夏なのだ

今の子供が見れば驚く程のカブトクワガタが昔はいた。
子供の頃、夏休みになれば毎年婆ちゃんの田舎へ遊びに行った。 何が楽しみかというと、朝早くから出かける「カブトムシ取り」であり、当時はまだ瀬古選手のようにシャープな体躯をしていた叔父が一同ひきつれて山に入ったものだった。
ある日狩場がマンネリ化したので開拓しようと、別ルートから入山を試みた。 すると子供達は一斉に「ギャア」とさけび声をあげた。 瞬間焼けるような激しい痛みが走る。 どうやらミツバチの巣をつっ突いてしまったらしい。
楽しいはずのカブクワ採集は一転修羅場と化し、逃げ惑う子供らを必死で統率しようとする叔父は青くなった。 皆転がるようにして表へ駆け出た。
(more…)田植え
久しぶりに晴れたから、朝から車を走らせて、空気の旨いところを散歩することにした。 次男は誘わなくてもついてくる。
一面広がる田んぼに、人影がちらほら。 これから田植えをするらしい。 これは見ものと土手に腰掛け、早くも風呂敷を広げておにぎりを取り出しムシャつきながら、見学をはじめた。
しばらくすると、田植機がやってきた。 前輪はフリスビー、後輪はフラフープ大。 テケテケエンジン音を響かせながら近づいてくる。

バカラのグラス
行きつけの酒屋さんは良い酒屋さんだか時々勘定を間違える。
いくつか酒を購入し、いざ会計を済ませてレシートを見ると、合計金額が合わないことしばしば。
少なく請求されていることはなく、いつも大体七、八百円多い。 店員さんを見ていると、瓶のラベルにあるバーコードをピッと読み取って会計しているわけだから、間違えようもないハズなんだけど、間違ってしまう。
別の店員さんが会計をしても違っていることがあるから、レジがおかしいものと思われる。 どうにかしてください。
(more…)泣き方でわかる
揺りかごに寝転んで、おもちゃにかみつきながら「だーだー」言いつつ、機嫌よさそうに遊んでいた次女(半年)が泣き出した。
この場合はたぶん、おしめがぬれているのだろう。 ほらやっぱり。 対処する。
スッキリしてから、しばらくは上機嫌で遊んでいたのにまた泣き出した。 こんどはおしめではない。 たぶんおなかがすいたのだろう。 カミさんがおっぱいをのませるとまた機嫌が直った。
しばらくしてまた泣き出した。 だっこしても泣き止まない。 この場合は・・・たぶん眠たいのだろう。 だっこして、ユッサユッサしながら外を眺めていたらいつのまにか寝てしまった。
4人目の子供となると、赤ちゃんの泣き方ひとつで今何を求めているのかを大体理解できるようになった。 この特技を活かして、将来子供たちが親になったとき、必要に応じて孫の面倒をみてあげようと思っている。