十月蠅い
ここんところ長崎は雨ばかりで洗濯物の乾かない日々が続いていたが、昨日は晴れた。 すがすがしい秋晴れ。
予定していた通り、田舎のばーちゃん家へ向かう。 晴れてくれてよかった。 どうしてかというと、新しく購入した天体望遠鏡で、月を観察しようと計画しているからだ。 見晴らしのよい広々とした庭先で子供たちに月をみせるのだ。
夕方、望遠鏡を設置するために外に出た。 じつにすがすがしい秋晴れ。 夕焼けが美しい。 風が心地よい。 いっそこのまま飲んでしまおうか。 「ブシュッ」ビールを飲みはじめる。
家の中に戻ると、すでに夕食の準備ができていた。 普段はオイ自身が夕食の準備をすることが圧倒的に多いのでなんだか不思議な気分。 悪くない。
子供たちが山積みにされたコロッケをカブついている横でヒラスの刺身をつまみながらぬる燗を飲む。 突如手羽先の煮付けが醤油の入った小皿の中に飛んできて、醤油がおろしたてのTシャツに飛び散った。 有り得ん。 でも子供が集まるとこのような事態も珍しくない・・・。
こんなこともあろうかと、Tシャツは何枚か用意しているのだ。 着替えてからイセエビの刺身をつまむ。
突如ハエが飛んできた。 手で追い払う。 するとしばらくしてまた一匹のハエが飛んできて顔の周りをウロチョロする。 ウザい、追い払う。 するとまたハエが・・・。
というように、ある時間からいきなりハエがブンブンいいだした。 一体何事なのか。
猪口を口につける回数よりも、手でハエを追い払う回数のほうが増えた頃、ばーちゃんが「あー秋バエたいね」と発言した。
秋バエとは。 ばーちゃんによると、ハエは暑さが和らぐこの季節になると五月並みに発生しはじめて、寒くなる頃にはパッタリいなくなるのだとか。 この時期日が落ちると肌寒いので、ハエも暖をとるために家の中に入ってくるのだとか。
「ほれっ」とかなり使い込まれたハエタタキを手渡された。 ハエをタタキながら飲めというのか。 どうやらオイの顔周辺だけをブンブンいっている様子。 子供たちには向かっていかない様子。 どうしてだろうか。 オイの顔が暖かいということなのか。 あ、もしかして酒飲んでるから熱もってるのかも。 そういえば五月に遊びに来たときもハエがうるさかったような気がするかも。
とにかく一旦晩酌は中止して、ハエを始末しなければどうにもならん。
立ち上がりハエタタキ片手にハエを追いまわす。 この小バエたちはこっちが動き出すと蜘蛛の子を散らすようにどこかへ消えてしまうくせに、座って酒を飲み始めるとまた近寄ってきて顔の周囲を飛びやがる。 非常に腹が立つ。
うるさいことを漢字で「五月蠅い」と書く。 五月のハエがひときわウルサイことからきた当て字になるそうだが、十月のハエだってウルサイじゃないか。 ウルサイは十月蠅いと書いても問題ないのではなかろうか。
さておき飲んでる最中にハエタタキを持って暴れたものだから変に酒が回ってしまった。 珍しく足にきている。 これからまだ月を観察しなければいけないというのに一体どうしてくれるんだハエ。 このハエが。
おっとっとレアかもクジラ
こつこつとおっとっとを食べていた娘が「ギャア」というので何事かと思えばくじらの形のおっとっとがでたとかで騒いでいる。
「おっとっとは生物の形をしているものでしょう。 それがどうした」と聞いてみると、くじらの形はなかなか出ないレアものらしい。
そのくじらを食べずに最後まで残しているから「くじらん形のおっとっとはとっとっと?」と聞いてみると「うんとっとっと。」という答えだった。 ちなみに「とっとっと?」とは長崎弁で「残しているんですか?」という意味、いやその話はおいといて本当にレアなのだろうか。
たとえレアだったとしてもすでに消化されていてない。
ここどこなんだよ!
