スシメシ仕込みのオムライス
行きつけの寿司屋でバッテラの作りたてと一日おいてよくしまったのではどちらが好みかという食べ比べに没頭していたとき、女将さんがビニール袋を提げて後ろに立った。
「スシメシがあまっちゃったのよね。 持って帰って食べない?」という。
「あー恐れ入ります喜んで。 子供らに手巻き寿司作ってやります。 プロが作ったスシメシを頂戴できるなんて光栄であります。」
と答える。 女将さんがいうには、スシメシでケチャップご飯を作るとかなり美味しいらしい。 なるほど早く作りたくてウズウズしてきた。
早速帰宅し、頂戴したすし飯でオムライスを作ってみた。 これがまたマジで旨い。 ケチャップはご飯が色づく程度使用するだけでよく、なおかついつものケチャップご飯と比べて奥深い風味だ。 大皿にテンコ盛りで作ったスシメシオムライスは、子供たちにより一瞬で食べつくされてしまった。
自家製寿司を楽しみ、スシメシが余った際には次の日にでもケチャップご飯に活用することを是非、強烈におすすめする。
彼好みの居酒屋
「ほらウマイでしょこの白センマイ。 センマイ刺っつったら普通黒いでしょうが。 なんでこれは白いのかというと、一皮むいてあるからなのさ。 一皮むくことで、臭みがなくなっちゃうというわけ。」
「こうやって白センマイをつついて焼酎飲んでいる間にあそこで備長炭に火をおこしてくれているわけ。 見える? やっぱ肉は備長炭で焼かんといかんからな。」
「よーし炭きた。 さあ、焼け焼け。 まずはその豊満なミノを焼け。 いやまて、やっぱ肉はワシが焼くよ。 ちょっとでも間違うと大変な事になるからな。 あのさーよくいるでしょ、一緒に焼肉行ったらさ、来た肉来た肉全部一遍に網の上に広げてさ、せわしくひっくり返すヤツ。 あれ最悪なんだよな。 肉は食べる分ずつ少量を網の上に置いて、愛情込めてじっくり焼けよって言いたいんだよ。 そう、こんな感じに。」
「うーんやっぱここの肉はウマイな。 全部もう一皿づつ注文しようか? 何々? もう腹いっぱいだって? 焼酎ロックをガブガブ飲みながら肉食ったから脂肪分がどうやら胃の中で冷え固まって重いだって? んなこたないよ、まだまだこれからだよー。」
「おーい、ハゲの兄ちゃん(店員を呼ぶ)」
「あのねー、いつも来てくれるのはありがたいんだけどオレはハゲじゃなくて坊主ですから(店員答える)」
「そんなのどっちでもいーよ。 今日持ってきたドラ焼き食べた? あれウマイんだからさ、裏でちょっとつまんでくればいいじゃないの。」
「いつもスンマセン(店員答える)」
「で、今日も特別飲み放題プランでオッケーなの? 3,000円で、飲み放題。」
「うーんでもね、大将に聞いてみないとちょっとわからないんですよ(店員答える)」
「んな固いこといわなくてもさ、いーでしょうが。 毎日来てるんだしさ。」
「ですよねぇ。 ハイ…わかりました(店員答える)」
「うっはー今日も飲み放題だ! さあ、どんどん飲んで。 何? 肉がつかえた? 何言ってんのー夜はまだまだこれからでないの。 この店のね、自家製酒盗がウマイんだから」
「おとといはね、よその店で軽く飲んだあとに来たらさ、もう閉めてやんの。 だからさガラガラって開けてさ、中に入ってみたらハゲがウマソウにまかない食ってやんの。 その横でさ、朝まで飲んだの。」
トイレに立った際に坊主の店員さんと少し話したところ、彼は二十日連続でこの店に来ているのだとか。 相当この店が好きなんだということはよくわかった。
ROLEX SUBMARINERのオーバーホール体験記
