ごま塩ごはん
息子が最近ハマっている「のりたま」に触発されてオイも久しぶりにごま塩ふりかけば買ってみたとさね。 おいしかね。
ごま塩食うたびに思い出すのが、夏目漱石の「坊ちゃん」。
胡麻塩(ごましお)の鬢(びん)の乱れをしきりに撫でた。
鬢がね、瓶と思っちゃっててね、清がしきりにごま塩の瓶をなでている様子を想像してしまうわけ。 偏ったイメージが植えついてしまっているわけさ。
私はアブラハムという名前を聞くと、どうしても、おなかの廻りにポテンと脂肪のついた男を想像してしまう。
と、向田邦子さん。 考えるとイロイロでてきそうさね。
やな店
たまにはなじみの居酒屋以外の店へ浮気してみるのもよかかな。 さて。
居酒屋Aの看板 : 「サーモンの刺身 550円 脂のっています!」
とか店の前に小さい看板がでてたらそこには入らんよ。 だってさ、サーモンっていえば養殖でマルマル太っているのがチリあたりから輸入されているものがほとんどなワケでさ、脂がのってるというかのせているわけでさ。 旬もなにもない年中ある魚だからさ、それをオススメに掲げているということは、「このみせイイ魚なかとばいね。」とか勘ぐるわけさね。 よってパスっす。
居酒屋B : 「本日のオススメ -イカゲソ、ハマチの刺身、かき揚げ- 」
うーんこの店の前、たまに通るんだけど、いつも同じオススメメニュー。 毎日同じものをすすめられてもね。 困る。 行かない。
居酒屋C : 「本日のオスメ -レバ刺し- 」
の文字が目に飛び込んできた瞬間、気がついたら入店し、レバ刺しとキムチと生中を注文。 こじんまりした店なので、厨房の料理人の声が丸聞こえ。 「あ、レバ刺し無い!」 思わず自分の耳を疑いたくなるようなやりとりが聞こえてきた後、注文聞きの兄ちゃんが、「レバ刺しないです。」と言う。
「無いです。」か。 そんな時はこう言うんです。 「すみません。 今日のオススメの看板にはレバ刺しと書いておりましたが、切らしてしまいました。 もうしわけごさいません。」と。 どうもあなたがたのレバ刺しに対する思いとオイのそれではかなりの温度差があるね。 でもまあオイも大人だし。 入店したのならばしょうがない。 ちょこっと食って飲んで、別の店行くか。 ということで、あまり豊富でないメニューの中から適当にたのんで、最後に鳥皮を注文。 「(オイ)鳥皮をください。」「(注文兄ちゃん)は?皮(かぁわぁぁ)?」
仏のオイが黙っていたのもここまで。 こんな態度の接客をするような人間のいる店では、オイなんも食わんもんね。 その兄ちゃんにこっぴどく説教したあげく、厨房奥のマスターにも気の済むまで文句を言って、速攻店をでた。 鳥皮をたのんで何が悪い。 いいじゃないか鳥皮を食ったって。 だってオマエの店のメニューに鳥皮って書いてるんだよホラここに。 大体さ、おかしいと思ったんだよ鳥皮があるなんてさ。 なんか君んとこのメニューの中でもその鳥皮だけ浮いてたんだよね。 だから異様に目に付いて、注文しちゃったんだよねオイ。
もしかするとその兄ちゃんは割と年のいった新人で、まさか自分が働いているこの店に鳥皮があるなんてそんなハズはないだろうと考えたのかもしれん。 オレが働いているこの店に、焼き鳥屋でもないのに鳥皮なんてあるかよと、オイに言いたかったのかもしれん。 でもね、あるんですよ鳥皮が。 ホラここに書いてある。
というふんとにもう腹の立つ思いをしたあとの酒は、それはそれで美味いんだなまた。 やっぱりいつもの店に行くとするか。
ゆ、指がーっ
子供を車に乗せ、嫁に運転させる。 低スピードで若干。 そうして、オイがボンネットにしがみついて、うわーたすけてーとかビビると、子供ふたりに激ウケするとさね。
そしたらもう、パパとしては、頻繁に徹底的にボンネット乗りをやってあげなくてはという使命感にかられるわけさね。 よろこんでもらいたか。 と、いうことで、少し疲れている日も、ちょっとそんな気分ではないときも、子供からリクエストがあるときも、ないときも、必死になってボンネット乗りをやるわけ。 そうこうしているうちに、こなれてくるわけ。
「おいヨメ、今日はいつもよりちょっとスピードだして。」とか頼んで、ハンドルもすこし強めにきってもらったりするとさ。 そしてオイは必死にしがみついているフリをする。 たまにマジで振り落とされそうになるときもあったりしたけど、大丈夫なわけ。 そして悲劇は起こったのです。