とあるご夫婦と一杯飲みに行くことになった。
顔をあわせることはたまに会っても、飲みに誘われたのは今回が初めてだ。 待ち合わせの場所へ急ぐ。
すでにご夫婦は到着しており、こちらへ手を振っている。
「まずはこの前話した立ち飲み屋に!」とご主人。 いいですねー行きましょう。
5分ほど歩くと道路沿いに人だかりがあり、たぶんそこが立ち飲み屋なんだろうな、と考えていたらやっぱりそうだった。 満席ていうか、とにかく満員。 店の外まで客があふれている状態。 客なのか、通行人なのかも判断しにくい状態。 2、3杯飲んで、2、3品つまんで通行人のフリして帰ってもわからんのではないかという状態。 はやっている店だ。
キンキンのビールで乾杯!レバテキと串何本かを注文し、つまみながら立ち飲む。 たまにはこんな雰囲気もよいものだ。 軽く一杯飲んでから、すぐにお勧めの店へと移動するということなので、ややペースは抑え目にしているつもりだったのに、気がついたらガバガバ飲んでしまっている。 もう最後までこの店でいいのではないかという気に3人はなりかけている。 串も美味しいし。
しかしご主人、やはりどうしても連れて行きたい店があるとかで、移動することにした。
タクシーに乗り込み1000円分ぐらい走った。 着いたところは趣のある飲み屋街だった。 期待が高まる。
ご主人を先頭に店を目指して歩く。 奥さんは高ペースでビールを飲みすぎてしまったのか、少し足元がおぼつかない。 というか、ご主人は歩くのが早い。 ついていくのがやっとだ。 よほど早くその店に入りたいらしい。 こりゃ、多分酒がまわるな・・・。
歩き始めて10分ぐらい経過したのではなかろうか。 次の店に移動するのに10分歩くというのは結構ツライ。 あまり経験したことのない状況である。 なぜタクシーでもっと近くまで行かなかったのか?とか思い浮かんでしまう。 でもまあ、またビールが美味しく飲めるというものでしょう。
さらに5分ほど経過した。 これまで歩いてきた道のりには、美味しそうな鮨屋や割烹、ホルモン屋などがあった。 額に汗するこの状況では、もう何屋でも美味しく見えてしまうのかもしれない。 喉が渇いた。 あれ、奥さんは・・・ゲッ、ヨロヨロだ。 奥さんを連れに10メートルほど戻る。
ご主人は鉄人のごとく、ペースを崩さず歩き進む。 酒飲んでいるのに競歩か!というぐらい早く歩けるのはどうしてだろう。 もはや酒を飲むとかそういう雰囲気ではなく、ご主人の人間的考察をはじめてしまう。 酒はすっかり抜けてしまった。
「だからどうして店の前までタクシーで行かないんですか?」という言葉が喉元まで来ている。 奥さんの体力はもはや限界だ。 ここらで一休みせねば、もうついてこれないだろう。 いやしっかし歩くなあ。
あれ?この店なんか見覚えあるな。 あ、そういえばさっき似たような店を通り過ぎたような気が・・・もしかしてチェーン店?でもその雰囲気ではないし・・・さては・・・さっきこの道通った?
すぐに奥さんにそう尋ねてみるが、奥さんはもうそんなことはどうでもいい様子。 とにかく限界が近いのだ。 とりあえず休ませておいて、ダッシュでご主人に向かう。
「ご主人、この道ってさっき通りませんでしたか?」と聞いてしまった。
「うん」とそっけない返事が返ってきた。 あれ?今「なじみのいい店」に向かっているのではなかったのでしょうか。 場所を忘れたとかいう話はありえないし、もしかして今目指しているのははじめてのお店なのでしょうか?
