瓜子
寒い寒い、早くスイカをかじれる夏が来ないかなあ。
昔、切り分けたスイカを種ごと全部食べてしまう男がいた。 種を一粒も出さず、全部果肉と一緒に飲み込んでしまう。 その理由は、いちいち種を出すのが面倒だから。
彼に影響された少年オイは、ある日、マネをして種ごとスイカを食べてみた。 食べれなくもない。 となりでそれを見ていた親父は「種はぺっぺと出すもんだ。 そんな喰いかたしてたら盲腸になるぞ」と言った。
何年かして、オイは盲腸になり、手術するハメになった。 スイカの種が原因かどうかはわからない。
瓜子
中国には瓜子という食べ物がある。 「スイカの種」のことで、食べだすと、止まらなくなるのだとか。 食べ方にはコツがあり、中身を歯と舌先で取り出す。 と書けば簡単そうだが、熟練を要す技らしい。
瓜子の話は邱 永漢の『食は広州に在り』にあったもので、ある日邱さんは瓜子を持って、檀さん宅を訪問した。
日本文壇における軽率妄動派のように目されている檀さんは、慣れない手つきで何度も殻ごとかみつぶしながら、でもなかなか味なことを言われた。
「西瓜の種をかんでいると、気分がしずまりますね」
是非瓜子を喰ってみたい。 だが見たこともないし、はたして売られているものなのだろうか? もしかすると自作できるものかもしれん。 「西瓜の種を天日干しするだけ」とか。 ああ早く夏よ来い(かぼちゃの種)。
こんにちは。
東南アジアでは瓜子(スイカの種やかぼちゃの種)はひまわりの種よりも安価でよく食べられています。
タイではスイカの種はおじさんたちの酒のお供です。
ヴェトナムでは道端でお茶をのんでる人たちがかぼちゃの種を食べているのを見かけました。
アジア系の輸入食材屋さんに行けば見つけられるかも。
でも、オイさんなら簡単に作れそうでもありますけどね。
オイさん、こんばんは!
西瓜にしろ南瓜にしろ、どれも種をとるために種のみを大きくした品種なので、日ごろ八百屋やスーパーで果肉を食べる品種とは異なります。西瓜の種が南瓜の種くらいの大きさですよ。
干して味付けしながら煎って作るようで、塩味だけのものや五香粉を使ったものなど色々です。(詳しい作り方はネットで探すとあるかもしれません)
長崎なら中華街で入手できそうですが…。
初コメですが、いつも愛読させていただいてます、ブログの更新がないと寂しく思うほど・・・有難うございます。瓜子はエスニック食材店に行くと大抵売ってますよ~。食べるの大変そうで、買ったこと無いのですが^^;。夏まで待って自作と言わず、探して是非食べてみてくださいね。
オイ様
スイカの種は中国ではポピュラーなお茶うけです。
私も仕事で中国へ出張した際にはお土産で買ってきます。
日本でもヒマワリの種を空煎りして食べますが、中国ではスイカやカボチャの種の方が人気があるみたいです。
中には甘酸っぱく味付けしてあるものもあるので購入時は注意が必要です。
charさんこんにちは。
かぼちゃやひまわりの種も食べられているんですねえ、勉強になりました。 邱さんの『食は広州に在り』には、「日本には瓜子にあたるものが無いから、暇つぶしが思うようにいかず、結果、宴会などに遅れると怒られてしまうのだ」というようなことが書いてありました。 待っている人がイライラしてしまうんですね。
そう考えると、柿の種や、ピーナッツなんかは近い食品かもしれません。
fuyongさん、いつもありがとうございます!
>西瓜にしろ南瓜にしろ、どれも種をとるために種のみを大きくした品種なので、日ごろ八百屋やスーパーで果肉を食べる品種とは異なります。
へぇー、そうなんですね勉強になりますいつもながら。
>干して味付けしながら煎って作るようで、塩味だけのものや五香粉を使ったものなど色々です。
まずは実物を探し出してつまんでみることにします。 長崎中華街に出かけてみましたが、無いみたいでした。
ぽんすけぽんさんこんにちは。 いつも読んでいただいていて、ありがとうございます。
あぁ、「エスニック食材店」なんですね。 中華街を探してみて無いみたいだったのであきらめかけておりました。 ありがとうございます、さっそくエスニック食材店へ向かってみます・・・・・・その前に長崎にエスニック食材店はあったかな・・・うーん。