今日はいつもより少しボンネットに乗りたい日だった。 なので少しヨメをせかして、車に子供を乗り込ませ、ヨメが乗り込んだやいなや、すぐさまボンネットに飛び乗った。 ヨメが車のドアを閉めた。 そしてミシーッ。
オイの左手の中指と薬指2本は、見事に車のドアと、ボディーの間に挟まれたのでした。 「ミシーッ」って、指が鳴ったよ実際。 それがもう痛いのなんの。 こんなに痛い思いをしたのは、盲腸ぶり。 歯医者ぶり。 もうね、挟まれた指2本を見ると、キレイにヘコんでいるわけよ。 痛みを通り越して、しびれているわけさよ。
絶対折れてる。 実はオイは骨の折れることを好んでやる割には、生まれてこのかた骨折をしたことはないわけで、でも、おそらく骨折とはこのような痛みや痺れがあるのだろうということを直感的に悟ったワケ。 だってヘコんでるし。
さあ、病院に行こうとヨメにせかされるも、コワい。 病院にいくのが。 病院に行くにはしばらく気持ちの整理が必要ということで、横になってじーっとしてた。 そして車のドアに指を挟まれたという大変ショッキングな事態に、改めて痛みがこみ上げてくるのと同時に、オイの息子、娘のあのひきかた。 「あーやっちゃったー。」みたいな白け具合。 子供らにとっては、非常にイタイ父親に成り下がったのでした。
イロイロ考えてもしょうがない。 とりあえず病院で骨つないでもらおう。 でも、少し指を動かしてみようかということで、指よ動けと脳から指令をだすと、動いた。 もっと曲げろ!と、指令をだすと、もっと曲がった。 実はオイの指、折れていなかったのです。 オイの骨、強。 これもひとえに日ごろの肉や魚たち、美味しく食べてる食材が、骨を強くしてくれたのでしょう。 感謝。
というどうでもよい話でした。 でもよかった。
素晴らしきベビーカー:エアバギー、ストッケ エクスプローリー
国産ヘナチョコベビーカーに是非見習ってほしいベビーカーを2つ。
まずはエアバギー3。 「バギー」ってところがなんかそそる。
実際タイヤ径もデカイし、悪路もなんのその、だと思う。 値段的にも今使っている弱々しいベビーカーと大差ない。 デザインにおいては天と地ほどの開きがある。 もっと早く知っておきたかった3輪ベビーカーである。
ストッケ エクスプローリー
そう、これがデザインの力というモノなんだよ。 わかる? と今使っているベビーカーに説教したい。
今使っているのは有名メーカーのモノなんだけど、これがまた人をナメているのかという使いップリの悪さ。 これちゃんと考えて設計したのでしょうか? とメーカーに聞いてみたいところなんだけどね。 ここのチャイルドシートも同様。
ま、そんな気の抜けたメーカーはさておき、エクスプローリーはスゴイ。 エアバギーとどちらを購入するのか非常に悩むところ。
娘の食い方
ちなみに娘には立派な前歯が4本生えとると。 奥歯はまだ無いにしても、食べさせてあげるやいなやゴックンとごはんの塊を飲み込む 様は、まるでディープブルーで見たコククジラの捕食ば彷彿とさせるとさね。 でもオイちょっとそれが面白くて、わざと多めに多めにごはんを食べさせて観察していたら、ヨメに見つかって怒られたけんね。
母乳
なんと1960年代。 赤ちゃんには母乳ではなく、スキムミルクを与えたほうがよいという説があったそうな。 母乳がでないのならばともかく。 だからこのころに生まれた人たちには、母乳を与えられなかった人が多いとのこと。
ちなみに現在の免疫学では、生まれたての乳児には、母乳をあたえないとマズい、ということになっとるよね。 なんでも乳児の免疫力に大きな差がでると。
梅肉
魚屋さんにハモが売ってたので買ってきた。 あらかじめおろされていて、骨切りしてあり、茹でられとった。
ハモの入った袋を手に、速攻家に走って帰り、一杯やると、ウマカ。 梅肉をカタカタカタと叩いてね、ハモにつけて食べるわけです。
桃かすてら
さる三月三日は娘の節句ということでお祝いをしたんだけれども、桃かすてら。
これがね、必須なんですよ。 ひな祭りには。 そして色んなお菓子屋さんが、多種多様の桃カステラを販売しているんだけど、中でも白眉とされるのが、この万月堂の桃かすてら。
