樽酒の香り
「生酒を軽く燗して飲む」という技を居酒屋店主に習い、早速実行してみるとこれがまた旨いのなんの。 生酒の芳醇さはそのままに燗で味の広がりが出ているという荘厳な酒になった。 一口すすると、舌が百畳ありその隅々にまで味が行き届いている真っ最中、というようなイメージが広がる。 何度口にしても、味が広がる余韻を楽しむことができる。 目を閉じて、ゆっくりと味わう。
突如ひらめいた。 「もしかして、一升瓶の中に吉野杉の切れ端をいくつか放り込んでおけば、樽酒風味になったりして。」 そしてこのようにつぶやくと、kurosunadaiさんから「なりますよー。つけとく時間が難しいけど。」という返事をいただいた。
それでは早速、樽酒の樽の上ぶたを叩き割って、一升瓶の中に入れておいた。
(more…)飲み方
「高知の人の飲み方ってすごいんだよ」とM氏。
オイ:「へえ、藁で炙った戻り鰹のタタキ食べ放題とかですか? そりゃ最高ですね」
M:「違う。 あのねえ、高知県の有名なナントカという酒が出てきたんだよね」
オイ:「へえ」
M:「それを開けて皆注ぎ合って、では乾杯!というはじまりだったんだ」
オイ:「それ何ていう日本酒なんですか?」
M:「知らん。 うまい酒だなあ、とグラスをテーブルに置いたら、もうひとつグラスがあることに気づいたんだ。 一人につきコップが二つある」
オイ:「だからそれ、何ていう日本酒なんですか?」
M:「知らん。 しばらくすると、隣の人がその空いたほうのグラスに並々と酒を注いでくれるのさ」
オイ:「なんでまた?」
M:「知らん。 その注いでもらったほうの酒は、一気飲みしないといけないというルールだったんだよ。」
オイ:「何ちゅう、うらやましい話!でもそれってその飲み会だけの特別ルールじゃなかとですか?」
M:「知らん。 とにかく、自分のグラスの酒は飲むは、注いでもらったほうは一気飲みしないといけないわでもう、フラフラどころのさわぎではなかったワケ。 ぶっ倒れた。 それなのに高知の人はピンピンしていて楽しそうに飲んでいるのさ」
オイ:「何ちゅう、うらやましい話!でもそれってその飲み会だけの特別ルールじゃなかとですか?」
M:「知らん。」
※以上あくまでもM氏の証言です。
もしもこの話が真実ならば是非高知県に飲みに行きたい。
(more…)ハイボール
近頃一緒に飲んでいる人がハイボールを注文することが増えた。 ウイスキーはロックしか飲まないから見向きもしていなかったが、こう度々目にすると、ちょっと飲んでみたくもなる。
隣で友達がチビチビ飲んでいるのをすこしもらってみると、やはりオイにはロックが向いているみたい。
土曜の夕方、近くにラジオがあればサントリー・サタデー・ウエイティングバー・アバンティを聞く。 もう何年もそうしている。
「ウイスキーがお好きでしょ、もう少ーし、お好きでしょ。 ララララー」ここでもハイボールのCMが盛んだ。
スーパーで買い物中、サントリー山崎のハイボールセットを見つけた。 「山崎でハイボール作るとうまいのかもしれんなあ」と考えていたら、自然とそれをカゴに入れてしまっていた。
(more…)軽すぎた一杯
小雨が。
それどころではない。 ひき肉が安かったので買いこんだのはよいが、ハンバーグにするかそれともメンチカツにするかでさっきから悩んでいるわりには結論が出てこない。
いつの間にかロードバイクが真横にいた。 顔を見ると「おーっ!」
(more…)ビッシリの骨
通りがかったごく普通の居酒屋さんに入った。 ごく普通の家庭料理やピシッとした刺身が美味しい。 ここいい店、しばらく通おう。 熱燗と、カニミソを注文する。
かにみそってどうしてこんなにおいしいんだろう。 なんでか? そう考えながらチビチビヤッてるとすぐに徳利は空になってしまった。 もう一本注文してと、あとは何を・・・あん肝があるな。
(more…)河童のミイラ:松浦一酒造
佐賀にカッパのミイラがあるという話をずいぶん前に聞いたことがあった。
ぷちぐる掲示板にて佐賀出身の「しまこさん」に尋ねてみたところ、やはりあるという話だ。 松浦一酒造に河童のミイラはあるらしい。 早速行ってきた。
松浦一酒造は佐賀県伊万里市にある。 ドライブがてら高速道路を使わずに向かう。 道中、子供たちの好きなバイオパークやハウステンボスを通り過ぎ、三河内焼き、臥牛窯等つい寄り道したくなるような所を見つけるも通り過ぎる。 立派な日本家屋がよく目に付き、流れる川の広さ、山々の雄大さについ見とれてしまう。 佐賀っていい所。
迷うことなく松浦一酒造に到着した。 駐車場は広々としている。 河童の描かれた看板の矢印通りに進む。
駐車場から10メートルぐらい歩いたところでお店を見つけた。 引き戸をあけて「ごめんくださーい」と息子が言う。 奥から女性が出てきて隣の蔵から入るように言われる。
蔵の入り口には直径50センチぐらいの酒林が吊ってある。 まさしく酒屋である。
(more…)プレミアムモルツ値上げでYEBISU

