eureka(ユーレカ!)
シラクサ王は職人に、純金の塊を渡して王冠を作らせた。 ところが職人は金塊の一部をくすね、同じ目方の銀を混ぜた王冠を作って何食わぬ顔をしていた。
その鑑別をアルキメデスが命じられたのだが、金と銀は比重が違い、金のほうが重い。 だから同じ目方だけ銀を混ぜると分量が増えて、王冠の体積が大きくなる。 その体積の差は、水に入れたときのこぼれる水量の違いで見分けられる、とアルキメデスは気付いたのである。
風呂に入っているときにそのことに気付いたアルキメデスは叫んだ。
ユーレカ!(eureka)
日本語でいうならば、「わかった」の意味。 重々しく「我解明せり」なんて訳されたりもする。 カタカナでは「ユリイカ」とも書く。