サザエ談~サザエはこうすると殻からスルリ取り出しやすい
それは年末、雪まじりの小雨降る中、逃げるように酒場の暖簾をくぐった時の事でした。 七輪でキノコを焼いてつまんでいたんです。 すると突如、となりに座る初老の男性が話しかけてきましてね。
越中さん(仮名 以下K):「寒いねー」
オイ(以下O):「ですねー」
K:「それ何焼いて食べてんの?」
O:「エリンギです」
K:「旨そうだねー。 同じように七輪でね、トリガイ焼いても旨いんだなぁ・・・レモンをジュッと絞ってね」
O:「聞いてるだけでヨダレでます」
(more…)月例報告1701
サタデーナイトフィーバー
かれこれ20年前に初めて見た映画。 昨日Huluで見つけたので流し見しようと思ったら、冒頭からドップリ浸かってしまい・・・わかる。 おじさんには主人公トニーの心理が事細やかに理解できるぞ!
むかし見た時は主人公と同じくらいの歳だった。 あの頃には持ち合わせていない、客観的視点で観れば、この映画はまぎれもない歴史的名作だという事が身にしみて分かる。 単にキレキレダンスのニイチャンが踊りまくってウェーイ!な映画ではなかったのだ(今更気づいたのか)。
(more…)やきとり浜ちゃん
以前中野にお気に入りの焼き鳥屋があった。
鬼瓦みたいな顔をしたぶっきらぼうで、少しシャイな店主の焼く鶏は、どれも旨かった。 酒がまた良い。 「酒人」を名乗る彼だけに、おびただしいレア銘柄が壁一面を埋めつくしている。 酒を注文すると「もっと良いのあるよ」と、奥から見たこともない酒瓶を提げてくる。 酒飲みの心は酒飲みにしかわからないのだ。
呑んでいて時折「シューッ」と、まるで圧力鍋を炊いているような音が聞こえてくるのは、店主が串を焼きながら立ち上る炎を息を吹きかけ消す音だ。 その姿をカウンター越しに眺めていると、「早くその串よこせ」とノドが鳴ってくる。
(more…)あずきスゲ
五年ほど前からですかね、無縁だった肩コリに悩まされるようになりました。 モニターを見つめていると、突如両肩にのしかかってくる鉄アレイ・・・首がしびれて目はかすみ・・・たまらず立ち上がって背伸びします。
(more…)SONY SL-7300
古書をめくっていたら、紙切れが一枚落ちてきた。
すっかりラクダ色に変色してしまった新聞紙だ。 ソニーのビデオデッキ新発売298,000円。 丁寧な切り抜き方からして、かつてこの本の所有者は相当まじめに購入を検討していた事がうかがえる。 ちなみにこの本も、広告のデッキも昭和50年製である。 これだから古本はやめられないのだ。
(more…)今朝の気づき
娘
次女(小1)のひとり遊びは見ているだけで勉強になる。 ソファや布団を駆使して秘密基地をこしらえたかと思いきや、少し目を離すといつの間にやらスッカリ片づけてしまっている。 アッと言う間に跡形もなく撤去してしまうこの手際よさ。 ひとりのできる仕事量を超えているように思えるが。
学習机にタブレットを立てかけこしらえた映画館。 自分専用のVIP鑑賞ルームである。 これもまた、しばらくするときれいさっぱり撤去されており、姿が見えないと思いきや、リビングで正座して暖かいお茶をススりながら、洗濯物を一枚一枚、まるで貴重品を扱うかのよう丁寧にたたんでいる最中だった。 もはやお母さんです。
(more…)イングロリアス・バスターズ(笑)
えー、知らないマンションの一室におり、蒸し暑かったのでベランダの窓を開けたら黒いアイリッシュセッターがやってきて、恐ろしかったので窓をしめようとしたら間一髪で間に合わず、犬の侵入を大汗かいて拒んでいた所、フとテーブルに目をやると、大ザルにおはぎが並んでおり、そのおはぎがどれもみなピンポン玉大で「小さすぎやろ!」と突っ込みつつも、残念ながら犬は室内に悠然と入ってき、いざ対峙して次の一手を考える。
という妙な夢を見て早朝4時に目が覚めた。 さすがにまだ眠たいと目を閉じるも、小さなおはぎが頭の中をグルグル回って寝つけない・・・「しゃあない、起きたる!」と逆張りしてしまった。
(more…)KIDS UNITED
元旦、俺たちは走る。
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