いつものように量販店にプレミアムモルツを買いに行くと、少し高くなっている様子。
500ml24缶入1箱で多分2、300円は高くなっているのではなかろうか。 ふーんまあしゃあないか。
調べてみたら産経新聞に記事があった。
サントリーは9日、ビール類(発泡酒を含む)の缶入り商品の出荷価格を9月1日から引き上げると発表した。19品目が対象で、ザ・プレミアム・モルツは350ミリリットル缶の場合、コンビニエンスストアなどの店頭価格が3~5%上昇、7~12円程度値上げされる見通し。瓶や業務用たるは麦芽の価格上昇や原油高などを理由に今月1日に値上げを実施。家庭向けが中心の缶入りはアルミ缶や物流の効率化でコスト削減の余地があるとして見送っていた。
プレミアムモルツの横に置いてあるエビスビールは値段据え置き。 今回はエビスにしてみた。
焼き鳥を焼きながらビール

焼き鳥を焼いた。 写真を撮りながら焼くのは非常に大変だったがとりあえず一仕事終えてよかった。 さて。 冷凍庫で冷やしておいたビールで乾杯としようか。
なんでビールをワイングラスで飲んでいるのか。 それはビールグラスがないからである。 なんでビールグラスがないのか。 それはビールグラスを沢山洗って水気を切っているところに嫁が麦茶の入ったヤカンを落としたからである。 故意にではないが、過失はあった。 だから、ビールをワイングラスで飲んでいるのだ。
昨日タバコをやめた。 赤ちゃんも生まれたことだし、どうせ家の中では吸えないし、最近どこでも吸えなくなってきているし。 そもそもそれほど吸いたいから吸っているのではなくて、ただなんとなく吸っていただけでもあるし、別に吸わなけりゃ吸わないでなんともないし。 と、試しに朝起きてからタバコに手をつけなかった。 全然吸いたいとも思わなかった。 今日も全然吸おうと思わない。 もうやーめたー。 そういやワイン中毒の女がいて、彼女は酔っ払うとワインがとまらなくなり、ついには記憶が喪失してしまうという困った人なのだが、ある日反省の念からワインを水に替えてみたところ、別段なんの支障もなかったのだそうな。 惰性でワインを飲んでいたのだ。 だから彼女は最近ワインをボトル一本飲んだ後は、高いテンションを維持しつつ、水をワイングラスでガブガブ飲んでいる。
昨日嫁が運転する車に左足を踏まれた。 生まれて初めて車に足を踏まれた。 しかも妻が運転する車に足を踏まれた。 幸い大したことなかった。
というように、独り夜中にベランダで焼き鳥を焼きながら一杯やってると、色んな事柄が頭をめぐってきた。 大昔、祖先はほら穴の中、焚き火の前でくつろぎながらさて明日はどうやって猪を狩ろうか、と考えていたのかもしんない。 じつは炎と煙には、人を思わず考え込ませてしまうというそんな驚くべき効果があるというNASAの実験結果があるのだという話はない。
キリンビール100周年:復刻ラガーの大正、明治

キリンビール創立100周年の記念企画として、明治、大正時代のラガーを限定醸造している。 どちらもデザインに「アジ」があり、飲んでもそこそこウマイ。
ちなみに100周年企画は全部で4弾あり、この復刻ラガーは第2弾となる。 第3、第4にも期待。
本格焼酎の日 | 11月1日

今日11/1は、本格焼酎の日だという。
本格焼酎とは何であるか? 以下本格焼酎の定義をリストしてみる。
- 麹を使用
- 穀類、いも類、酒かす、黒糖及び穀類、芋類を主原料としているもの。
- 単式蒸留器で蒸留したもの。
- 一切の添加物を加えていないもの。
以上焼酎紀行より:http://www.shochu-kikou.com
とまあこのようなかんじ。
土用の丑の日だといわれると、ウナギを買いに走るように、この本格焼酎の日にも反応せずにはいられないオイは、本格焼酎を探しにデパートへ。 そして今回選んだ本格焼酎が、「宝山」なわけである。
宝山は、鹿児島にある西酒造さん作の本格焼酎である。 芋焼酎であるからして、薫り高く、甘味がある。 「気合度数120%」なんて赤字でラベルに書いてあったりもする美味しい焼酎である。 さあ今晩は、これで一杯やるとするか。
西酒造公式サイト:www.nishi-shuzo.co.jp
※flashサイトで、音も鳴ります。