このページは、ロレックスのサブマリーナをオーバーホールした時の体験記です。 これからSUBMARINERをオーバーホールしようと考えている方への参考になれば幸いです。 題して「オバホ体験記」。
(more…)スナズリの刺身
生産者市場にハマっている。
生産者市場では余分なマージンがないためか、かなり格安で食材を調達できる。 ハリがあって極太の長ネギが束になって150円だとか、想像を絶する大きさの、重たい白菜が80円で売られていたりする。
トマトも安いし、ブロッコリーも安い。 みかんも安ければレモンも安い。 「安いし物がイー!」と嫁は山のようにカゴに野菜たちを放り込んでいるのだが、一体これらを何日がかりで食べきるのであろうかと心配していた矢先、スナズリの刺身を見つけた。
生産者市場には、野菜だけでなく肉や魚だって売っているのだ! すごいのだ!! スナズリの刺身なんてなかなか売られていない。 見た目も美しいし、1パック買ってみようか。 いやしかし安いな、これは2パック買っとかんばいかん。
山葵醤油で食べたりもしたが、やはり胡麻油と塩が合うようだ。 臭みもないし、食感がイイネー。 「これ2パック全部出したの? ちょっと多いような気がする…」「いんや、1パックだけよ」嫁。
うーんならばきばって食べねばいかんということで次々に口に運ぶも、なかなか減らないし。 これ、ちょっと多すぎないか? 食べきれんよ。 結局1パックすら食べきれずに、残りは次の日サッと炒めて食べた。 できればもう半分の分量で売ってくれれば、毎日でも買いに行くんだけど。 なんなら値段はそのままでもいいから。
マカダミアナッツ
ついに空になった。
いつのものかも知れない、頂き物のマカダミアナッツの缶が目に入り、何となく開封し、何となく一粒つまみ、何となく口に運ぶ。 何気にボリボリ噛み砕き、また一粒つまみ今度はやんわりと噛み砕いてマカデミアナッツの「カシュッ」という食感を喜び、さらに一粒つまんで口の中に放りこみ、今すぐにでも噛み砕きたい衝動と戦いつつ一体どのくらいの間噛み砕かずに口の中で転がしていられるかという挑戦をはじめたものの、すぐに心が折れて噛み砕いてしまったとかいう風にマカデミアンナッツを存分に堪能していたところ、いつの間にかひと缶全て、食べつくしてしまった。
結構カロリー高いしもしかするとハナジが出るかもしれんとかいう話もよぎったが、それでもなお食べ進み、食べ尽くさせる魅力がマカダミアナッツにはある。 なんなら今からすぐに玄関を飛び出して買いに走りたいくらいに魅力的な食べ物だという気持ちが現段階ではある。
ニンニク皮むき器
包丁、まな板、オタマ等、基本的な調理道具以外は極力使用しないように心がけている。 買えばどんどん増えて、キリがない。 そう毎日使うものでもないし、あまりいい仕事をしないからだ。
しかし、このニンニク皮むき器は今までのキッチンアイテムとはレベルが違う。 すごく便利なのだ。
およそ半年前ぐらいからホームセンターで売られているのを知っていて、気にはなっていたのだが買わずにいた。 なぜならば、くだらなそうだからだ。 白くて薄っぺらいゴムホースを切っただけのようなこの姿を信用できなかったからだ。 こんなヘナチョコに、あの強情な、ニンニクの皮をむくことができるわけがない。 こんなもん、500円ちょっと出して買って、家に帰りさっそく使用してみて、やっぱり使えずに金輪際永遠にキッチンの引き出しの奥にしまわれるか、もしくは絶叫しながら窓からおもいきり投げ捨てられるのがオチだ、なんて思っていた。