そうだった。
ポケットからタウン紙の切れ端を取り出して見せてくれた。 なるほど、この店かーといってもこの辺に土地勘はない。 早速電話をかけてみる。
オイ:「あのー今そちらに向かっておりまして、ちょっと場所がわからなくて。 近くにいるのは間違いないと思うのですが、ちょっと案内していただけませんか?」
店員:「はい、ありがとうございます。 そこからでしたらもうすぐです。 でもお客様、実は当店はあと20分で食べ物のラストオーダーをむかえてしまうのですがいかがなさいましょうか・・・」
オイ:「・・・・・・わかりました。 ではまた次の機会に」
さんざん歩いたあげく店をみつけられず、いざ見つかったと思えばラストオーダー寸前。 なんじゃこら。 とにかく、適当にその辺の店に入って飲みなおしましょう。 また今度その店には行きましょう、とご主人に言うと、なんだか納得できない様子。 どうしても、目指していた店に行きたいのだとか言う。 もはや何を食いたいとか飲みたいではなく、その店にたどり着くことが目的となってしまっているのだ。
はっきり言って、そんなことは一人でいるときにやってもらいたいものだが、とにかく気が治まらないならば行ってみましょう行きましょうではありませんか。 いーですよこうなったらもう。
再び店に電話して案内してもらい、ようやくたどり着いた。 奥さんは・・・気分が悪いそうだ。 当然。 ビール2杯とウーロン茶一杯を注文し、乾杯。 キンキンに冷えたビールの美味しいこと。 まるで真夏の一杯のようだ。 さあ、ご主人、この店はじき閉店です。 出ましょう。
行ってみたかった店にたどり着いて満足したご主人は、適当に入った次の店では大はしゃぎ。 焼酎を片っ端からロックで飲み進んだ。
こちらも負けてはいられない。 カラスミを注文し、日本酒を片っ端から呑みはじめる。
奥さんは・・・・・・復活した。 ワインを注文し、ヤギのチーズでガブ飲みしはじめた。
ご主人:「オイくん、今度さ、早朝から市場に行かない? 市場内に美味しい店があるんだよ。 火曜日の朝4時なんてどう?」
面白そうな話だったが、いやな予感がするので丁重にお断りした。
長靴小僧
次男は長靴が好きだ。
長靴を履く際に天候は問わない。 気分だ。
この間ハナがグズグズいってたので念のため病院に連れて行くことにした。 着替えを済ませ、やはり足元は長靴だ。 カミさんは雨でもないのに変だからと言い聞かせようとするが、本人の意思は固い。 仕方なく、ドサクサにまぎれた際にこっそり履き替えさせようと、靴をバッグに入れておく。
別に長靴だっていいと思う。 短パンに長靴を履いたスタイルはラーメン屋さんを彷彿とさせる。 カッコいいではないか。 ガボガボいわせながら歩く姿は見ていてほほえましい。
かかりつけの病院につくと、うちの子が長靴小僧だということを先生もよく知っているので「おぉーどうした、今日も長靴だね」と声をかける。
長靴の話をされると少し照れくさそうで、どこか嬉しそうな様子。
RFID
息子のために注文しておいた小学館の図鑑がようやく届いた。
寝る前に少しずつ読み進める予定だ。 うーん表紙を見るからに面白そう。
「あら?」
一番最後のページになにやら薄い金属板のようなものがついている。 もしかして付録? そうだとしても何これ?
切り取り線からはずし、裏面を見る。 するとこの物体についての説明書きがあった。
銀色のペラペラの正体は、RFIDというものだった。
簡単に説明すると、電波を使用して商品の管理をするためのもので、電子タグ、ICタグとも呼ばれるものらしい。
とにかく離れたところから一括して情報を読み取ることができるとかで、それにともない購入したあとも情報の読み取りが発生する可能性があるとのこと。
ということは仮にオイがこの図鑑をカバンに入れて持ち歩いているとして、読み取り機を持った人間と偶然遭遇すればオイがかばんの中に図鑑を忍ばせていることがバレるということなのであろうか?(バレても一向に構わないが)
気になる人は、ミシン目から切り離せと書いてある。 大体話はわかったような気がしないでもない。 捨ててしまおう。 いやまてよ、ゴミとなったRFIDも読み取られる可能性があるということなのか。
ということは近い将来、全ての品物にRFIDが付けられたとすると・・・・・・まあどうってことないか。
ノンアルコールを飲んでみた感想
