花火
この前までムカッ腹が立つほど暑かったがやけに涼しくなった。 秋っぽいかんじ。 少し寂しい感じ。
この頃になると、ここ数年同じ場所に花火を見に行く。 車、人共に混む。
今年は家族そろって浴衣で花火見物をしようではないか。 という案もあったのだが、オイと次男だけはTシャツに短パンだった。 「ユナイテッドアローズの浴衣」ってのをほしがったのだが買ってもらえなかったのだ。
普段は静かな道路沿いに出店が立ち並び、子供たちは前を通るたびに立ち止まり買う買う攻撃をはじめる。 カキ氷をそれぞれ一個ずつ買うが、そのほとんどをオイに持たせるために、両手がふさがってしまう。
花火が始まり、最初の数発は目を丸くして見上げていた子供らは、しばらくするとなれてきて他の事に気をとられる。 ウロチョロするので目を離せなくなり、オイも花火鑑賞をできない。 だがしばらくすると、花火はクライマックスにむかいながらだんだんと派手になり、再び子供たちを魅了する。
ここ一番の、大玉が立て続けに打ち上げられてドカンドカンいう頃には親子共々口を開けて見とれる。
大玉ははるか上空で炸裂し、覆いかぶさるように火花を散らした。