それでも半年間もずっと頭から離れなかったのは、ニンニクの皮をむくのがとても面倒だからだ。 なにかと便利なために常備しているニンニクの醤漬けを作るには、一度に山のようなニンニクを用意して、それをバラし、ひとつひとつチマチマと爪を立てて皮をむかねばならない。 割合簡単にむけるものもあれば、いくらやってもむけないものもある。 どっちにしろ指がだんだんと疲れてくることは確かで、あげくの果てには深爪状態になりヒリヒリしたりもする。
この問題を一気に解決してくれるのが、この白いシリコンゴムの菅なのだ。 バラしたニンニクのヘタを切り、ゴム管に入れるそして手のひらで若干圧をかけながらコロコロと転がすと「ワキャ」とキレイに皮がむける。 ツルリとしたニンニクがゴム管から出てくる。 この光景をはじめて目の当たりにした時はおもわずマジで「おおぉー」と感嘆の声をあげてしまった。 あまりにも効率的でかつ作業が早いのだ。
次々にニンニクの粒を入れてコロコロやる。 おもしろいように皮がむける。 いっぺんに3粒入れて強引にコロコロやってもむける。 ヘタをとらずにそのまま入れてコロコロやってもきれいにむける。 興奮せざるを得ない。
しかしこのニンニクむき器にはたったひとつ弱点があり、そうなるとまったく機能できなくなる。 それは水だ。 ゴム管の内部に水分があると、うまく摩擦力が生み出されずに、皮がむけない。 コロコロやりすぎてニンニクを潰してしまい、ニンニクの汁が内部に漏れてもそうなる。 なのでゴム管の内部は常に乾燥状態でなければならない。 ぬれていると、腹が立つほど皮がむけない。
その点さえ注意しておけば、これほど便利な道具はないと思われる。
じゃがちゃん
どうしてこれほどまでも、じゃがちゃんに惹かれてしまうのかはよくわからんが、とにかく千々石観光センターの前を素通りしてしまうのではなく、車内からすでに150円ポケットにつっこんでおき、駐車場に車を止めたらすかさずドアを蹴り開けて、じゃがちゃんと大きく赤文字で書かれた看板を目印にダッシュし、目の前のおばちゃんもしくはおじさんに「何本?」と聞かれるので「じゃ、じゃ、じゃがモゴモゴひとつ」と尻つぼみにボソボソとこたえて茶色い紙袋に入れられたじゃがちゃんをかかえてダッシュで車に戻り、紙袋からじゃがちゃんを取り出し、エンジンを始動し、運転しながらアツアツ揚げたてのじゃがちゃんをほうばる。
じゃがちゃんはジャガイモに塩味でどこか甘い衣をまとわせてカラリと揚げたもので、長崎人ならば大体皆知っていそうな名物である。 ひと串に2個のじゃがちゃんが刺さっており、いや、その2個のじゃがちゃんと串もひっくるめてじゃがちゃんなわけだがとにかく是非一度、お試しあれ。
※2本買うならば300円ポケットにつっこんでおいてください。 安全運転を心がけましょう。
進藤はきもの店:桐下駄
下駄に何故惹かれるのか?
夏になると下駄を買う。 これは毎年のことではなく、二年に一度の割合だ。 五千円程度で売られている下駄をひとつ買い、それを2年がかりで履きつぶすのだ。
下駄をいつ履くのか?
近所をブラブラ息子と散歩したり、コンビニへ行く時に履く。 だからといって、和装をしているわけではない。 グラミチの短パンに、ヘルスニット。 その辺に転がっているキャップを適当にかぶり、何故か足元はテバやメレルのサンダルとかエスカレーターに巻き込まれたりするアレやスニーカーでもなく、下駄なのだ。
「妙だ」と言われることや「下駄ってのも最近珍しいね」と友人や近所の老人が声をかけてくることもあるが、どうあれこちとら快適なのだ。
具体的に下駄のどこがいいのか?
