玉茶
「酔い醒めの水は甘露の味」とはよくいったものだ。
頭をクラクラさせながらもう少し寝ていたいところ喉の渇きに負けて無理して起き上がり、蛇口から水を注ぎ、一気飲みしたときの水の旨さったらない。
でもこれは、作り置きのお茶を切らしている時の事であり、オイの場合は「酔い醒めの緑茶は甘露の味」ということになる。
毎日緑茶をいれて2リットルのポリ容器にため、冷やしておく。 これがアルコール以外でのオイの主な飲み物である。
呑みすぎた翌日の、冷たく濃い緑茶の旨さといえば他に並ぶものがない。 一時期水出しにも凝ったが、やはり湯でいれたもののほうが早く煮出せて生活のリズムに合う。
(more…)アカバラ
アカバラという名の魚だ。
外見はブリのようでいて、ヒラスのようでもあり、いつ見かけても小型だ。 これが大人の大きさなのか、まだ子供のなのかはよくわからない。 おろしてみると、ヒラスのようでもあり、ブリのようでもあり、脂が乗っているようでもあり、乗っていないようでもある。
刺身にして食べてみると、天然ヒラスのようでもあり、どこかイシダイを感じさせるようなところもなきにしもあらず、脂が乗っているようでいて、そうでもないような味がする。
(more…)ほとんど大事なところ
「今から教科書の大事な部分を読んでいくから、その部分に線を引いていってください」と言いつつ読み上げていくのだが、教科書のほとんどが線で埋め尽くされてしまうという恐るべき先生がいた。 「全部大事じゃないか、もっと厳選してよ!」と喉元まで出かかったことも何度かあった。
(more…)続・夫婦喧嘩ば食らう
(※夫婦喧嘩ば食らうの続き)
旦那:「ちわ」
オイ:「いやー、それにしてもデカくなったねえ。 ささ、中へどうぞ」
ひと月10キロ増はウソでない様子。 首の後ろにあるシワがひとつ増えている。
オイ:「あのー、梅干の件なんだけど、梅干食べたからって、太らないワケではないからさあ・・・」
旦那:「あ、そうっすか」
簡単に引き下がった。
(more…)カリンバでまったり
BSで絵本に関する番組が放映されていた。 絵本好きとしてはなかなか面白い内容で、うちにある絵本もチラホラ紹介されていた。
番組中、朗読がはじまり、そのバックでは「ポコペコポコポコ」と、どこか聞き覚えのあるような、ほのぼのとしたメロディーが流れた。 画面を見ると、男性が何やら手の中で楽器をはじいている。 それが、カリンバという楽器だった。
カリンバはアフリカ、タンザニアの鍵盤楽器で、別名「親指ピアノ」とも呼ばれるらしい。 どうしても触ってみたくて、アマゾンで検索したら、すぐ出てきた。
(more…)夫婦喧嘩ば食らう
また家族が増えた、といってもカミさんが妊娠したわけではない。 4人もいれば、さすがにもう大丈夫だろう。
増えたのは一気に二人で妹、そしてその息子である。 なんでも旦那とケンカしたそうで、顔を見るのもイヤだから泊まりにきたのだとか。 つまり夫婦喧嘩。
夫婦生活の先輩として、いやっちゅうほどよくわかる状況だ。 オイもこれまでにカミさんと何度ケンカしてきたことだろう。 男と女は違う。 何故結婚してしまったのだろうと考えたこともあった。 でも最後は何故か、うまく収まってしまうのだ。
「子はかすがい」という。
(more…)牡蠣のネギ油風味
ミニピザの海苔はさみ
全ての家事を同時進行しながら今晩の夕食、ギョーザを焼いた。
食卓について鉄板を取り囲み、「焼きあがるのは今か」と待ち構えている子供たちの視線は熱い。
「チリチリ音がしてきたよ!」と長男が知らせてくれた。 前もって「ギョーザの焼ける音がチリチリなりだしたらおしえてね」とお願いしておいたのだ。
ひとまず洗濯物の山を置いて、鉄板へ向かう。
フタを開くと、蒸気がモワッとたちのぼり、蒸し焼きにされて、皮の上からアンがうっすらと透けたギョウザが現れた。 1列6個のギョーザが計4列。 大皿にひっくり返すと、底面はこんがりキツネ色に焼けていた。 でかした長男、これぞベストな焼き加減。
(more…)見た目に重たいぞこれ
娘を園に連れて行き、ウロチョロ散歩しながら帰宅していると、広大な畑に出くわした。
スーパーなどでは目にしたことのない、巨大な白菜が整然と並んでいる。 上からネットをかけられているのは、鳥よけ?
そのとなりには、ほうれん草がびっしり並んでいる。 そのとなりはもしかしてイチゴ? 菊? 水菜。 大根。
(more…)レシートの上に