とかなんとかいっちゃって、オイは管轄外なのでよくわからんのだけれども、ヨメ一押しのモモカステラなのであります。 鑑賞にたえられるだけでなく、ともかくウマイと。 この桃かすてらを大量に注文して、配りまくったんだけど、評判は上々。 でもやっぱりだれもがこのお店で桃かすてらを買っているみたいなので、注文が殺到して製造が追いつかないとかなんとか言ってた。
たまにはよか仕事するやっかヨメよ。
万月堂
- 長崎市愛宕二丁目七番十号 愛宕バス停 交番所横
- TEL 095-822-4002
あん肝の煮付け
スーパーのパート
えーっとオイにはよく行くスーパーとあまりよく行かないスーパーがある。 しょっちゅうスーパーに買いだしに行くので、よく行かないほうにもけっこう 行く。 そんなよくいかないほうのスーパーでの話。
レジのおばちゃんたちがね、決定的にイイ味だしてるキャラばかりなのである。 なんかもう、「イイ味出しているレジ打ち大集合。 これぞ日本のナイスキャラ決定版。」みたいな。 そんなレジ打ちさんたちを少し紹介するよ。
まずはズラっとならんだレジよりいつもむかって大体右端に居座っている 若いオネエチャン。 特徴は、「無駄な動作が多い」ということ。 商品のバーコードをピッ。 ピッ。とテンポよく読み取らせていくんだけど、その際に必ず1アクションバーコードの読み取りに不要な動作が入っていることが最近判明した。 読み取る前に2、3回読み取り器を小さく素早く回している。 そして「えーっと、357円、582円」なんてハスキーな声で読み上げる田中真紀子似の彼女でした。テンポはイイんだけどねぇー。 全ての動作に含まれる、その余分な動作が気になる。
その横。 すごい小さいおばちゃんがいて、この人はいつも不機嫌そうだ。 特徴はあまりお客と目を合わせないこと。 しかし、時折上目遣いでジロッと コチラの様子を覗き見ていることが観察しているうちにわかる。 おそらく人見知りをする性格なのだろう。 怖いので、極力このレジは使わないようにしている。 「ポイントカードございますか?」なんて絶対に聞いてくれない。
その横。 三つ編みがブッといおばさん。 一見、仕事をしているというよりも、なんだか思いつめているようなかんじ。 独り言をモゴモゴつぶやいている様子を、多くの人が発見してる。 この人のレジ打ちは、遅い。 激遅い。 よく同僚にダメ出しされているのを見かけるので、おそらく他にもなにか問題があるのだろう。 さすがに普段買い物をしにくる常連ママさんたちも、この人は遅いと知っているらしく、どんなにスーパー内が混雑していても、この三つ編みさんの前だけはガラーンと空いている。 スーパーのエライ人、これでいいのか?
その横。 大山のぶ代似の、おろらくレジ打ちさん内ではリーダー格の、よくしゃべるおばちゃん。 すごく感じはいい。 仕事も速い。 でも自分のお友達がお客だった場合、代金を払い終わったあとのしゃべりが長い。 その後ろにならんでいるオイなんてさ、たまったもんじゃーない。 そんなオイもお友達の一人ではあるのだけれども。
その横。 すごく元気がイイやる気一杯の私、何でもやります。 がんばりますよっ! というオーラーを発している30代なかばの方。 すごくこまやかな気配りで、「大根の葉っぱは不要ですか?」 「(オイ)はい。」 「では、」バリッ。 という風に、他のレジ打ちさんがするはずもないサービスをしてくれる。 たまに小さいアメなんかくれたりもする。 お客様は神様です風。 おそらく、自分の職場環境に疑念を抱き、これを変化させるには私ががんばらないといけない、というような強い信念に基づいて行動しているのではなかろうか。 しかし、このオーラーさんは2週間ぐらいでこのスーパーから姿を消した。
最後に。 パートが欠けた際に、しょうがなくレジ打ちをしているこのスーパーの管理職かなんかのおじさん。 もうやぶれかぶれの仕事というかんじ。 誠意もクソもないような接客と、その不親切さ加減はオンリーワン。 クレームでもなんでも知ったことかという仕事ぶりである。 レジ打ち欠員以外のときには、店内をうろついているんだけどさ、オイが買いたいものが置いてある棚の前には大体このおじさんがいて、気付かないのかそんなフリなのかどけてくれない。 この前も、アボカドの前に居座り、邪魔だったので「どけてください」というと、無言で去る。 まるでとうせんぼをしているいじめっ子のようなおじさんである。
ちなみにこのスーパーはいつもレジ打ちさん募集中である。 できることならば一日体験勤務なんてやってみたいものであるよ。