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2007/01/07 野菜

おもわずはちきれてしまった新ジャガ

zyagan

年の瀬のあわただしい中届いたドデカいダンボール箱の中にはジャガイモがぎっしりと詰められていた。 これは毎年のことであり、婆ちゃんからの、言わばお歳暮ということになる。

さっそくお礼の電話をすると、うれしそうに能書きを語りだした。

このジャガイモは男爵という品種で、6月と12月の年2回収穫されるのだという。 ときおり見える割れめの入ったジャガイモというのが実はおいしくて、デンプンを体内に沢山たくわえたパンパンでムチムチなジャガイモのみに許されるものなのだという。

掘り出す際に、となりのジャガイモとぶつかった衝撃でパックリと割れるのだ。 しかし、消費者というものは見た目を非常に気にするので、こうしたおいしいサインの入ったジャガイモは好まれないのだとか。

なーるほどねー。 オイ的にはべつに割れてたって構わんし、ましてやおいしいのならば割れたジャガイモばかりを欲しいと伝えた。 その数日後、割れたジャガイモばかりが山のように送られてきた。

いやまて婆ちゃん、うれしいことはうれしいが、そんなに沢山ジャガイモは食いきれないし、保存場所がない。 さてどうやってジャガイモを食い尽くそうかというのが今年一番の悩みであるいやまだ始まったばっかりか。

近所におすそわけをしてまわろうっと。

2006/12/12 野菜

ニラよ

nira

モツ鍋といえばニラが必須である。

丹念に抽出したカツオだしにモツの脂が溶け込んでいて甘く、スライスニンニクや唐辛子のパンチが効いており、キャベツやもやしを煮込んで食べる。 忘れてはならないのがニラで、モツ臭さを消すのに重宝し、唐辛子の赤といっしょに鍋に彩りを与える。

あるとき田舎でモツ鍋を作って食べた際、ニラだけがなかった。 車でひとっ走り、ニラを買いにいこうかとしているところ、ばーちゃんがこう言った。

「に、ニラに似たとは植わっとるにら。」

家の裏に、おそらくニラだと思われる草が植わっているのだという。 案内してもらうと、雑草がボーボーと生い茂っている中に時折ニラのような緑がのぞいている。 でも一見単なる雑草にしか見えない。

「ばーちゃん、これホントにニラかな? その根拠を問う。」

するとばーちゃんは、だいぶ昔にその場所付近にニラを植えたような、植えていないような気がする、というなんともどっちつかずの返答をする。 ならばこの緑の草がニラなのか、ニラでないのかはオイの判断ひとつにゆだねられるわけだ。

少し考えてから、所々生えているニラ風の草を引き抜き、かんでみる。 よく知るニラの風味のようでもあるが、感じる苦味はただの雑草のようにも思える。 うーんどうしようか・・・。

でもまあ、ニラは草でしょう。 万が一雑草だったとしてもそもそも雑草という草はないのだしさ、しかもこれって無農薬じゃないか。 と自ら励ましながら、目の前に植わる緑の草をニラだということに認定した。

抜き取って、キレイに水洗いして、切って鍋に投入。 もう後にはひけない。 喜んで鍋をつつく皆には、「ニラは買ってきました」と伝えた。 この件は、ばーちゃんとオイだけの秘密である。

2006/11/28 野菜

折れた大根

dkn

オマエどんだけオンチなんだよ。 という人物に会った。

結婚式そして披露宴はおめでたいものではあるが、いくら11月つったって、毎週のごとくあっても困るわけで。 いささか食傷気味の披露宴に(いやメデタイことは確かだよホント)、その日は向かったのである。

スピーチは短くて、その他トントン拍子に進み、今回の披露宴は、酒にはやくありつけそうだ、ウヒョ。 なんて考えてたら甘かった。 乾杯の音頭が長ーいのである。

「えー、Yさんは、Kさんとの、えーっ、アレであって・・・。 本当に・・・。 お二人とも・・、仲がよくて、まるでキャッチャーミットのように、Yさんを・・・、つつんであげてください乾杯!」

