豚バラ肉
豚バラ肉はその他の肉、部位よりも圧倒的に懐が深い。 あらゆる調理において活躍できるのが豚バラ肉である。 例を挙げればキリがないのでやめておく。
(more…)料理ができない状況ではインスタント食品が重要な食料源
買い物に行くとこのような張り紙があった。
(more…)ご協力ください
「東日本大震災」の影響により、被災地ではライフラインが途絶えて料理も出来ない状態の為、インスタント食品が重要な食料源です。
現状は生産ラインも一部に限られ、インスタント食品が大変品薄となっております。 インスタント食品を使わない「料理の手作り」も大きな支援となります。
何卒、皆様のご理解・ご協力をよろしくお願い申し上げます。
五島本陣

10年ぶりぐらいになるだろうか、長崎市浜口町にある焼き鳥屋「五島本陣」に行ってきた。 今は無き名店「まるや」の店主と一緒によく通った店だ。
のれんをくぐると、昔とすこしも変わらぬ大将と女将さんがいた。
「10年ぐらい前にですね、よくこちらに来させていただいていたんですよ。 店の前を通っていてなつかしくなりましてね」 大将は覚えていないようだ。
串を一通り注文したら、大将は特注の巨大な角型七輪で串を焼きはじめた。
(more…)地震
小学校低学年の頃の話。
夏休みを婆ちゃん宅で過ごした。 朝から晩まで外で遊び、採り集めたカブトムシ、クワガタを眺めてはウットリする楽しい日々だった。
昼下がり、いつものように居間でカブトムシの世話をしていたら、突如「ゴオオ・・・」という地鳴りがした。 ひとりで留守番していたものだから気味が悪くなり外へ出てみると、裏山がうなっていた。 怖くなったので中に戻り、虫かごを閉めようとした瞬間、目の前の巨大なテレビが踊りかかってきた。
とっさにかわすことができたのだが、何が起こったのかが分からない。 床は揺れて柱がきしみ、食器棚は倒れこんできて額が落ちた。
這うようにして外へ飛び出した。
すると隣に住むおばさんも同じように外へ飛び出していて、叫びながら手をつないで逃げ出した。 あてがあるわけでもなくただ、その場にいるのが怖かったから、走らざるをえなかったのだと思う。
地面がうねる中、坂をくだっていくと、畑に爺ちゃんがいた。 駆け寄ると「おーっ、どうした」とこんな状況なのにのんきな事を言う。
爺ちゃんは怖い怖いと叫ぶオイたちを近くの納屋に連れて行き、「ここは平屋で頑丈だから大丈夫」と言い残して畑に戻った。 おばさんとオイは薄暗い納屋の中で手を握り合いながら、揺れが収まるのを不安一杯で待った。 揺れてガアガアいう中、だまって立っていた。 気持ち悪い夕焼け空だった。
それ以来、婆ちゃん宅にひとりで留守番することができなくなった。 ニュースによると、震度5.いくらの地震だったらしい。
(more…)予期せぬゴッタ煮
朝ごはんを仕込んでいる片手間に、今晩の酒肴を作る。
昨晩ホルモン焼きにした残りのモツがあるので、これをネギと一緒に味噌煮込みにすることにした。 鍋に胡麻油を引いて叩き潰したニンニクを放り込み、色づいたところでネギを炒めからめ、モツを加えてサッと炒めてから、味噌を入れ、酒でのばしながらミリンで若干の甘みをつける。 これを煮つめればできあがり。
思い通りの仕上がりに満足。
(more…)サッポロ一番ごま味ラーメン
買い物中、即席ラーメンの5パックセットに目が止まった。
やけにどれも安かったから、せかっくなのでとカゴに入れていくと、山のようになった。 帰宅して、戸棚に即席ラーメンたちをせっせとしまう。 みるみるうちに戸棚は埋め尽くされてゆく。 おそらくこれまでにこれほど大量の即席ラーメンをストックしたことはない。 どうしてこんなに沢山買ってしまったのか、今になるとわからない。
次々と封を開き、積み重ねていっているうちに、妙な嬉しさがこみあげてきた。 緊急事態の時は、このラーメンたちにたよればなんとかなるという安心感からくるものなのだろうか・・・別にどうだっていいか。
(more…)OUTDOORのデイパック
次男の使っていたリュックが壊れた。
長男のおさがりだったから、足掛け6年にわたり酷使されたということになる。 ファスナーは所々欠け、生地は汚れて毛羽立っている。 アウトドアのデイパックを見たことは数あれど、これほどまでに使い込まれたものを見たことはない。
それにしても今までよく頑張ってくれたもんだ、と言いたいところだが、せめてあとひと月持ちこたえてほしかった。 そうすれば長女は卒業だから、そのリュックをおさがりにできたのに。 でも次男はいつもおさがりばかりだから、ひとつ格好良いリュックを買ってあげることにしよう。
(more…)モロキュウ
きゅうりにもろみを塗りつけてからつまむ通称「モロキュウ」はシブい。 モロキュウをつまみに呑んでいると、マヨネーズを練りこんでみたり、醤油をたらしてみたり、七味も振ってみたほうがつまみになるようだ、というように、色々手を入れたくなる時がある。
嵐山光三郎さんの場合はこうだ。 きゅうりをナマで食べる際、ミソ1に対して、マヨネーズ2、トウバンジャン、だしの素(液体)を合わせたものがベースで、さらに梅、のりの佃煮、わさび漬け等プラスしてゆくと嵐山ソースになる。
とにかく味噌とマヨネーズを合わせたものに、ありったけの調味料を加えてソースを作り、叩いたきゅうりにかけて喰うのだという話。 このソースを、炒めた合いびき肉とあえるのも旨いらしい。
(more…)緊急用のイカ
冷凍庫にアイスを取りに走った次男が好みのアイス片手に「これなん?」と持ってきたのは、イカだった。
緊急用に冷凍しているもので、つまみが何も無いときに、解凍して食べる用。 たしかこれは水イカだと思う。
そう彼に説明し、冷凍庫の中に戻すようお願いしたがイカに反応してしまったらしく「イカ、どうやって食べると?」と興味津々。 仕方がないから解凍し、調理してみせることにした。
(more…)ふたつのロール
少し早いがひな祭りのお祝いをするということで、知人宅に招かれた。 手ぶらでいくのも何なので、ロールキャベツを持参して皆につついてもらうことにした。
ロールキャベツを選んだのは、材料全てが冷蔵庫の中に在る気がしたからだったが、いざ開いてみると、ひき肉はほんのわずか、キャベツは半玉しかないということが判明した。
でも「ロールキャベツを持ってくから」と先ほどメールしてしまったので、何とか作るしかない。
ひき肉が少ないので、豚のこま切れを包丁で叩いてミンチにし、合わせた。 さらにタマネギのみじん切りを多めに加えて増量した。 これでひき肉問題は解決。
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