330坪に20枚の稲
先日田舎で見かけた稲の束。 あまりにもキレイだったので、ちょうだいというとわけなくもらえた。 バケツに植えるとスクスク育つそうである。
330坪という広大な土地に、横30cm×縦20cm程度のこの稲の束を20枚分植えるのだそうな。 けっこうスカスカに植えるんだな。
新じゃがとハッタイコ
「新ジャガのできたよ。 取りにおいで。」
と、うれしい連絡をばあちゃんよりもらったので、向かう。 ぶっちゃげ品種がなんだとかどうだとかはヨクワカランが、うまいのこのジャガイモ。 包丁で切るときの「スコッ。 スコッ。」という感触からして市販のジャガイモとは違う。
せっかく来たんだから、晩飯もごちそうになっていこうということになる。 ばあちゃんの手料理が並ぶ食卓に、なにやら一皿正体不明の物体がある。
「ばあちゃん、コレ何ね?」と聞くと、「はったいこ」だという。
はったいこ? 初めて聞く言葉であり、見た目はちょど「アンコ」のようである。 なんでもオイが小さい頃よく作ってくれていたそうで、オイはそれをよく食ったそうな。 作り方としては、麦の粉に水と砂糖を混ぜて練っただけだという。
「ふーん。 こんなの食ってたっけな。」と、一口食べてみると、ちょうど麦チョコのような香りがして、甘い。 子供は好きかもしれん。 しかしこのはったいこ、まったく覚えがない。
バアちゃんにそう伝えると、一瞬寂しそうな顔をした。
ホットドッグ | スパイシーチリドッグ – MOS BURGER
運転中小腹がすいたので目に付いたモスバーガーへ。 かじると横っちょからソースがボトボトはみだしてくるモスバーガーと、辛いホットドッグを買う。
ホットドッグもハンバーガーも、なんだかパンがフワフワと柔らかく、一瞬でペロリと平らげたわけだが、そこで思い出したのが、フードファイター小林尊氏である。
この前ニュースで見たんだけど、7/4に毎年開催されるという「ネイサンズホットドッグイーティングコンテストin NY」という大会で、世界新記録12分間で53個と4分の3で優勝6連覇達成! イチローに並ぶ偉業!を達成されたのだそうな。
なんだかホットドッグを水につけて、両手でもんで食べている姿をTVで拝見したような気がするが、どうにも今食べたホットドッグの味が水っぽかったような気がするといっても過言ではないような気がしないでもない。
引越しにて泡盛発掘
引越しのお手伝いをしてほしいと頼まれ、向かう。
到着した時にはおおかた片付いていたのであんまりやることないな。 あとは引越し祝いで飲むだけかとタカをくくっていたら、バカでかい食器棚が残っているという。 それを運ばす為だけにオイを呼んだという。
腰が抜けそうなくらい重いところを、持ち上げる。 「ゴトッ。」と中で音がする。 戸を開ける。 泡盛ハッケン。
なんで泡盛がひとつだけ中に残っていたのかは知らないが、くださいイヤ貰います。 しかし一体いつ頃の泡盛なんだろう。 記憶にないと、家主。 「あげるけど、中身がおかしくなってても、文句をいわないでね。」 と言われる。
飲んでると、ウマイ。 ちゃんと泡盛の味だぞこれ。 15分でなくなっちゃった。 ちなみにこの泡盛の名は、「琉球泡盛五年古酒 – 美海」といいます。
往生際わるい牛乳パック
「にゅーにゅーこーらーい」なんていいながら牛乳を欲していた息子も今でははっきりと「牛乳をくれ」という。 ま成長した。
それにともない一日に牛乳を消費する分量も増加し、たまに牛乳を要求されてもまだ新品未開封だというコトが増えた。 そこで慌てて一刻も早く息子に牛乳を飲ませてあげようと、未開封の牛乳パックの口に両手をそえる。 そしてすぐさま左右に開き、左手で牛乳パック本体を固定し、右手で「ウニュ」と注ぎ口を押し出すわけだがここで問題。
最近やけに開封失敗するわけ。 「ウニュ」と押し出されというか、飛び出てくる注ぎ口が出てこない。 ムカツイテ何遍もトライするうちに、パック自体がヘタってきて、なおさら開かなくなる。 ムッカーとくる。 ここで、「仕方ないから反対側から開封しようか。」という考えが頭をよぎるが、たかだか牛乳パックに屈したみたいで非常に感じ悪い。 こうなりゃ意地だ。 絶対、こっちからしか開けないもんねコラと、右手の人差し指、中指、親指を酷使して開けようとする。
それをあざ笑うかのように、牛乳パックの本来注ぎ口になるであろう部分はグニャグニャになっていき、なおさら開封されにくくなる。 まてよそういや息子に牛乳ついであげようとしてたんだなんて、今ごろ思い出す。 不安そうにオイを見上げる息子。 あまり見てほしくないところを見られてしまった後悔と、牛乳パックに対する憎悪。 いっそうのこともうこのまま開けずに窓から外へ放り投げてしまいたいという衝動をおさえて、おとなしく反対側から開けて、(これがまたカンタンに開くんでやんの)ようやく息子の持つコップに牛乳を並々と注いであげることができた。 が、しかしこのカッコワルイ開け方の牛乳パックが平然と冷蔵庫内に収められているという図を想像しただけで腹立つ。 よって開封失敗したときの牛乳はいつもの2倍ぐらい減りが早い。 オイがムキになって飲むからである。
