落書き
夕食を終えた長男が教科書の朗読をはじめた。 これも宿題のひとつらしい。 朗読を聞き終え「ちゃんと読んだ」というサインを済ませてから教科書を借りてみた。
アーノルド・ローベルの『お手紙』。 この物語、たしか昔の教科書にもあった気がする。 読んだことがあるように思えるし、絵を見たことがあるような気もする。 教科書の中身ってあまり変わらないものなのだろうか。
つい熱中して読みふけっていると、あるページに息子の描いた落書きを見つけた。 キングギドラ風の、レトロな外見をした怪物を描いている。
(more…)ビンテージ・ジーンズ

501XX、ビッグE、赤耳、505、503、517・・・lot213、ファースト、セカンド、サード・・・ウエスターナ・・・・・・これ以上思い出せない。
10年以上も前になろうか、ヴィンテージジーンズにハマっていた時期があった。 美しいインディゴの色合い、縦落ちに魅せられた。 古着屋をめぐり、掘り出し物に出会えないかと血眼で捜した。 旅をしたこともあった。 でも掘り出し物なんてものはなく、それなりのものは、その価値に見合った値段がつけられていたもんだ。 せっせと金を貯めては、つぎ込んでいた。
鬼のような蒐集家に出くわした事もある。 ワーゲンのベンツマスク(だったかな)に乗り、家中ビンテージデニムだらけ、風呂上りにデッドストックのセカンドとXXを着込んで散歩するような人だった。 スウォッチで一部屋が潰れていて「カチカチカチ」という音がうるさく寝られないと嘆いておられた。
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