オーキッド
蘭。 野生に咲くものだけで2万5千種。 人工交配によって生み出された品種は13万に及ぶという。 そして全ての品種は、イギリス園芸協会が発行するリストに記されている。
19世紀のヨーロッパで大ブームが巻き起こり、王侯貴族はこぞって珍しい蘭を求め、ついにはオーキッド(蘭)ハンターなる人々も現れるようになる。
人々を魅了する蘭の魅力を、『青い鳥』の作者、メーテルリンクはこう評した。
「植物の知性が、最も完成度が高く、調和のとれた形で現れているのが、蘭だ」
蘭の知性とは?
それは、他の花にはない特徴的な花びらである「リップ」があるということである。
リップは何のためにあるのかといえば、誘惑するためにある。 誰を?動物たちをだ。
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