コメオ
次男と釣りに行った。
ノドが乾いたというので、自動販売機に連れていった。 お金を入れて、好きな飲み物を選ばせた。 彼はお茶のボタンを押した。 落ちてきたボトルを拾い上げ、また釣りの続きに戻ろうとしたのだが、変なことに気がついた。 買ったあともまだ、自販機のボタンが光ったままだったのだ。 「あれ?」
もう一度ボタンを押してみたら「ガタン」とまた落ちてきた。 「この自販機、ぶっ壊れているのでは?」 昔、手を突っ込めば際限なくジュースが落ちてくる自販機が、山の中腹にあった。 この自販機も、もしやその類では・・・。
と懐かしみつつ落ちてきたジュースを手にとると、それは「当たり」の景品だった。
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