イケアであれこれ買い物をし、レジで会計を済ませようとしたところ、小銭入れからボタン型電池が転げ落ちた。 これは娘のおもちゃの電池で、同じ型番の電池を買おうと、忘れないよう忍ばせておいたものだった。 電池はわざわざ取りにくいところへ転がっていくように、レジカウンターの下に入っていった。
レジ下を覗きこんでいると、「ドサッ」と音がしたので顔を上げたらギャルっていうかなんというか、そういうお姉さんが大きなクッションをカウンターに置いたところだった。 レジさんはとっさに「順番にお会計しますので」と彼女に伝えたが、「これ前から欲しかったんですー急いでるんで早くしてね」と姉さん。 あとで 「順番替わっちゃってすみません」と言われたが、しゃがんでいたオイが悪いわけで、カクカクシカジカ理由を話すと、レジさんは一緒に腰をかがめて覗いてくれた。 が、やっぱり電池は見つからなかった。
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広島で遊んできた。 昼間はあちこち観光し、何しろ夜が楽しいったらない。 お好み焼きはもちろん食べてと、あとは地元在住ガイド役の友人に案内してもらった。
「川せ」という飲み屋街の真っ只中にある割烹屋は、若店主が繰り出す料理が実直で、ズラリ揃えられた広島の酒とよく合い、閉店時刻までまったりしてしまった。
昭和33年創業のホルモン専門店「利根屋」は強烈だ。 以前『酒場放浪記』で紹介された店で、たまたまそれを観ていて一度行ってみたいと思っていたのだ。 入店してすぐオカミさんにそう伝えると「じゃあ吉田さんが食べたのと同じものを出してみましょうか?」と訊かれたのでそうした。
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久しぶりに家内と二人で買い物に出かけた。
腹ごしらえの後いざ買い物へ。 この買い物に付き合わされるのが苦痛なので同行したくないのだが、ポーターとして駆り出されてしまう。
相変わらずひとつの買い物が長い。 物を買いに来たというよりも、店員さんとおしゃべりをしに来たというほうが妥当。 まだ長引きそうなのでここはひとつ、ちょっとその辺をお散歩に…。
セレクトショップの店頭に別注スニーカーとやらが置かれてあり、やけに発色が良かったのでつい近寄って手に取った。 ためつすがめつしていると、奥から店員さんが近づいてきた。
店員氏:「スニーカーとかも履かれるんですか?」
若い男性店員は爽やかな笑顔でこう尋ねながら、やや腰を落として両腕をハの字に開き指先をピンと伸ばして掌をこちらに向けて頭を20度向かって右に傾けている。
「ええまあ(履かなさそうに見えるのかな)」
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昼下がりボケーっとしていたら、あんでるせんの事を思い出した。
長崎川棚町にある喫茶店で、摩訶不思議なショーを見ることができる。 行ったのは10年以上前になると思うが、目の前で繰りひろげられたありえない光景を今でもよく覚えている。
検索すれば、一体どんなショーを見ることができるのかはよくわかると思うが、個人的に一番驚いたのはルービックキューブだった。 バラバラのキューブがテーブルの上をコロッと一回転がしただけで全面揃ってしまうのだ一瞬で。
10円玉を手でちぎって元通りにしたり、念写したり、コーラ瓶の口がビヨーンと伸びていたり、お札が浮いたりと「おーっ、おぉー・・・」と唸るしかない現象を次々に見せられ、放心状態になって店を出た記憶がある。
そういえば! ・・・やっぱりあった。
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人を待っていて少し時間があったので、何年ぶりかに江戸善へ寄った。 江戸善は長崎の飲み屋街にある老舗で、鶏一本で勝負して何十年になる名店である。 やはり唐揚げとビールを注文する。
皿に小ぶりな唐揚げがいくつか乗り、脇にキャベツが盛ってある。 ビールをグイと飲んでから、すかさず唐揚げをつまみ上げかじりついたらポリボリとした衣の食感が心地よく、見た目ほど味が濃くなくてすんなり胃に納まる。 またこの大きさがよい。 ビールのために最適化された唐揚げだという印象を受ける。
普段作っている唐揚げについては以前記したが(鶏のから揚げ)、江戸善風に作るとなれば、どんな感じになるかなあ・・・。
江戸善の鶏はパーツが小さいところを見るとヒナ鶏なのだろうか。 肉屋に置いていなかったから、普通の鶏モモ肉をいつもより小さく切り分けて使うとして味付けは・・・どんなジャンルにしろ、老舗というものは小細工がなく王道を堂々と歩んでいる。
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新学期にむけて、小学生組(長男長女)の体操服を新調することにした。 校指定の店がいくつかあり、そこで校章入りの体操服を購入することができる。
今回向かったのは、この地に店を構えて何十年という駄菓子屋件生活雑貨用品店で、八十代のおばあさんがひとりで切り盛りしている。 店の戸をガラリとあけて、「こんちは、体操服ください」と声をかければ、奥からおばあさんがでてくる。
長男のものは先日家内が別の店で購入してきたので、今回は長女のものを買う。 家内にMサイズを買ってくるよう言いつけられている。
「Mをください」
おばあさんに伝えると、隣にいる長女を足先から頭のてっぺんまで見回してから「この子ならLでよかじゃろ」という。 「いやでも、これまでSサイズを着ていたので、次はMを買ってくるように言われてるんです」と返事をしたら、それでも「Lじゃろ・・・」とおばあさんは言う。 「ですかねえ・・・」
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慌しく過ぎたこの夏だった。
八月も残すところあと二日、寂しい・・・。
とはいっても、今年はなんだか梅雨明けしてからが梅雨っぽかったような印象があり、妙に蒸し暑かったこともあって、なんちゅうかこうイメージしている夏っぽくなかったというか、あまりピンとこない日々が続いた。
八月のほとんどを関東ですごしたところで以下メモとして。
美登里
もとは横浜の老舗料亭だったのが、とある理由で銀座に越してきた、という店。 次々と盆に出される突き出しはどれも酒の旨さを十二分に引き立てる。
店主力石氏にお願いすると、様々な飲み口の酒を供してくれる。 澄んだトマトジュース、骨抜きをしたハモの薄作りという謎多き品が、今でも頭を悩ませている。
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PM4:30入店すでにお客は多数
店に入ると長テーブルがズラリと並んでいて、どのテーブルにも客がギッシリ座っている。 ガヤガヤ楽しげな会話が飛び交う。
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創業明治10年、九州で二番目に長い歴史があるという金物店が「猪原金物店」である。
存在をウェブで知り、機会をうかがっていたところ、先日ようやく行くことができた。 島原城のすぐ近くにある。
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長崎県諫早市にある杵の川酒造の「蔵開き」に行ってきた(画像が多い為重いでございます)。
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