巡査に鍋焼
切っても切れない間柄のたとえで、冬交番にいると、寒い、眠い、怖いの三つ
で怖くてたまらん。 そこで鍋焼きうどんを食べて元気をつけたのだそうな。
と、丸谷才一さんの本に載ってあった話。 どこまでホントかわからんけれど。
先日は娘の一歳の誕生日ということでモチふみをしたとさね。
3日ほど前にモチっ子でグルグルモチを作ったとばってん、せっかく餅作る
んだったらやっぱり臼にてペッタンペッタンやりたかったとけどね。
しかしこれなんで一歳の誕生日にはモチ踏むんだろうかね。
もちは美味しく雑煮にして食いました。
話は変わりおにぎりについて。
おにぎりは皆弁当に入れたり普通に家で食べたりするジャパニーズファーストフードといっても過言ではなかろう存在ばってん、もともとは保存食さね。
おにぎりの外側は外気に接するためカビやすいんだけど、中は腐らない。 そこで握り飯の外側の発酵作用を止めるために塩をまぶしたり、味噌をぬったり、表面を焼いて炭化させたりする方法を先人たちがあみだしたというわけさ。
さてここで餅。
おにぎりをさらに圧縮したものが餅で、「持ち飯(もちいい)」もって歩く飯という意味から餅という言葉ができたとです。
昨日飲んだ後に蕎麦ば作ってすすってみたとさ。 物入れの奥から発見した蕎麦麺は安物で、上にのせた小ネギは乾燥しとったとけど、出し汁は上出来。
だし汁(そばつゆ)は、いつものように出し汁ばとる →という風にして抽出したとばってん、ちゃんとした蕎麦屋の職人さんのダシのとり方はまた違うそうな。
まず、鰹節だけでダシをとる。 しかもカツオブシをびっくりするぐらい大量に使用する。 そして煮出す時間。 普通家庭ではひと煮立ち、10分か20分ぐらいのところを、2時間も煮出したりするそうさ。
なんだかカツオブシの臭みがでそうばってん、徹底的に煮出すことにより、逆に臭みを消してしまうそうたい。 ふーん。
天ぷら屋に行くときは、
腹をすかして行って、
親の敵にでも会ったように
揚げるそばからかぶりつくようにして食べなきゃ。
と、池波正太郎さんが『男の作法』のなかで書いていた。 そうしないとテンプラ屋の親父は喜ばないそうだ。 油の温度を一定に保つのはムズカシイから。 酒も2本まで。 ガブガブ飲んだら天麩羅の味が落ちる。
昨日テンプラ屋さんで酒はおろか焼酎を何本も飲んだんだけどイヤやったかなー大将。 ごめんなさい。
ちなみにテンプラの語源には諸説あり。
外来語から転じたとの説が有力。 ポルトガル語で調理を意味する「tempero」。 鳥獣肉を使用しない精進料理であるから寺院「templo」。この2つが有力バイ。
最近読みはまっている伊丹十三の「女たちよ!」に載ってたので作ってみたら
きわめて質素なのにウマカ。
どこにでもある食パンをある程度薄切りにし、四方の耳を落とす。
そしてバターを塗り、スライスした胡瓜を敷き詰めて軽く塩をふる。 もう一枚の
パンで挟んでガブつく。
一斤のパン全部使っていろいろ作ってみたんだけど、パンは写真よりももう少し薄いほうがイイみたい。 これでもこの胡瓜サンドはイギリス上流階級の典型的なお茶菓子らしかばい。
とりあえず作って食ってみてください。 マジウカマけん。
息子にトイガンでバーンと打たれる。
ウギャーと死んだフリをする。
息子ウケル。
以下繰り返し。
最初打たれたときに高テンションで死んだフリをすると、のちのちその高いテンションを続けていかなければ息子はがっかりするわけで、よって死んだフリをするときは以後「うわー。」とアクション無しの声だけにすることしにようか。
でもそれじゃ少しかわいそうか。
息子は中耳炎である。 一年前まではけっこう頻繁に耳鼻科に通う毎日だったんだけど最近ようやく小康状態。 一時は鼓膜に小さなパイプを埋め込む治療までやったんだけど、それもはずれて中耳炎は遠い昔の思い出になりつつあった。
が、である。 嫁の友人息子、仮にO助とでもしておこうか。 彼がこの度長引く中耳炎にむけて、パイプを入れるそうである。 そこで経験者のウチの嫁に相談をもちかけてきたらしいのだが、
全身麻酔でパイプを挿入すると病院で告げられたとパニックに陥るO助の母。
全身麻酔? うちの息子はそんなことしなかったんだけど。 いつもの治療みたいに簡単だったんだけど。 どうやら病院により差があるらしい。 これを聞いたO助母が、我々行きつけの耳鼻科に乗り換えたことは言うまでもない。
でも実際どうなんだろうね。 全身麻酔。 それなりのリスクあるんだろうけれども。 オレ盲腸ひどくて全身麻酔で切ったんだけどさ。
3歳になる息子はここのところ何でも疑問に思うみたい。 身の回りの全てのことに「なんでー?」とたずねてくる。
「うーんわからない。」なんてやる気のない回答は極力避け、なんらかの意味ある内容を教えてあげようと心がけるも回答不能に陥りそうなスルドイ質問が増えたのだったのである。
なんんでも魚を食べる量が多い人は、少ない人よりも心筋梗塞や狭心症になるリスクが少なくなるということが4万人を対象にした厚生労働省研究班の調査で判明したそうばい。
魚の成分中、心臓病予防に効果があるのはEPA(エイコサペンタエン酸)と
DHA(ドコサヘキサエン酸)。 血栓を作りにくくし、動脈硬化を防ぐ働きがあるらしい。 EPA、DHAはイワシ、サバ等の青魚に多く含まれるそうたい。
今朝の朝日新聞の記事より
ひところDHAで頭がよくなるとかいうポスターをスーパーなんかで見かけたけれども最近見ないね。 それはそうと息子が魚好きで好きで。 晩酌用に楽しみにしていた〆サバの刺身なんかもう全部食っらってやがる。 悔しいが、息子の頭脳に期待ということで。
年末にニュースでよく見た巨大なくらげ「エチゼンクラゲ」は、漁業関係者にとっては頭のイタイ存在だそうさ。 なんでも重さ100kgにも成長するので魚網にかかると重さで網が切れたりするという大変迷惑な存在みたい。
そんなエチゼンクラゲとは別に肥前、備前クラゲもいるそうさ。 総称して「3ゼンクラゲ」。(なんだか安易なネーミングやね。) 有明海に生息する肥前と備前は味がよく、中華料理の食材として使われるが、越前はマズくて使い物にならんそうだ。
そんなエチゼンクラゲの大量発生の要因はやはり人間。 おなじみ環境破壊なワケですばい。 じゃーどうやってこの問題を解決するか? それにはいくらエチゼンクラゲがマズくても、人間が責任をもって食うことである、と考えてみた。 よく似たほかの2種は食えるんだから、そんなに難しい話ではないと素人考えで思うんだけど。 ひとつ「エチゼンクラゲ大活用レシピ募集! 優勝者にはエチゼンクラゲ2年分!」なんてキャンペーンを政府が先頭に立ち大々的にとりおこなってはいかが。
意外と「乾燥させてみたらなんと食感がフカヒレにそっくり!」とか、「この味をたとえていうなら、第2の海ツバメの巣だね!」みたいに調理法によって高級食材と風味が似ていたりして。 そしたら今度は「エチゼンクラゲ激減! 乱獲により捕獲禁止へ」みたいになるんだろうけど。
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