりしてくれないかなとか。 もう本当にわずかになっちゃったけど神社の裏側にもぐって遊んでくれないかなとか、自分の家の縁の下を覗いてドキドキしてくれないかなとか、そういうことなんですよね。

アニメーションの主題歌はアイドルの売り出しに使われたりしますが、流行を見ても、結局声が出ず、音域のせまい今様の歌は子供たちの心をとらえていません。

せいいっぱい口を開き、声を張りあげて歌える歌こそ、子供たちが望んでいる歌です。 快活に合唱できる歌こそ、この映画にふさわしいと思います。

もうひとつの歌は、挿入歌です。 淡い物語を彩る歌ですが、劇中で子供たちが唱歌のように歌える歌にしたいと考えます。

トトロも縄文人から縄文土器を習って、江戸時代に遊んだ男の子をマネしてコマ回しをやっているんでしょう(笑)。 トトロは三千年も生きてますから、本人にとってはついこの間、習ったことなんです。 ひょっとしたら、カンタのバアちゃんが親にしかられて泣いて歩いていたとき、トトロに会っているのかもしれない。 トトロはひょっとしたら、小さいときのバアちゃんとメイを同じ女の子だと思っているのかもしれないんですよ(笑)。

最初は「このへんないきものは、もう日本にはいないんです。 たぶん」って書いたんですよね(糸井重里)。

  • カンタのノートに落書きしてあるのは杉浦茂のマンガ
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2011/04/18 雑記

伊王島

むかーし親父に連れられて伊王島に行ったことがあった。

船着場に着くと、親父の友人が出迎えてくれた。 その方の家まで歩いたのだがその道中、行き交う人々が皆知り合いであり、声をかけてくることに驚いた。 「もしかしてこの人は何かしらの有名人なのではなかろうか」と見上げつつ顔をしげしげと眺めたことをよく憶えている。

真っ青な海である。 そそくさと海パンに着替えたまではよかったが、慣れない岩場に立たされ、四方を囲む海原のスケールに圧倒され、たたずむばかりで飛び込むことができない。

もじもぞしている傍らで、突如友人氏は自分の娘を抱えて、海の中にぽーんと放り投げた。 「このおっさん、なんちゅうことを!」と思いきや、放り投げられたほうはなんのその、「ギャアキャア」いいながら喜んでいる。 いつもこうやって遊んでいるのだろう。

その光景を見て、ようやく海に飛ぶことができた。 忘れられない素敵な一日だった。

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2011/04/15 雑記

近況

しばらく東京に住む知人のところへ行っていた。 東京の雑感。

  • 山手線の電気が消えている。
  • コンビニの水、お茶が売り切れ。
  • タバコも品薄。
  • 時折緊急地震速報があり、不気味に揺れる。
  • 居酒屋の看板が消えているので営業していないのかと思いきや、やってる。

「もう揺れには慣れちゃった」と知人は言うが、オイは怖い。 飲み屋の店主によると、築地に魚がなかなか集まらず商売しにくいそうだ。 マグロが高騰しているのだとか。 売り上げは平時から25%減、ではなく、25%しか、ないらしい。  深刻な顔をしていたので、やりっぱなしに呑み喰いした。

京都へ

長崎に戻る途中、せっかくなのでと京都に寄った。 夜、どこで飲もうかと模索中に、客で賑わう小さな居酒屋を見つけた。

満席の様子だったが、戸を開けてみると、常連軍団が「空いてますよ!」と席を詰めつつ一席設けてくれた。 てんやわんやの大騒ぎだったので、てっきり皆同じグループなのかと思いきや、皆個別に来た客なのだという。 常連同士、皆知り合いなのだ。

隅っこだから、壁面のメニューが見えない。 一体何がつまめるのやらとリクガメのように首を伸ばして覗き見ようとしていたら、隣の常連がこの店で何が食えるのか、呑めるのかを親切丁寧に説明してくれた。

肴はワカサギが旨い。 焼酎はどの銘柄でも一杯500円。 赤霧呑んでも黒霧だろうが、富乃宝山でもいいちこだとしても500円。 ロックを注文するとロックグラスに並々と注がれて出てくる。 

今年で創業31年になるそうで、昨年30周年には、常連客みんなでこの店の歌を作ったそうだ。 突如合唱がはじまった。 隣のお客は次の店に行くそうで、会計を済ませているがその金額がベロンベロン度に対してあまりにも安かった。 人気店なのも頷ける。

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