「カランコロン」やはりまずは音である。 買ったばかりの新しいうちは「カランコロン」という軽快な音をたてて歩くワケにはいかず、鼻緒がキツくて足にフィットしないし、下駄の歯も直角すぎるため、どうしてもロボットのような、ハイヒールがまだよくなじんでいない女のような歩き方にならざるをえないワケだ。 それをめげずに無理して履いて自分の足、歩き方に都合が良いよう下駄を慣らす過程はデニムや革製品と同じ、エイジングの楽しみも、あるのだ。
雲仙に行く途中、桐下駄という看板が見える。 この店こそ知る人ぞ知る進藤はきもの店である。 店の主人進藤節夫氏は現代の名工に選ばれたこともあり、五十数年にわたり下駄を作り続けておられる。 知るキッカケになったのは、以前新聞かテレビでこの店の紹介を見たからだ。
「ごめんください」店に入ると、進藤氏がにこやかに迎えてくれる。 店の中には下駄が沢山陳列されており、どれを買ってよいのか戸惑うが、身長、体型をひと目で定めた進藤氏が「これはどう?」と勧めてくれる。
最初に手にとったものは、機械で加工された普及品であり、オススメしてくれた方は、進藤氏手造りなのだとか。 店内には下駄を作る作業場が設けられており、数多くのカンナやナタ?のような専用工具が整然と並べられている。
支払いをするためにレジへ向かう。 突如、息子が進藤氏に呼ばれて、座敷にあがる。 「よし、キミに下駄作りの最後の仕事をさせてあげよう」という。 どうやら下駄のカカトに「紋」を打つようだ。
突如仕事を命ぜられた息子は一瞬戸惑うが、すぐさま小さい金づちを手渡された時にはもう、進藤氏の弟子であるかのように真横に正座してかまえた。
「いくぞ、おじちゃんがこうやってこれを抑えておくから、その上をトントンとこうやって叩くんだぞ」息子はうなずく。
「ほら、たたけ!」といわれた瞬間、金づちを勢いよく振り下ろしたが、それは進藤氏が持つ金具には当たらずに、右手をおもいきり打ちつけてしまった!
「あいたーっ」と氏が言う。 現代の名工の手を金づちで叩いてしまったにもかかわらず、息子はケケケと笑っている……。 気を取り直して、こんどはもう少し慎重に、振り下ろす。 「カコン…」と金具の頭に金づちが当たった。 「それもういっちょ」との掛け声にまた「カコン」。 息子は要領を得たようで、割合リズミカルにコンコンと金づちを振る。 顔を覗くと真剣さを感じさせながらも嬉しそうにしている。
進藤氏が下駄のカカトから金具をはずすと、キチンと紋が入っていた。 「おーキミはなかなかスジがいいね、じゃ、もう片方もやってみらんね」「カコンカコン…」
「息子さんは元気がありますなー。 自分の手を打ちつけても痛がらずに金づちを振るう子どもは元気のある証拠ですよハハハ」とおっしゃる。 褒められて、少し照れる息子。 仕事をした褒美に「積み木でも作ってよ」と、下駄を作る際に出る桐の切れ端をビニール袋いっぱいに頂戴し、大興奮する息子というか私。
進藤はきもの店に行くと、上質の下駄が手に入り、人の温かさを肌で感じることができ、なおかつ下駄のウンチクも聞くことができる。
下駄との付き合い方
- 下駄を履いているうちに小石などが歯にめり込んでいくが、これは取ってはいけない。 めり込んだ小石がスパイク代わりになる。
- 桐は温かい。 靴下を履いて靴を履くよりも、素足で桐に接すると温かいものだ。 なので冬だって下駄でオッケー。
- たまにはフキンで拭いてあげると美しさを保てる。
等。
数十年も素晴らしい下駄を作り続けているから常連も数多いらしく、私が来る少し前にも毎年、北海道から買いに来られるお坊さんがいて、二万円のを買っていかれたそうな。 そのお土産にもらった利尻昆布の説明も詳しく教えてもらった。
※下駄を買う際は、ぜひ進藤はきもの店をおすすめしたい。 今回買ったものは六千円チョットのもので、それより安いものもあれば、もっと高価なものもある。
進藤はきもの店
- 住所:長崎県雲仙市千々石町
- TEL:大丸店 0957-37-2220
- TEL:国道店 0957-37-2034
ミシュランガイド東京
「そ、それはミシュランガイド!」
飲みにいった際に知人がもってきてくれたものだ。 へーえと関心ありげにパラパラとページをめくってみる。
昨年11月に発売されたミシュランガイド東京については以前から気にはなっていたのだが、長崎在住でありながら東京のお店のことをどうこう言っても仕方がないでしょうと考え、手を出さずにいたものだ。
