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2006/07/10 酒肴

男前豆腐ならぬ美人どうふ:ざる豆腐である

bizintofu

豆腐のうまい季節がくるわけ。 夏の蒸し暑い日、セミがけたたましく鳴きまくる中、ギンギンというかキンキンに冷えたビールに、さっき買ってきた真っ白い豆腐一丁。 そのまま皿に移して、ドバッと醤油をかけて、かぶりつくわけ。 雰囲気だすならば、扇風機とさらにうちわ、豚の蚊取り線香入れに、縁側、打ち水なんかして、目の前の木にセミは止まってもらい、たまにカナブンなんか飛んでくるとなお良いわけ。

でも寒い日も豆腐はウマイ。 鍋には絶対欲しいというか必須。 ハフハフやるわけです。 ということで季節に関わらず年中豆腐にはお世話になるのですが、たまにムカツクときがあるのです。

「木綿豆腐2丁98円」なんていう豆腐が近所のスーパーによく売っているわけですが、安いので買うわけです。 そしてそれなりに美味しいわけです。 時には冷奴で、時には湯豆腐で食うわけであります。

田舎に行くほど、豆腐は固いモノが好まれるそうでありますが、オイもやっぱり固い豆腐が好きなわけです。 なので「絹ごし」ではなく、「木綿」を買うのです。 そして冷やっこでさあ食べようと、封を開ける。 とりあえず豆腐を手で受ける。 水が流れる。 何故かその木綿豆腐が今日に限ってやけにやわらかい。 いつものメーカのものなのに、そのメーカーの絹ごし豆腐よりも軟らかい。 ショック。 マジショック。 ということがよくあるのです。

豆腐業界ことは詳しくわからんが、これは一体どういうことなのか。 木綿を買ったのに絹よりも軟らかいとはどういうことなのか。 責任者出て来い。 とひとり腹立てるわけだが家族の同意は得られず、ヨメに「同じ豆腐です。 食え。」とあしらわれるのでした。

「今度から違うメーカーの豆腐を買うようにすればイイじゃん。」 なんて意見もあるにはあるのですが、長崎では、そのメーカーの豆腐が一番お気に入りなのでした。 味が。 オイの頭の中では、この豆腐メーカーは「ライバルがいない → 少々適当に作っても売れる → それに2個で98円だしムハハ。」という直線的な横柄な態度にムカツキつつ、でもそれを買わないとしょうがないという葛藤が豆腐を手に取るときに巡り巡るのでした。 チッ。

昨日は台風もそれたし、晴れてるしで息子と少し早いがクワガタ取りに出かけました。 何匹か採集できて、家にお土産を持って帰ろうと、道路沿いの直売所風の建物に入ったのでした。

パッケージ-美人どうふ

狭めの店内には、なんだか面白そうな品々が並べられておりテンションが上がります。 そこで、目にとまったのが、このざる豆腐。 スーパーにも置いてありますよ。 ざる豆腐は。 一丁(一丁でイイのか)150円ぐらいで、丸いザルに入った丸い豆腐。 150円といえば、いつも買っている豆腐から比べると随分高価なわけだが、そのプライスにだまされてはいけません。 まず美味しくないわけです。 その「ザル入り」という演出により、なんだか美味しそう感と、若干の高級感を演出しているに過ぎないわけです。

原材料他- 美人どうふ

「ふーん、ざる豆腐ね。 お、350円か。 イイ値段ね。 なに! 原材料は、大豆と天然ニガリだけですか。 おー買います。」と、その直売所の豆腐を3丁買ってみたわけです。 作り立てでまだ温かいのを。

うまい。うまい。 大豆の香りが若干熱を持った表面から食べてもいないのに香ってくる。 食べる。 柔らかい。 柔らかい豆腐はキライだけど、うまいよこれは。 とにかく豆腐は大豆で作られているということを、始めて実感できた豆腐なのです。 前に、京都で、すごい小さい豆腐一丁500円という高級豆腐を買って食べたことがありましたが、こんなに美味くなかった。 さらに実は、オイがかったこの男前豆腐ならぬ「美人豆腐」よりももっと美味しいという「青大豆」を使った豆腐というものもここでは販売しているそうなのだが、それはすぐに完売するそうな。 

この直売所はナカナカ行きにくいわかりにくい場所ではありますが、豆腐好きの方ならば是非一度お試し頂きたい豆腐でありました。 残る一丁は明日の朝食います。

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