こどもの見ている前だ。 今日のところはこの辺でカンベンしといてやらあ。
先の唐揚げ
最近息子の食欲がない。 考えられる理由としては、保育園から帰ってきてすぐに食べるアイスかはたまたクルミパンか。 とにかく、晩飯の食いつきが悪いのである。
こんな時は、息子の大好物である手羽先料理を晩御飯にすると、ガッつく。 ひとりで何本もの手羽先を平らげる。 我が家の手羽先料理の定番といえば、檀流クッキングの手羽先料理3品なわけだが、息子も当然大好きなわけで。 でも、最近やけに暑いから油モノ食べて体力つけておかないとお遊戯会もヤバいかなということで、今日は手羽先の唐揚げということにした。 オイのビールのつまみにもなるわけ。
晩飯前の風呂に入っていると、ヨメの怒鳴り声が聞こえる。 こっそり除いてみると息子が反省のポーズをとっている。 事情を聞くと、嫁が手羽先の唐揚げを指差す。 よく見てみると、手羽先の唐揚げ全てに、かじった跡がある。
息子はこの日調理した手羽先の唐揚げ全ての、一番肉のある部分、すなわちかじりやすい部分だけを、食していたのである。 どれを見ても、真中だけ肉がかじり取られている。
それを見て、爆笑のオイだったけど、ヨメはすごくそれが気に入らないみたい。 普段はおおざっぱなのに意外とどうでもイイことに細かい。 そうして息子は反省を命じられていたわけ。
まあいいじゃないですか。 だって手羽先は骨あるから食いにくいし。 息子的に一番ベストな方法で、一番おいしい部分だけを食べたのでしょう。 一応能率イイねキミと、褒めておこうではないですかヨメよ。
夕張メロン
ナントカメロンというのをこの前食べたんだけど、またメロンもらった。しかもなんと、今回は、夕張メロン。 なんでもご祝儀相場というもので、箱詰めが一個50万とかするモノもあると聞いたことのある夕張メロンなわけです。
このまえのキュウリとかもそうなんだけど、ひとつの食材をもらったら立て続けに同じ食材が集まるようになるというかなんというか。 無いときにはホント無いんだけど、あるときはホントあるわけ。
ともかくそんなめったに食えない夕張りメロンと聞けば、ちょっと味見ぐらいはしてみたいもので、食べてみる。 うーん果肉がやけに柔らかくて、果汁がボタボタジューシーで、ウマカですよ。
男前豆腐ならぬ美人どうふ:ざる豆腐である
豆腐のうまい季節がくるわけ。 夏の蒸し暑い日、セミがけたたましく鳴きまくる中、ギンギンというかキンキンに冷えたビールに、さっき買ってきた真っ白い豆腐一丁。 そのまま皿に移して、ドバッと醤油をかけて、かぶりつくわけ。 雰囲気だすならば、扇風機とさらにうちわ、豚の蚊取り線香入れに、縁側、打ち水なんかして、目の前の木にセミは止まってもらい、たまにカナブンなんか飛んでくるとなお良いわけ。
でも寒い日も豆腐はウマイ。 鍋には絶対欲しいというか必須。 ハフハフやるわけです。 ということで季節に関わらず年中豆腐にはお世話になるのですが、たまにムカツクときがあるのです。
「木綿豆腐2丁98円」なんていう豆腐が近所のスーパーによく売っているわけですが、安いので買うわけです。 そしてそれなりに美味しいわけです。 時には冷奴で、時には湯豆腐で食うわけであります。
田舎に行くほど、豆腐は固いモノが好まれるそうでありますが、オイもやっぱり固い豆腐が好きなわけです。 なので「絹ごし」ではなく、「木綿」を買うのです。 そして冷やっこでさあ食べようと、封を開ける。 とりあえず豆腐を手で受ける。 水が流れる。 何故かその木綿豆腐が今日に限ってやけにやわらかい。 いつものメーカのものなのに、そのメーカーの絹ごし豆腐よりも軟らかい。 ショック。 マジショック。 ということがよくあるのです。
豆腐業界ことは詳しくわからんが、これは一体どういうことなのか。 木綿を買ったのに絹よりも軟らかいとはどういうことなのか。 責任者出て来い。 とひとり腹立てるわけだが家族の同意は得られず、ヨメに「同じ豆腐です。 食え。」とあしらわれるのでした。
「今度から違うメーカーの豆腐を買うようにすればイイじゃん。」 なんて意見もあるにはあるのですが、長崎では、そのメーカーの豆腐が一番お気に入りなのでした。 味が。 オイの頭の中では、この豆腐メーカーは「ライバルがいない → 少々適当に作っても売れる → それに2個で98円だしムハハ。」という直線的な横柄な態度にムカツキつつ、でもそれを買わないとしょうがないという葛藤が豆腐を手に取るときに巡り巡るのでした。 チッ。
