ジャンボにんにく
ひと月ばかり前だろうか。 夕方のニュース番組でジャンボにんにく販売開始!とかいうのが放送されていた。
「デカッ。」というそのままの感想を抱き、それきりジャンボにんにくの事を忘れかけようとしていた頃、スーパーでジャンボにんにくを見つける。
熊本産で、2粒入り200円弱。 パッケージには「エレファントガーリック」とも書かれている。 まずは購入してみないと。 普通のニンニクと比べてみると写真の通り。
さてジャンボにんにくで何を作ろうか。 ニンニクのしょうゆ漬けを作れば面白そうだなとか、丸ごと揚げてみようとか計画する。 せっかくジャンボなんだから、この大きさを生かした料理にしないと。
でもやっぱり、とりあえず生で食ってみないことには味がわからんだろう。 突如ジャンボにんにくの皮をむき、かじりついてみた。 間違いなくニンニクの味がした。 普段使うニンニクよりも大分汁気が多かったのは、新鮮だからなのか、それともジャンボだからなのか。 全部すりおろして、カツオのタタキを食った。
その他の野菜でもジャンボ版を作ったらどうか。 かぼちゃはものすごいのがあるし、大根も品種によってはデカいのがありそうだ。 そうだ、ジャンボタマネギがいいかもしれん。 1個で8個分ぐらいあるスイカの大玉のようなタマネギがあれば、カレーを作る際の手間が省けそうだ。
ジャンボワケギというのはどうだ。 筒切りにして、からりと揚げ、ネギリングで食べたりして。 いやどうせなら、元々小さいのをジャンボにしないと面白くない。 ゴマなんてどうだろう。
ジャンボ胡麻。 一粒がアボカドぐらいの大きさだったらインパクトがあるだろう。 炒ると大変危険な気がする。 丸のままかじりつくともはや「プチ」という食感ではあるまい。 このジャンボ胡麻を使って、胡麻ペーストを作ってみたい。
という風に、焼酎を飲みながらジャンボ妄想をしてみたが、妙案が思い浮かばなかった。
花火
この前までムカッ腹が立つほど暑かったがやけに涼しくなった。 秋っぽいかんじ。 少し寂しい感じ。
この頃になると、ここ数年同じ場所に花火を見に行く。 車、人共に混む。
今年は家族そろって浴衣で花火見物をしようではないか。 という案もあったのだが、オイと次男だけはTシャツに短パンだった。 「ユナイテッドアローズの浴衣」ってのをほしがったのだが買ってもらえなかったのだ。
普段は静かな道路沿いに出店が立ち並び、子供たちは前を通るたびに立ち止まり買う買う攻撃をはじめる。 カキ氷をそれぞれ一個ずつ買うが、そのほとんどをオイに持たせるために、両手がふさがってしまう。
花火が始まり、最初の数発は目を丸くして見上げていた子供らは、しばらくするとなれてきて他の事に気をとられる。 ウロチョロするので目を離せなくなり、オイも花火鑑賞をできない。 だがしばらくすると、花火はクライマックスにむかいながらだんだんと派手になり、再び子供たちを魅了する。
ここ一番の、大玉が立て続けに打ち上げられてドカンドカンいう頃には親子共々口を開けて見とれる。
大玉ははるか上空で炸裂し、覆いかぶさるように火花を散らした。
熱湯3分、お鍋で一分。 チキンラーメン本日50周年
息子ナビ
グーグルマップスのストリートビューはすごい。
それはさておき、息子(5歳)の道案内を記しておく。
ある日「樹液がよく出る木」を教えてくれるという話になった。 樹液が出るということは、それに集まる昆虫がいるということで、子供らにとっては恰好の猟場であり、大事な秘密の場所でもある。 それを教えてくれるということは、オイも仲間とみなされていると解釈しても間違いなかろう。 少しうれしい。
息子:「あそこに木があるやん? あそこをこう曲がったらデッカイ蜂の巣のあるとさ。 そこをね、こっちにまがってずーっと40メートルか160メートル行ったら、デカい石が4個あるやん? その、石の所から40メートルいったら、デッカイクスノキのあるとさ。 わかった?」
オイ:「えぇっ!もう説明終わり!?」