ノンアルコールのビール風飲料を飲んでみる機会がなかなかなかったところようやくコンビニで入手できた。 早速キンキンに冷やして飲んでみる。
これがまあまあだったあかつきには、アルコールを飲めない状況下でもグビグビやれる。 最高だと思う。
さてよく冷えたようだ。
「プシュ、グビ————–ッ。」
「・・・うーん、う——ん(以下繰り返し)」
美の壷がおもしろい
近頃やけにハマっているのが美の壷。 テレビでやってるのは知ってたが、それが本になっているのを知ったのはここ半年ばかり。
毎月アマゾンで本をまとめ買いする際、ランダムに一冊ずつ買い集めている。 千円ちょっと。
とりあえず全部買うつもり。 数ある中で今持っているのは以下のとおり。
所有 美の壷
- 根付
- 織部焼
- 盆栽
- 良寛の書
- 和箪笥
- 水石
- 魯山人の器
ページトップの画像は根付の1ページ。 手のひらサイズに丸みを帯びた形、超精密な彫り、デフォルメされた姿はどれをとっても素晴らしいとしか言いようがない。 日本にこんな世界があったなんて嬉しいというかなんというか、金をつぎ込んで蒐集してみたい。
根付を見ているとなんとなくベアブリックがブレイクした理由につながるものがあるのではなかろうかと思う。
良寛の書は、はじめ眺めているうちは「え、これってオイでも書けるのでは・・・」と感じたりもしたが、解説を読み進むうちに素晴らしいものなのだな、と教えられた。
和箪笥とりわけ船箪笥に至っては「こんなもん、欲しくないわけがなかろうもん」と叫ばずにはいられないほど重厚な作りをしている。 物欲即爆発の逸品。 是非実物をなでながら観察したい。 どうしてこのような素晴らしい技が忘れ去られてしまったのだろうか不思議。
という風に美の壷を語り始めるときりがなくなってくるのでこの辺で。 番組を見るか、本を手にとるとよくわかる。
イチゴフロート。 はぁ?
風呂あがり、娘たちはいちごフロートを食べようと今、冷凍庫のドアを開き、2つ取り出してきた。
いまだ晩酌中のオイはそれを横目で見ていた。
娘と息子は向かい合いながらテーブルにつき、今、まさにいちごフロートのフタを開けようとしていた。 オイが前回食べようとしたときは、真ん中のバニラアイスがごっそりとなかった(なつかしのいちごフロート。 あれ?)。 今回、前回の犯人は大胆にも被害者の目の前で、いちごフロートのフタを開けようとしているのだ。
その動作に戸惑いはない。 ということは、今回この2つのいちごフロートは、真ん中がきちんとあるのだろうと予想される。 グラスを傾ける。
「あれぇ?」と声をあげたのは娘だった。
真ん中のバニラアイスが、いつもよりやけにデカいのだった。
かつて、これほどまでにバニラアイスが堂々としたいちごフロートがあったであろうか。
普通、いちごフロートといえばバニラアイスとかき氷の割合は大体こんなもんではなかろうか↓
もはや真ん中に収まりきれていないバニラアイスの分量・・・娘にとってはうれしいサプライズだがしかし、アイスが多いことを素直に喜んでもよいのであろうか。 普段の比率が、イチゴフロートの良さなのではなかろうか。 ここで子供たちに緊急アンケートを実施。
「もしもイチゴフロートのアイスが普通の半分しか入っていないとしたらあなたたち、どうしますか?買いますか!」
両者買わないと即答。 娘ときたら、全部バニラアイスのいちごフロートがいいとか言い出した。 だからそれは単なるバニラアイス。 しかしどうしてまた今回に限り、バニラアイスの分量が多いのか。 メーカーであるセンタンの公式サイトを覗いてみても「只今真ん中増量キャンペーン中!」というような表記はない。 問い合わせてみようかとも考えたけれど、娘はよろこんでいるし、問題なし。
ガスコンロ復活祭
ある日突然火がつかなくなった。
以前から予兆はあったものの、相当不便である。
ウチのガスコンロには3つの噴出し口(バーナー)があり、それぞれ火力は大中小と振り分けられている。 今回点火しなくなったのは、カンジンカナメの大バーナーである。
大中小それぞれを使う割合は7:1:2である。 「大」がなければ話にならないということ。 強火で一気に炒めあげる、という技が使えないということである。
そもそもどうして大中小なのか。 そのような振り分けは不要である。 全部大でいってもらいたい。 何のために火力調節のつまみがあるのだろうか。 さじ加減は人間にまかせろ。
