メニュー

2011/04/22 野菜

のびる

小学三年生に進級した長男は、担任が代わってしまい不服な様子。 今度の担任は男で、見るからに怖くて、なんだか緊張するという話。 個人的には怖いくらいがいいんじゃないかと思っているのだが。

その先生は野外学習が好きなようで、よく教室を飛び出しては学校周辺を探検してみたり、野山で好きなように遊ばせたりするそうだ。 先日、長男は新聞紙の束をかかえて帰ってきた。

手渡された束を開いてみると、中にはネギ?のような細長い草が横たわっていた。

のびる(野蒜)

オイ:「どうしたのこれ?」

息子:「のびる!先生がビールのつまみになるからお父さんのお土産にしろだって」

のびる(野蒜)。 子ネギのようでいて、根っこは小さなタマネギのように膨らんでいる。 はじめて見る姿だ。 土を落としてそのまま根っこにかじりついてみると、ラッキョウのような味がした。

塩湯で湯がいて流水で洗い、酢ぬたで食べてみるとこれがまたけっこうイケる。 ネギの代わりとしてイカと酢味噌和えにしてもよさそうだ。 まったく食感の違う、ぷっくりとした根がついているところがなんか得した気分。 摘んできた本人も「うんなかなかだね」とまんざらでもない様子。 辞書を引いてみると、すりつぶして打撲の薬にすることもできるらしい。

のびるの酢ぬた

翌日、息子はまたのびるをドッサリ摘んできた。 今度は刻んで豚バラと一緒に炒めて食べた。 これも旨い。 休日車で走っていると、息子が「ちょっとストップ!」と言う。 一体どうしたのかと思えば、道路脇の草むらに走ってゆき、ガサゴゾしたあと野蒜を持って帰ってきた。 それにしてもよく気づいたな、ていうか、野蒜っていたるところに生えているものなんだ。

もはやノビラーである。 この調子だと、熱が冷めるまではとことん野蒜を持ち帰ってくるだろう。 ノビルのおひたし、ノビル根のピクルスノビ油・・・・・・野蒜料理のレパートリーを増やすしかない。

前後の投稿


“のびる” への2件のフィードバック

  1. masaru より:

    息子さん ええ担任に会いましたね、お父さん 
    授業参観 学校行事 出席する楽しみができましたね!

  2. オイ より:

    はい、先日お会いしたところ、こだわりのあるとてもいい先生でした。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

けんた食堂が本になりました

けんた食堂が本になりました『うちめし道』

最近の記事

くらげ 2025年2月6日 new!!

Suicaの移行に四苦八苦

未来の自分の為の備忘録だ。

続きを読む

月例報告 2025年1月31日 new!!

月例報告2501

本年もどうぞよろしく。

続きを読む

ふぐの子糠漬 2024年12月12日

月例報告2412

来年もより良い年になるよう日々

続きを読む

2024年11月30日

月例報告2411

今年も残すところあとひと月。 

続きを読む

2024年11月27日

【カメラ】iOS 18 にモノ申す【改悪】

どんどん悪くなっていっている印

続きを読む


月別アーカイブ

カテゴリー
メモ
最近のコメント
タグクラウド
インスタグラムやってますー フェイスブックページへ ツイッターへ RSS 問い合わせ

ページトップへ