オイ系ツイートまとめ:食系
要するに飢えている者にとっては、たいていの食べものはうまく、渇いている者にとってはたいていの飲みものはうまい。
味というものは、子供の時口についてしまうものである。
柿と枇杷は、外国のどこへ行っても日本のようなうまいものはなく、我々は相当に誇り得ると思う(銀座千疋屋 斉藤義政)。
「この世で一番うまいものはアワビの味噌汁だ。 アワビを薄切りにして煮出し味噌汁にして、ネギを散らす。 汁のなかでは日本一だ。 カッカッカ」 吉田 一穂
昔ある人が茶人利休へ西瓜に砂糖をかけてすすめた。 利休はじっとこれを見ていたが、「あなたは共に物を食べるに足らぬ人である」といって、ぷいとその場をたってしまった。
ヴィーナー・シュニッツエルからトンカツを創案し、それの付け合せにキャベツきざみを添えるという非凡の妙手を編みだし、さらにカツ丼というあっぱれな異種へそれを発展させ、ついでにショウガ焼きという寄種まで考え出した日本料理人の職人感覚。
とっておきの酒肴をかくまっている時、妻はいつもよりもやや態度がデカくなる。
「これニワトリの餌じゃないからね」と言いながらカミサンが作ってくれたサラダがまたどうして旨い。 箸で食べるのが面倒になってきたからレンゲでかっこんだ。
「僕は十年間、降っても照っても毎日魚河岸へ買い出しに通ったものだ」星ガ岡茶寮経営時を思い出しつつ魯山人
「ね、まないたって面白いわよ。 庖丁の使い方によって、どんな歌でも歌い出すのよ」 壺井 栄『まないたの歌』