と、最後はいささかテンパりながらの乾杯をなされたわけだが、キャッチャーミットのようにて。 ま、いいか。 食べよう。 グビグビ飲んで、にぎやかなご一行が裸踊りなんかを始め、ビールをノメノメの注がれ、楽しい。 そして余興がはじまる。

いたって普通だ。 カラオケなんか歌ったりして。 Yさんおめでと! とか叫んだりして。 ダンスもなかなかよい。 バンドだって上手いよ。 そして、この余興の最後に登場する人物の紹介をDJが始めた。

「え、この人はね、え、NHKのど自慢大会で、え、かなりのキンコンカンを鳴らされた好評価な人物でね、皆さん期待してくださいそれではどうぞ!」

「ボエぼえぼえー、ボエボエビー、グーガー。 ビービボー、ボー、ボーバァーベェーたーりーぎーりーだねー。」

と、耳をつんざく大音響。 たしか流れている曲は、アムロナミエさんの、キャンユーナントカ、だと思うのではあるが。 それがどのように聞いても、「ボエボエ」としか聞こえない。(事実) そんな歌を聴かされたんじゃ、オイはもはや笑うしかなく、ゲラゲラと喜んでいたわけだが、ふとあたりを見回してみると、会場の3分の2は引いているようだ。 いや、ごく少数のコアな人間にだけウケているといったほうが近い。 親族席のおじさんたちの顔には、怒りの色すら表れてるようだ。 こりゃ、ヤバいのではないの。

そんなことはお構いなく、ひとり壇上で気持ちよく歌っている男が、2番を歌い始めようとする瞬間、数名の男が駆け寄り、そのオンチ氏は、幕の後ろへと引きずられていった。

とまあこんな楽しい席だったので、酒が進んで飲みすぎた。 すこしほろ酔い加減で帰宅途中に、遠くからオイを呼ぶ声がする。 「おーい、オーイ、おいでー。」 よく見ると、近所のお婆ちゃんが、家庭菜園で、叫んでいる。 近寄ってみると、大根をもって帰れという。

その畑一面は、全て大根が植えられているのだとか。 普段スーパーでばっかり買い物していると、植わったままの大根なんか目にする機会がなく、一目でそれが大根だとはわからない。 しかし、葉っぱの根元を掻き分けてみると、ちょびっとだけ、例の白いぶっといのが土から出ている。

「ほら、よか大根の植わっとるけん、2、3本抜いていけ。」と婆ちゃん。 「あらホント、よか大根たいね。 でもね、今服装が服装やけんさ、また今度もらうけん。 酒も飲んどるしー。」とオイ。 でもどうしても今持っていけとウルサイので、しかたなく、大根を抜いてみることにした。

適当に1本の大根を選び、葉っぱをかきわけて、抜く。「アレ?」抜く。 抜けない。 大根って、なかなか抜けないものだということを、今日始めて知ったわけだ。 「あーその大根は細かよ。 もっと太かとば抜かんばさね。」とか婆ちゃんにツッコまれながらも、「イヤイヤ、オイはこの大根ば、抜きたい。 抜けないまま放っておいては男がすたるよ。」とかなんとかワケわからんことを言いながら、ネバって抜こうとしてみるも、その大根、なかなか抜けない。 なんで?

少しカンシャクを起こしてグリグリ無理やり引っ張ったら、掘れたことは掘れたんだけど、先がポッキリと折れてしまっているわけ。 これじゃ大根抜き失格だと婆ちゃんはいう。 じゃあばーちゃんが抜いてみろ、と言うと「どーれ」とスローな動作で大根をつかむ。 グイッ、ボソッ。 と、キレイに根っこから抜けたのである。 なんでもコツっちゅうものがあるわけだ。

しかし、自分で食べる大根ぐらい、自分で抜くことができねば話にならぬ、ということで、もう1本だけ抜かせてもらうことにした。 今、目の前で婆ちゃんが上手に抜くところを凝視していたので、イメージは完璧である。