一番腹が立つのは向かって左の中コンロである。 バーナーの中央から安全装置である突起が出ており、これが非常に邪魔なのだ。 突起のせいで、中華鍋や丸底鍋なんて使えやしない。 鍋をゆすろうと思えば突起が持ち上がり、勝手に消えてしまう。 焼き網を乗せてシメサバの表面を炙る、なんていう事は不可能。 まったく腹が立つ。
何年か前、ほとんど使う機会がないにも関わらず、中バーナーがイカれた。 そのまま放っておこうとも考えたが、ちゃんぽんを作る際等バーナーを総動員しなければならない場面もあるので不便だ。 修理してもらうことにした。
まてよ、せっかくだから、中バーナーを大バーナーに付け替えてもらおう! すると大が2基になり、忌々しい安全装置もなくなりで万々歳だ、という名案が浮かんだ。
でもガス屋さんにそう伝えると、それはどうしてもできないのだとか。 中が取り付けられていた場所には中を、大には大を、小には小を据えつけることに決められているらしい。 残念。
さて中バーナーの話はさておき、大バーナーがイカれた話。
ここ最近の大バーナーは、点火する際やけに時間をとるようになっていた。 普段が「チッチッチッチ・・・ボォー」ならば「チッチッチッチッチッチッ、チッチッチッチッチッチッチッチッチッッチッ・・・・・・・・・・・・ボッ」みたいな。
これまでの経験上、こういう時にはバーナーの先っぽを取り外し、金たわしで目のつまりなどを取り除くと復活していたのだが、今回は重症のようだ。 まったく点火しない。 修理に来てもらう。
結果、大バーナーは寿命をむかえており、バーナーごと新品に交換しなければならないという話だった。 でも修理費がけっこうかさむし、いっそのこと、ガスコンロ自体を買い換えてみるというのはどうか?と持ちかけられる。 アリかもしれない。
早速カタログを取り寄せてもらい、ザッと目を通す。 何故だかわからないが、このカタログに載っているコンロはどれもこれも、3つのバーナー全てに安全装置が取り付けられている。 こんなもん、採用できるわけなかろうもん。 安全装置のないコンロのカタログを請求する。
が、しかし、ここで、驚愕の事実が明らかになったのだ。
なんと、現在市販されているガスコンロには、全てのバーナーに、安全装置がついているのだという。 しかもそれは義務なのだ。
まさかの展開にオイはしばらくボー然とし、モニターに向かい検索を繰り返し、情報収集をはじめた。 本当だ・・・・・・。
進化するガスコンロ 来月製造分から全台導入
すべてのガスコンロが4月から安全に生まれ変わる。 うっかり火を消し忘れてしまったとき、安全装置が働いて自動的にガスが遮断されるなど安全機能が充実。 いわば「頭のいい安全コンロ」で、ほとんどの家庭に普及する10年後には、コンロが原因となった火災が激減すると期待されている。
家庭用コンロのすべてのバーナー(火口)に安全センサーを搭載し、消し忘れなどの際に火を止める機能を備えている。
4月以降に製造される家庭用ガスコンロには、都市ガス、LPガスなどのタイプを問わず、これらの安全機能が全国で標準装備され、安全センサー搭載のロゴマークが付く。
10月に国が導入する予定の新安全基準では「調理油過熱防止装置」「立ち消え安全装置」の装備が義務付けられることになっており、ガス事業者やガス機器メーカーなどガス業界が主体となって、基準を先取り・拡大する形で安全機能の業界標準化を行った。経産省では「安全機能によりガスコンロによる火災は激減する」とみている。
17年8月以降に製造された2口または3口のガスコンロには、必ず1口のバーナーに「調理油過熱防止装置」が装備されている。 ところが日本ガス協会によると、ガスコンロからの失火の多くは、こうした安全機能がついていないバーナーを使用していた。 つまり、安全機能のついていないバーナーで天ぷらを揚げて、油が過熱し、「天ぷら火災」に至るようなケースだ。
国内で使用されているガスコンロは約4500万台。 同協会は、10年後にはガスコンロのほとんどがセンサーコンロにかわるとみており、「キッチンからの火災は大幅に減る」と大いに期待している。
以上ENAK 進化するガスコンロ 来月製造分から全台導入(2008/3/6)より抜粋引用
ふーむ、もうひとつ。
2008年10月から全口安全センサー付きガスコンロ以外は製造と販売が禁止されます!!
