唐辛子の束ゲット
オイが住んでいる周辺は畑を持つ老人が多く住んでいる。
息子と2人散歩しながら今度の恐竜展にはいつ行くことにするか計画を練っていたところ「オーイ、オイ」と声がかかる。
道路脇を見上げると、太陽光を背に、やせた爺さんが立っていた。 S爺さんである。 このひとは数ある近所の畑のなかでも大々的に色んなものを作っておられる人物であり、収穫したものを季節ごとによく頂戴する。
この前はやさしい酸味のする柚子を沢山もらった。 その前は巨大な甘い、白菜だった。 そして今日は、唐辛子の束だった。
「軒先に吊るしておけーよう効くしぇん」ということらしい。