近況
しばらく東京に住む知人のところへ行っていた。 東京の雑感。
- 山手線の電気が消えている。
- コンビニの水、お茶が売り切れ。
- タバコも品薄。
- 時折緊急地震速報があり、不気味に揺れる。
- 居酒屋の看板が消えているので営業していないのかと思いきや、やってる。
「もう揺れには慣れちゃった」と知人は言うが、オイは怖い。 飲み屋の店主によると、築地に魚がなかなか集まらず商売しにくいそうだ。 マグロが高騰しているのだとか。 売り上げは平時から25%減、ではなく、25%しか、ないらしい。 深刻な顔をしていたので、やりっぱなしに呑み喰いした。
京都へ
長崎に戻る途中、せっかくなのでと京都に寄った。 夜、どこで飲もうかと模索中に、客で賑わう小さな居酒屋を見つけた。
満席の様子だったが、戸を開けてみると、常連軍団が「空いてますよ!」と席を詰めつつ一席設けてくれた。 てんやわんやの大騒ぎだったので、てっきり皆同じグループなのかと思いきや、皆個別に来た客なのだという。 常連同士、皆知り合いなのだ。
隅っこだから、壁面のメニューが見えない。 一体何がつまめるのやらとリクガメのように首を伸ばして覗き見ようとしていたら、隣の常連がこの店で何が食えるのか、呑めるのかを親切丁寧に説明してくれた。
肴はワカサギが旨い。 焼酎はどの銘柄でも一杯500円。 赤霧呑んでも黒霧だろうが、富乃宝山でもいいちこだとしても500円。 ロックを注文するとロックグラスに並々と注がれて出てくる。
今年で創業31年になるそうで、昨年30周年には、常連客みんなでこの店の歌を作ったそうだ。 突如合唱がはじまった。 隣のお客は次の店に行くそうで、会計を済ませているがその金額がベロンベロン度に対してあまりにも安かった。 人気店なのも頷ける。
店を出て、風が気持ちよかったからしばらく散歩した。 京都らしい小路があり、吸い込まれるように歩いていくと、行き止まりだった。 右手はおそらく料理屋であり、左手は民家だった。
神社の提灯がまばゆい。
翌日は東本願寺へ。
あまりの大きさにポカンとしてしまう。
重そうな屋根だなあ。
桜が満開だった。
ハトが多いんだよなあ。
「ポロルックル、トロルックル」あ、京都タワー。
寺の随所に散りばめられた彫刻がたまらん。
井上雄彦の描いた親鸞の屏風が展示されていた。 しばし見入る。 製作過程のビデオも上映されていた。
巨大な根っこ。
京都の町並みは美しく、整然と立ち並ぶ民家を見るだけでも楽しかった。 10日ぐらい滞在し、自転車で隅々見回ることができたらなあ。
久しぶりに長崎に戻り、ドッと疲れが出た。 とかなんとかいいながら、その足で銅座へ。 仕上げに猪ノ口屋に寄り、ワインを飲んではい終了。
夢ノート
自分の見た夢を絵日記にするという雑誌の記事を見て、これは面白そうだと早速やってみようとペンを握るが、そういえば最近夢をまったく見ていないことに気づいた。 一体最後に夢を見たのはいつなのだろうか・・・。 実は見ているが、起きた瞬間に忘れていたりして。
復旧作業
とある中小企業のPCが壊れて電源が入らなくなった。 修理に持っていったがそこでは直せず、データが無事だかどうかもわからないと言われたそうで「どうしよう、土曜日までにPC内のデータが見れないと給料が払えない!」とあわてふためいている現場に遭遇した。
昨日までちゃんと使えていたそうだし、電源が入らないぐらいならHDDを取り出して、なんとかすればデータぐらいわけなく取り出せそうな気がしたので、検索してピッタリの製品を見つけ出し、提案してみた。
「よくわからんが、とにかくデータが取り出せれば助かる、助けて!」とお願いされてしまったので、電気屋からその製品を買ってきて、壊れたPCを分解してHDDを取り出し、別のPCにつないでみたところ難なくデータは取り出せた。
大したことしていないのにえらく感謝され、なんだか恐縮してしまった。 ウェブ上にはこの辺に関する様々な情報が無数にあるし、今ではすっかり誰もが皆PCの構造に関してある一定の知識を持っていると思っていたのだがこんなものなんだろうか。
とにかく、データが無事でよかった。 以後定期的にバックアップしておくことをオススメします。 それではたんまりと給料を払ってあげてくださいね。
とまあこんなところ。