全口安全センサー付きガスコンロの製造販売が来年10月から法制化され、従来の1口にセンサー付がついたガスコンロやセンサーのないガスコンロは、すべて製造販売が禁止となる予定です! もちろん、家庭用の輸入ガスコンロやガスレンジなどは、現状のままでは設計に取り入れることもできなくなります。
住宅火災の主原因をなくすために、安全なガスコンロをメーカーが提供することには全く異論はないが、本当に「全口に安全センサー」は必要なのだろうか?そして全口にセンサーがつけば、本当に火災事故を防げるのだろうか?
ユーザーの使い方に問題があると思われる、調理中に火元から離れたり、天ぷらを揚げながら電話に夢中になるということを、ガス機器側がすべて安全装置で解決することは、2~3万円というコスト高につながることを含めて、本当にユーザーの求めていることなんだろうか?そして肝心なことはこの安全センサーの信頼度はそんなに高いものなんだろうか?
ここ数年、キッチン熱源をガスにするのか電気にするかが話題となっているが、ガスのメリットはなんといっても裸火で様々な調理ができ、子供たちに裸火の怖さと楽しさを教える道具であることだ。 有史以来人類は裸火を使いこなすことで文明を築いてきたのである。
今回の規制が当然のことながら業務用コンロにはないところにも大きな問題があることは明白である。
もっと大きな問題は、今までキッチンデザインの先進化に役立ってきた「安全センサーの付いていない輸入ガス機器」の販売が2008年10月以降全面的に禁止されてしまうことにある。 戦後進駐軍の住宅で使われてきたアメリカ製のガスレンジが、今のガス機器メーカーの基本となっていることを、もう一度あらためて見直してみる必要はないだろうか。
魅力的なガスレンジの数々が世界各地から輸入されてきたが、すべてこれらのメーカーのガスコンロやガスレンジは展示も販売も使用も禁止されることになる訳だ。 海外メーカーの基本スタンスは、日本のそのような規制に対応することはなく、非関税障壁のひとつとしてとらえることになるだろう。 まさしく「ガスコンロの鎖国時代」が到来することになる。
日本独自のこのような規制が、これからの世界の中で本当に通用するのだろうか?政府やガス機器メーカーは、安全のためと大上段に振りかぶっているけれど、こんな規制を強めて、ガス機器のデザインや機能が縛られてしまうなら、いっそのことIHクッキングヒーターのほうが安全性が高いし、デザイン的にもスマートに納まることから、今以上にガス機器市場のマーケットを自ら縮めててしまうことに気づかないのだろうか?
日本国内で今まで製造販売され、使われてきた大量のガスコンロはどう扱うのだろうか?
ゆくゆくは業務用の巨大ガスバーナーを我が家のキッチンに据える、というオイの夢は敗れた。
話としてはよくわかるし、必要な機能だとは思うがこれでは中華鍋を使ったり、直火で炙るという調理方法ができないではないか! 中華鍋など底が丸い鍋については専用の五徳が売られているが、ガスコンロの形状とあわなかったりもする。 安全装置付きガスコンロには、安全センサーを解除できる機能もあるそうだが、そうであれば3口すべてを安全装置付きにする意味が薄れるのではないかと思う。
これまでオイがどうしてIHではなくガスに固執し続けてきたかというと、火が好きだからである。 電気では生み出せない味があるのだ!