「オイ、この中で行ったことある店ある?」とイヤミな聞き方をする関東在住のこの男は酒が入るにつれて自分が行ったことのある店を誰も頼んでいないのに紹介し始め、あそこはどーとかこうとか、色んなウンチクを語りだす。
挙句の果てにはミシュランガイドそのものにも注文つけはじめ、あの店のことを書いているこのページのコメントは妙だ、とか断言する。 このときの覆面調査員はフランス人であり、彼の感想を日本語に訳した人が勘違いしているのだこの部分は、とかいう。
オイは酒を飲みながらミシュランガイドをめくるのがすきだ。 その店に行ったことがなくたって、そもそも行く予定がなくたっていい。 ああ、あの有名なお店はこういう店なんだ、とか感心したりする。 帯を読んでみると、
世界中のミシュランガイドで初めて、掲載されたレストランすべてに星がついたミシュランガイド東京。 世界最多となる191個の「ミシュランの星」が東京に輝いているのです。
とある。 ミシュランでは各店の美味しさを「星の数」で評価しており、星の数は1から3まである。 3つ星が最高評価であり、3つ星を与えられた店は多くの来客を見込めるようになったり、オーナーやシェフがマスコミに取り上げられるようになったり、食品、食器メーカーのスポンサー契約なども見込めるそうな。 もうウハウハなわけだ。 一方評価を下げられたことを苦にして料理人が自殺したことがあるという噂もあるらしい。
このようにミシュランといえば「星」なわけだが最近ラーメン屋で読んだ雑誌「一個人」に耳寄りな情報があった。
星の数だけではなく、「スプーン/フォークマーク」に要注目ということらしい。
スプーン/フォークマークは何を表しているのかというとその店のサービス、雰囲気、快適さである。 5段階評価があり、「適度な快適さ」から「豪華で最高級」まである。
ミシュラン東京では3つ星を得ているにもかかわらず、スプーン/フォークマークが1つという店があり、これはミシュランガイドの歴史始まって以来のことらしい。 気軽に出かけてみたいお店を探すには、スプーン/フォークマークが1つの店を目安にするという活用法もある、とのこと。
さてこの知識をいったいいつ使うのか、というのが問題ではあるが。
サラダパン:マスサキ乃パン
前回書いたとおり、化学調味料だらけの食品群にボー然としながら帰り際、パン屋で買った化学調味料だらけのパンをかじりつつ運転しながら家に帰る。
「添加物だらけなのにこのパンうまいよね?」という意見に嫁も同感。 以前人に聞いた話では、化学調味料には常習性があるのだとか。 彼女曰く、仕事が忙しくて残業続きでテンパりまくり状態になったときは、なぜか一軒の中華料理屋に足を運びたくなるのだとか。 そこで大量の化学調味料を使用して作られたラーメンや中華丼(未確認らしい)を食いながら舌をビリビリさせつつ「あーこれこれ、これよーっ」となるのがクセになっているのだとか……。
「そういえばさ、昔サラダパン?ってあっよね?」と突如ひらめく。 嫁に聞いてみるが知らないという。 うーんなんかさ、緑の文字で袋にサラダパンって書いてあってさ、ポテトサラダがはさんであるヤツ。 あったあった、確かにあったぞ。 うーんそのパンをどうしても食いたい。 しかし近頃売られているのを見かけたこともないし、そもそも存在自体忘れていたわけだからしかし…。 と、この話は終わった。
数日後、嫁が買い物から帰ってきてニンマリとする。 気味が悪いのでオマエがニヤついている訳を述べよ、と聞いてみたところあったらしい、その、サラダパンが。
嫁がセールだからとくだらない衣類を買いにいった店の近くのたまに行くパン屋に、それはあったらしい。 今回初めてそのサラダパンに気づいたのだが前から売られていたのか、それとも最近なのかは定かではないらしい。
「これでしょう」嫁が紙袋から取り出す。 「そう!これこれこれサー」と喜ぶ。 古い記憶どおりの、やけに薄手の袋には緑のサラダパンという文字。 中身のパンもイメージ通りのようだ。 さっそくパン本体を取り出して、かぶりつく。
なんかこう、昔はもっとこう、ポテト系サラダがあふれ出るほど沢山はいっていたような気がしたのだが…という気がすると同時に、こういう赤耳系安ハムがベロンと入ってたっけな? と疑問を感じつつも、一気に食べ終える。 食べ終えた後、そういや赤耳系ハムは昔、そのポテト系サラダに千切りにされて混ぜ込まれていなかったっけ? という新たな、不確かな疑問が浮かんだのだった。