イメージは大事である。 昔本で読んだ話に、鶴の飼育についてこう書いてあった。

とある若者が、とある動物園に就職した。 その若者は、獣医の免許をもっていて、動物にはそれなりに詳しいつもりだ。 最初に任された仕事は、鶴のオリの掃除係だった。 毎朝、動物園がオープンする前に、オリの中をきれいに掃除するのだ。

掃除はその若者と、前任者のこの道50年の老人が行う。 掃除の手はずは、老人によく聞いた。 若者は、鶴が2羽飼育されているオリのカギを開け、腰をかがめて入る。 そして竹ぼうきで床を掃除しようとしたその瞬間、鶴がバタバタと羽を広げて狭いオリ内を暴れまわる。 とてもじゃないが掃除どころではない。 鶴は怒っているのだ。

あわててオリから抜け出した若者は、すっかりビビッてしまった。 それを見ていた老人は「どれ、ホウキを貸してみなさい」と言うと、オリの中へ入っていった。 そしてオリ内の掃除を始める。 鶴は少しも騒がない。 老人なんて、まるで意識をしていない。

若者は考えた。 これはきっと、老人がその道50年のベテランだからである。 鶴が慣れているから騒がないのだきっと。 オレもじきこうなるだろう。

しかし、2年が経ち、3年が経っても、鶴はいっこうに若者に馴れようとはしない。 老人とまったく同じ手順にて掃除しようとしているにも関わらず、である。 そして若者は、老人の掃除をする様子を、じっと観察した。 するとあることに気が付いた。

老人をよく見ていると、なんだか仕草が鶴と似ている。 ホラあの歩き方やリズム、そっくりだ。 そういえば老人は細身で、背格好も鶴と近い。 あ、さらに時折老人がみせる、胸についたホコリをはたく仕草は、ツルのそれとソックリではないか! わかったぞ! 老人は、ツルになりきっているんだー!

と、若者はヒラメキ、そのように老人に尋ねてみた。 すると老人は、特別意識はしていないが、長い間接するうちに、鶴に似てきたのかもしれない、と言った。 そういえば、老人はオリの外にいるときも、どこかしら鶴のような動きをする。 そうなんだ。 鶴になりきることが、大事だったんだ。

と、若者は、鶴になりきる訓練を始めたのだとか。

とまあこのような話もあるし、オイも婆ちゃんになったつもりで、すこしボーッとした表情で、スローに、根っこをおもむろに握って、ブチッ。 あ、折れた。  と、結局上手に抜くことが出来なかった2本の大根を、泥まみれになりながら、持って帰った。 ブリ大根でも作ろう。

※今年は大根が取れすぎて、相場が例年の半分以下になっており、農家の方々は大根を廃棄処分しているとかいうニュースをテレビで見た。 非常にもったいない話である。 どうにかならぬものか。

2006/08/25 野菜

不ぞろいなオクラたち

okura

オイん家のとなりのとなりのとなり、空き地、またとなりには、「となりのミヨん婆」なるバアちゃんが住んでいる。 いや、となりのミヨん婆とは、オイ家が勝手にそうよんでいる名前であってくわしく厳密にいうと・・・その話はまた今度にして、オクラ。

朝起きて、玄関を開けると、脇にザル盛りのオクラが置いてあった。 また、となりのミヨん婆が配達してくれたのであろう。 ありがとね。 ミヨん婆は、いつもこうやって、早朝、だまって、自分の畑でとれた作物を置いといてくれる。 どれもゴツゴツして不恰好だが、ウマイ。 今回のオクラもまたしかり。

日も暮れだし、夕涼みをしているミヨん婆に、今朝もらった野菜のお礼と、食べた感想を伝えるのが習慣ではあるが、たまにはそのもらった野菜を使って調理し、もっていってあげる。 今回は、オクラのナムル風味。

okuran

オクラのおろし和え というテもあったが、ナムル仕立てにするほうが、カンタンでもあり、ノンベエのミヨん婆の酒の肴にもなるかなというささやかな気遣いでありやした。

2006/07/19 野菜

新じゃがとハッタイコ

zyaga

「新ジャガのできたよ。 取りにおいで。」

と、うれしい連絡をばあちゃんよりもらったので、向かう。 ぶっちゃげ品種がなんだとかどうだとかはヨクワカランが、うまいのこのジャガイモ。 包丁で切るときの「スコッ。 スコッ。」という感触からして市販のジャガイモとは違う。