半ばあきれつつガスコンロの買い替えはやめることにした。 「もしかすると、大バーナーを新しいものに交換すると、それは安全装置付きの大バーナーに替えられるわけですか?」とガス屋さんに質問すると、それは違うのだとか。
安全装置の付いていなかったバーナーを、安全装置付きのバーナーに付け替えることはできないのだとか。 なんだか変な話だが、こっちとしては助かった。 従来どおりの安全装置なしの大バーナーを使うことができるのだ。
交換が済んだ我が家の大バーナーはゴォーゴォーいいながら毎日活躍している。 現在のガスコンロを使い続ける限り、全口安全装置付きのガスコンロを使う必要はないのだ。 何度でもバーナーを交換して、延々と大事に使い続けてやると固く心に誓った。
安全機能によりガスコンロによる火災は激減するかもしれないが、料理の楽しみも激減するであろうと思う。
パッとしない一日
梅雨明けしたし、赤ちゃんは生まれてから一ヶ月が経過したし、お出かけするにはよい感じ。 久しぶりに焼肉でも食べに行くか。 一家6人で楽しむ外食を練習しておかねばならないし。
まずは乾杯を。 かみさんはウーロン茶、オイは生ビール、子供たちは思い思いのジュースを手にとり高々とグラスを合わせる。
この季節、一杯目の生ビールはどうしても一気飲みになってしまう。 すかさずテーブルに据えられたボタンを押し、生の追加注文をする。
様々な部位の肉が運ばれてくる。 皆にせかされる中、あわてて肉を焼き始める。 それぞれの皿に肉を取り分けてあげるがすぐに食べきってしまう。 ゆっくり飲んでいるヒマなんてない。
おや、そういえばさっき注文しておいた追加の生ビールがまだ来ない。 もう10分ぐらいは経過しているのではなかろうか。 もしかすると多忙の為店員が注文を忘れている可能性も考えられる。 念のため、催促しておくか。 肉を焼きながら「さっきたのんだ生ビールがまだなのですが」と伝える。
間髪いれずキンキンの生ビールは届いた。 これでまた、飲みながら肉を焼くことができる。 じゃんじゃん食え食え、ウハハハハ・・・。
2杯目のビールを半分ぐらい飲んだところで、また生ビールが届いた。 注文した覚えはない。 もしかすると、催促分のビールを新規注文だと解釈していたのだろうか。 それにしても何故このタイミングで・・・・・・。 引き取ってもらう。
もしかするとこの流れ、あやしい。 と直感したオイは、手元の伝票に目を通してみた。 するとやはりそうだった。 さっき引き取ってもらった生の注文も、ちゃっかりと勘定に入っていたのだった。
再度店員を呼び、取り消し処理をしてもらう。
肉の追加注文をし、焼いて各々に取り分けながら時折つまみぐいをする。 これがまた旨いんだ。 さてそろそろ焼酎でも飲もうか。 芋焼酎のボトルを1本注文する。 「飲み方はどうされますか?」と聞かれるので、いつものようにロックグラスと氷をお願いした。
間もなく焼酎が届いた。 ロックグラスが手渡された。 そして何故か氷が・・・なかった。 だけならばまだしも、店員が手に持っていたものは、お湯の入ったポットだったのだ。 氷とお湯をうっかり間違えてしまったらしい。
さすがに頭にきた。 肉が旨かったことはさておき、いやな気分だけが心に残った。 この店にはもう行かないことに満場一致で決定した。
帰りにレンタルビデオ店に立ち寄った。 息子が「のび太の恐竜」ををまた見たいというのでそれを手にとりレジに並ばせた。 長男、次男、娘の3人は迷子にならないように手をつなぎ、レジに並んだ。 そこで急の電話が入ったので、オイは一瞬その場を離れた。 お金を払い終えたらいつものようにベンチに腰掛けておくよう長男に伝えた。
通話を終えて、ベンチへ行くと、3人はいない。 まだレジが混んでいるのかと向かうと、3人はレジの前に立っていた。 レジに人はおらず、3人だけが立っていた。 レジの前には「お会計は隣のレジでお願いします」と書かれた立て札が置かれていた。
タイミングはわからないが、どうして子供の前でその立て札がでてしまったのだろうか。 長男はまだ漢字を読めない。 たとえ忙しいにしろ、子供らを隣のレジに誘導してあげるぐらいの余裕はほしい。
さらにそのレジのすぐ後ろには、返却専用のカウンターが設けられており、そこでは店員が山積みのDVDを整理していた。 しかしわずか1メートル前方で3人の子供が無人のレジの前でボーッと立っている姿ぐらい目に入るのではなかろうか。 それを誘導してあげるというのも仕事のうちなのではなかろうか・・・。
息子に早急に漢字を覚えさせようっと。