そもそも「あそこの木」というのがどれだかわからんし、「こう」といわれてもどっちに曲がればよいのかもわからん。 蜂の巣はなんとか見つけることができそうな気がするが、40メートルと160メートルといえばエライ違うぞ。 さらにデカい石の具体的な大きさを体で表現してもらうと、大体12、3センチといったところだろうか。
そのくらいの石はあたりにゴロゴロしているし、木は乱立している。 最近やらたと言葉の語尾に「やん」をつけるのは、保育園に出入りしているナントカというおじさんのマネだと本人は言う。 最近よく使う数字は何故か40と160だ。
そもそも、もしかして、息子がいう樹液ダラダラの木ってのは、オイが苦心して蚊に刺されながらも見つけたクヌギの事じゃなかろうか? その木のことは、オイと息子2人だけの秘密にしたはずだ・・・・・・。
あっさり裏切りやがった。
なんか違うような気がするがしかし・・・
「たしかこのへんだったかな・・・」
半年程前知人に紹介してもらった居酒屋へ記憶を頼りに向かう。 ローソンから曲がって、松屋の並びの地下を・・・あった。
デカい鶏つくねや、牡蠣の塩辛が美味しかったような気がする店。 細い階段をおりた所にある。 場所的にはここでまず間違いないが、看板が違うような気がする。 でも入るしかない。
ドアを開けると女性スタッフが元気よく「いらっしゃいませー」と近づいてくるなり「あーッ!」と声を上げる。 オイのことを覚えていたのだ。
やはりこの店で間違いなかった。
カウンターの一番左端に案内され、座るやいなや生ビールを注文する。 飲み干しながらメニューを開き、とりあえず例のつくねを注文しようかと思う。 が、どこにもつくねが見当たらない。
じゃあ牡蠣の塩辛・・・もない。 ネギサラダもない。 シメの手延べうどんも見当たらない。 おかしい。 しかしやけに豚料理が多いなあ。
釈然としないながらも黒豚ベーコンとメンチカツを注文し、店内を見回す。 やはりこの店で間違いない様子。
焼酎を一本注文し、ベーコンをかじりながら今自分がおかれている状況をくまなく見回す。
1コ隣で飲んでいる熟年女性は、オイが入店してきたときからずっと、片時も休まずに扇子で顔面をある一定のペースを守りつつあおぎ続けている。 店内はむしろ寒いくらいに冷房が効いているのだが・・・真夏だし暑いのだろう。
突き出しのトマトが意外と美味しい。 肉味噌と荒塩がそえられており、交互に試しつつむさぼる。
店の広さの割にはやけに女性スタッフが多い。 「あーッ!」と声をあげたスタッフは、オイの後ろでスタッフ同士、なにやら話し込んでいる。 どうやら片方は新人で、ヒマな時間を見計らい教育をしているらしい。
あーッ!スタッフ:「えーっと、まずは飲み物の注文から聞いてみて」
新人スタッフ:「え、いらっしゃいませ。 のみ飲み物は何になさいますかすか?」とまるで焼酎を一気飲みしたかのように顔を赤らめながらリアル客にたずねる。
「あ、ビール2こ」と客。
新人スタッフは「ビール2個です」とあーッ!に伝える。 するとあーッ!は「そんなときはハイご新規様2名生2ふたつ承りましたぁー!」とカウンター内の男性スタッフに伝えるようにと指導する。
すると男性スタッフは「うぃー」と返事をするので、その返事に対して「うぃー」で答えること、らしい。 聞いててだんだん面白くなってきた。 メンチカツよりもこのやりとりを聞いているほうが美味しい。 右側でチラチラ視界に入ってくるのは扇子だ。 まだ熱いのだ。
あいたグラスがあれば「お飲み物はどうなさいますか?」と間髪いれず尋ねること。 突き出しはトマト、キュウリのどちらかを選んでもらうこと。 オススメは何?と聞かれたら今日はコレをすすめること。 わかんない事は私(あーッ!)に聞くこと。 等々。
同伴風の2人連れが入ってきて、カウンターに座る。
男はセカンドバッグからタバコを取り出しながら小首をかしげつつ「うーん」とうなりながら釈然としない様子。 女に「なんか違う」とつぶやいている。 2人をめがけて新人スタッフは飲み物の注文を聞きに突進し、生ビールとコーラの注文をいただいたようだ。