せっかく来たんだから、晩飯もごちそうになっていこうということになる。 ばあちゃんの手料理が並ぶ食卓に、なにやら一皿正体不明の物体がある。

「ばあちゃん、コレ何ね?」と聞くと、「はったいこ」だという。

はったいこ? 初めて聞く言葉であり、見た目はちょど「アンコ」のようである。 なんでもオイが小さい頃よく作ってくれていたそうで、オイはそれをよく食ったそうな。 作り方としては、麦の粉に水と砂糖を混ぜて練っただけだという。

「ふーん。 こんなの食ってたっけな。」と、一口食べてみると、ちょうど麦チョコのような香りがして、甘い。 子供は好きかもしれん。 しかしこのはったいこ、まったく覚えがない。

バアちゃんにそう伝えると、一瞬寂しそうな顔をした。

2006/07/07 野菜

きゅうり三昧

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オイが住んでいる地域には、キュウリを自作されている方が多い。 キュウリシーズンになると、あっちからもこっちからも家の周囲からわんさかキュウリが持ち込まれる。 「きゅうりのできたとさ。 少しけど食べてね。 無農薬やけんね。」と、大体持ってきていただく方のコメントはこのようなかんじ。

「少しだけど」とおっしゃるが、そこが少しではないのがご近所の方々。 少しだけど少しだけども集まれば、ものすごい量のきゅうりになるわけだ。 毎日酢の物やなにやら作ってキュウリを消費していくわけだがいかんせん供給のほうが圧倒的に多い。 ジャガイモなんかだと保存もきくし、いっぺんの調理で大量に使う料理も多いせいか沢山貰ってもそれほど困らない。

しかしキュウリはどうなんだろ。 キュウリを一度に何本も使う料理といっても思い浮かばないし、我が家のヌカ床もキュウリで満杯だ。 ピクルスも新たに大量に作った。 さてどうしようか。 ピクルスドラム缶で作るか。

このようにシーズンになると大量のきゅうりが押し寄せてくるオイ家であるが、無いときはまったく無い。 チラっともしない。 でもキュウリ一本だけに用があるときや、1/3本だけキュウリが必要という場面が多々あるわけで。 でも年に一度あれだけ大量のきゅうりを頂くオイらは、買いたくない。 一本だけキュウリを買いたくないわけである。 なんだかケチるわけである。

2006/01/10 野菜

野菜高騰

さっき今晩の買出しに行ってきたところばってん、野菜高。
レタスひとつ400円あまり。 いんげん1パック398円。 すごく出来の悪いキャベツ半分で198円。 白菜半分198円。 長ネギ一束198円。 その他も全体的に普段の4割増しぐらい。 せっかく新しいドレッシング買ったんで、サラダを作りたかったんだけどやーめた。 いくらかかるかわからん。

これは雪の影響かなー。 いやー野菜食いたい。

2005/11/27 野菜

干しシイタケ

siitake_hosi

今日も県民の森関連バイ。 管理人さんのいる建物横になにやら干し物が。 近づいてみると、干しシイタケやったとさ。 ふんふんシイタケを切って干しているだけか。 今度自分で作ってみよ。

県民の森内には、シイタケをはじめ、キクラゲ、ナメコ、ヒラタケ、珍種のタモギダケ等ば栽培しよるとよ。
キノコは世界中で1万種を超える種類のあるらしか。 そのうち図鑑に載って、ちゃんと名前のついているとが4000種。 残りの6000種以上は名前もなく、分類すらされていないまさに野放し状態げな。 だけん、チョット知ったかぶって「これナメタケやろ。 パクッ。」とか食うたら、それはまだ誰にも発見されていない非常にナメタケに似ている猛毒のキノコ、なーんてことも無いとは言いきれんね。

と、いうことでむやみにその辺に生えとるキノコば食わんごとせんばね。 だいも食わんか。 

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