昨日は台風もそれたし、晴れてるしで息子と少し早いがクワガタ取りに出かけました。 何匹か採集できて、家にお土産を持って帰ろうと、道路沿いの直売所風の建物に入ったのでした。
狭めの店内には、なんだか面白そうな品々が並べられておりテンションが上がります。 そこで、目にとまったのが、このざる豆腐。 スーパーにも置いてありますよ。 ざる豆腐は。 一丁(一丁でイイのか)150円ぐらいで、丸いザルに入った丸い豆腐。 150円といえば、いつも買っている豆腐から比べると随分高価なわけだが、そのプライスにだまされてはいけません。 まず美味しくないわけです。 その「ザル入り」という演出により、なんだか美味しそう感と、若干の高級感を演出しているに過ぎないわけです。
「ふーん、ざる豆腐ね。 お、350円か。 イイ値段ね。 なに! 原材料は、大豆と天然ニガリだけですか。 おー買います。」と、その直売所の豆腐を3丁買ってみたわけです。 作り立てでまだ温かいのを。
うまい。うまい。 大豆の香りが若干熱を持った表面から食べてもいないのに香ってくる。 食べる。 柔らかい。 柔らかい豆腐はキライだけど、うまいよこれは。 とにかく豆腐は大豆で作られているということを、始めて実感できた豆腐なのです。 前に、京都で、すごい小さい豆腐一丁500円という高級豆腐を買って食べたことがありましたが、こんなに美味くなかった。 さらに実は、オイがかったこの男前豆腐ならぬ「美人豆腐」よりももっと美味しいという「青大豆」を使った豆腐というものもここでは販売しているそうなのだが、それはすぐに完売するそうな。
この直売所はナカナカ行きにくいわかりにくい場所ではありますが、豆腐好きの方ならば是非一度お試し頂きたい豆腐でありました。 残る一丁は明日の朝食います。
ヒラスの真空パック | 保存食
長崎は、台風上陸の恐れがあった。 しかしその恐れはなくなった。 が、ここのところ雨がよく振り、海も荒れていたそうな。
だから居酒屋さんに行ってもイキのイイネタなんて入荷しているわけはなく、お刺身がなーんもない。 「ふんとにもう、大将、おたくプロでしょ。 理由はどうあれ、なにか刺身を用意してください。 自然の悪条件を、あなたの職人魂にてどうにか克服するのですよ!」と、無理な注文をしてみたところ、ありました。
大将が冷蔵庫からおもむろに取り出してきたひとつの真空パックの袋。 中には魚の切り身が入れられてある。 実はこれ、ヒラスの刺身を真空パックにて保存してあるものなのです。
今回のような「悪天候にて魚の入荷なし」まさにいざというときにそなえて大将が隠し持っておいたブツなのであります。 「うーん、それ、ホントに食えるの? いつ真空パックにしたの?」と聞いてみると、去年の冬に、真空パックしたのだそうな。 テレビショッピングで深夜にやってた真空パックの機械が欲しくて購入し、どうしても使ってみたかったから、目の前にあったヒラスのブロックを真空にてパック詰めして、保存してみたのだそうな。
微妙な素性はよくわかったが、あんまり食いたくないなと思いつつ、すこし切ってもらうと、ウマイの。 ウマイんでやんの。 真空パックってすごい。 うれしくなり、とりあえずまだ封を開けていないヒラスの真空パックを大将が隠し持っていることが判明したので、買い取ってきたのであります。 とりあえず今日の晩酌の友は確保したわけであります。
きゅうり三昧
オイが住んでいる地域には、キュウリを自作されている方が多い。 キュウリシーズンになると、あっちからもこっちからも家の周囲からわんさかキュウリが持ち込まれる。 「きゅうりのできたとさ。 少しけど食べてね。 無農薬やけんね。」と、大体持ってきていただく方のコメントはこのようなかんじ。
「少しだけど」とおっしゃるが、そこが少しではないのがご近所の方々。 少しだけど少しだけども集まれば、ものすごい量のきゅうりになるわけだ。 毎日酢の物やなにやら作ってキュウリを消費していくわけだがいかんせん供給のほうが圧倒的に多い。 ジャガイモなんかだと保存もきくし、いっぺんの調理で大量に使う料理も多いせいか沢山貰ってもそれほど困らない。
しかしキュウリはどうなんだろ。 キュウリを一度に何本も使う料理といっても思い浮かばないし、我が家のヌカ床もキュウリで満杯だ。 ピクルスも新たに大量に作った。 さてどうしようか。 ピクルスドラム缶で作るか。
このようにシーズンになると大量のきゅうりが押し寄せてくるオイ家であるが、無いときはまったく無い。 チラっともしない。 でもキュウリ一本だけに用があるときや、1/3本だけキュウリが必要という場面が多々あるわけで。 でも年に一度あれだけ大量のきゅうりを頂くオイらは、買いたくない。 一本だけキュウリを買いたくないわけである。 なんだかケチるわけである。