モロキュウ
きゅうりにもろみを塗りつけてからつまむ通称「モロキュウ」はシブい。 モロキュウをつまみに呑んでいると、マヨネーズを練りこんでみたり、醤油をたらしてみたり、七味も振ってみたほうがつまみになるようだ、というように、色々手を入れたくなる時がある。
嵐山光三郎さんの場合はこうだ。 きゅうりをナマで食べる際、ミソ1に対して、マヨネーズ2、トウバンジャン、だしの素(液体)を合わせたものがベースで、さらに梅、のりの佃煮、わさび漬け等プラスしてゆくと嵐山ソースになる。
とにかく味噌とマヨネーズを合わせたものに、ありったけの調味料を加えてソースを作り、叩いたきゅうりにかけて喰うのだという話。 このソースを、炒めた合いびき肉とあえるのも旨いらしい。
昔親父が晩酌の際につまんでいた「モロキュウ」は、とても旨そうに見えた。 でもひとつもらって食べてみると、そうでもない食べ物だった。 ところが最近、妙にモロキュウが旨いんだよなあ。