カモノハシ蛤マッコウクジラ
この前調理した蛤の貝殻をきれいに掃除し、乾燥させておいた。 テーブルの上に置いといたら次男がいたく気に入ったらしく、肌身離さなくなった。 いっそのこと殻を接着し、ヒモを通して根付にしてしまってはどうだろうか。 「この貝殻はハマグリといいます」と教えたら、「ハマグリハマグリ」連呼していた。
日を置いて「この貝の名前って何だったっけ?」と聞いてみると少しモジモジしながら「えーっと、まつぼっくり!」と自信満満で答えた・・・。 「うーん、ちょっと違うよね」
もう一度聞くと、今度は「どんぐり!」と元気よく答えた。 どうも「り」が付くということだけは記憶の片隅に残っているようだ。 ノーリアクションで顔をしかめてみせると、
「ふまぐり!」と答えた。 おしい!
押し黙って次男を見つめ続けていると瞬間閃いたのだろう。 確信をもって「はまぐり!」と答えた。 こうして記憶は呼び起こすことができるものだということがわかった。 でも子供だからなのかもしれない。
マッコウクジラ
本棚に飾っていたFAVORITE COLLECTIONのマッコウクジラを欲しい欲しいと三日間次男にせがまれたのであげることにした。 体長の1/3を頭が占めるという特徴的な姿や、大王イカと格闘してしまうところがマッコウクジラを愛する理由だ。
FAVORITE COLLECTIONはソフビなのに丁寧に作られていることからプテラノドンやティラノサウルスもディスプレイしているが、マッコウジクラを選ぶあたり、次男はわかる男だ。
マッコウクジラを手放してからしばらくが経ち、フと、マッコウクジラの所在を次男に聞いてみるとこんな返事が返ってきた。 「この前あげたマッコウクジラどこにある?」
「お山に帰った」
はぁ? お山ってどこの山? ていうか何故山へ?
想定外の返事に3つはてなが立つほどインパクトを受けた。 でも何故お山なのか・・・・・・。 カミさんに聞いてみると、何やら保育園での生活中によく「お山」は出てくるそうだ。
例えば目当ての先生が所用でいない場合、どう説明してもダダをこねてしまう子供に対して「○○先生はね、遠くのお山に帰ってしまったのよ。 だから今日はこれないの。」という風に使うそうだ。 子供にとって、「お山に帰った」と説明されたらすなわちもう、その事柄に関しては一切干渉しないというかできないルールらしい。
そして次男が「お山に帰った」と言う場合は、対象物を紛失してしまった時だという事実も判明した。 マッコウクジラをおもちゃ箱(ていうかタブトラッグスを使っている)に放り込んでしまい、探せなくなっているのだろう。 どれどれ・・・おもちゃの山をひっくり返して探し始める。
あっけなく見つかった。 というか、ほんとは探したくなかっただけなのではなかろうか?
マッコウをこっそりピアノの上に置いて、再び次男に問う。 「マッコウクジラどこ?」
「お山に帰った」
「まじで? でもなんか帰ってきてるっぽかったけど。 たしかあっちのほうにいたような・・・」とピアノのほうを見る。
次男はピアノのほうへ走っていき、しばらくしてマッコウ片手に戻ってきた。
無言でオイの前にマッコウを差し出し、ニンマリ笑った。
カモノハシ
アマゾンで本を買うついでに子供たちの絵本やクレヨンを買うことが多い。 検索中に行き当たったカモノハシがどうしても気になり、安かったので買ってみることにした。 アメリカはSafari社の動物フィギュアだ。
想像以上のクオリティー。 このテのフィギュアは「目」を見るとおおよその出来栄えがわかる。 質感、サイズ、ポーズ、どれも申し分ない。 このシリーズは種類が豊富なので集めだしてしまう危険性大。 その前に、また次男にとられてしまうのかもしれない。