一仕事終えてホッとしている新人スタッフに男は尋ねた。 「この店、前からこうだったっけ?」 新人は「あ、ハイ」と答えた。 男はさらに首をかしげた。
相変わらず扇子がチラチラする。 まだあおぎたいのだ。 かれこれ1時間近くになるが、腕が疲れないのだろうか? もはやいわゆるひとつの筋トレといっても過言ではなかろう。
男は首をかしげつつ生ビールをグビグビやりつつ、もう隣の女のことはどうでもよくなったかのように考え込んだ様子。 腹を決めた男は、目の前の男性スタッフにもう一度聞いてみた。
「この店、前からこうだったっけ?」
「いえ、2ヶ月前にリニューアルしました。 スタッフや内装はそのままですが、豚料理専門店になりました。 なので店名も○○○となりました。 よろしくお願いします。」と男性スタッフ。
男が「やっぱりね!」という顔をしたのを見届けてから即、オイは店を出た。 焼酎はまだ大分残っていたし、一向に扇子が止まる気配はなかった。
NEIGHBORHOODの壁紙
たまに覗いているhoneyee.com内滝沢氏自身のブログでNEIGHBORHOODのサイトリニューアルを知る。
カッコイイサイトだなあ。 トップの画像は壁紙としてサイト内で配布しているもの。 何してもクール。
牛乳屋さんの牛乳
牛乳は7月以降に品薄の可能性があるという話はどうなったのだろうか。 今のところ変化はないようだ。
子供たちの牛乳摂取量の増大に伴い、スーパーで買うパックの牛乳のほかに「牛乳屋さんの牛乳」という瓶入り牛乳を早朝に配達してもらうように手配した。
なんでかしらんやっぱり瓶入りは美味しいんだよな。
スイカ割り
危篤の件で見舞いに行き、その足で田舎へ。
ささやかなバーベキューをする予定になっているが、訳あって、オイは河原に行き鶏を丸ごと穴に埋めて焼かねばならない。 頭数はそろっているので誰かが肉焼き係をしてくれるだろう。
汗だくで河原から戻り、あらかじめ冷凍庫に入れておいたプレミアムモルツを一気飲みする。 冷たすぎて少ししゃっくりがでた。
(more…)麺メン
5歳になる息子の成長が止まらない。
体もやけにデカくなってきたし、なにしろ食欲が、すごい。 食べなければ心配になるが、そうワシワシ食べられても色んな意味で心配になるというもの。
牛乳は一日に1リットルを飲みつくし、ご飯茶碗は嫁と同じサイズになった。 ギョーザは一度に20個ぐらい食う。 寿司は2人前を平らげておかわりと言う。 トマトサラダと焼きナスが妙に好きだ。
ものわかりもよくなったので、オイと2人で行動することも増えた。 昼過ぎまで川で泳いで魚をとり、プラモ屋で20分ぐらいかけてガンプラを物色し、12段程度渦巻いたアイスクリームを舐めつつ、近辺で開催されている「むし展」に向かう。
十分遊んだら、腹も減る。 問答無用でラーメン屋へ向かう。
今までならば、子供用であるミニサイズのラーメンを注文していたのだが、今回は大人サイズ、しかもチャーシュー麺を注文してみる。 わけなく完食してしまった。 しかもその後「ナン、ナンを食べに行こうよ」と、先日連れて行ったカレー屋に行きたいとか言う。 こいつぁ、底なし系の男だ。
ラーメンをすすっていたところ、ガラガラと店に入ってきた人物は見覚えのある顔だった。 煮卵を飲み込みながら目をつぶり、しばらく考えたらすぐに思い出した。 よく行く製麺屋さんだ。 この店の麺って、あの店の麺だったのか。 どうりで。
「こんにちはー」と挨拶すると「あ、どうもーいつもありがとうございまーす」と麺屋さん。 それを聞いていたラーメン屋の店主は一瞬顔色が変わり「え、あんたって、ラーメン屋だったの?」という顔でオイを覗き込んだ。 いや確かにそういう顔だった。
麺屋さんはニコニコしながらオイの横を通り過ぎつつ「ホントこの人ってラーメン好きなんだね」としみじみ思ったに違いない。
今度我が家でラーメンを自作するときは是非、この店が使っているのと同じ麺を売ってもらいたいのだがそれはやはりムリなのだろうか。 プロ用なのだろうか・・・。