乾杯とは勝負である
「パパかんぱーい。」と、息子。 「よし乾杯」と、オイ。 「カチン。」「グビグビ。」 息子は牛乳を水がわりとしており、一気に飲み干す。 オイはまずはビールなので、細長いグラスに注がれた黄金色の液体を一気に飲み干す。 そして「あーうまかー。」とか二人で言うわけさね。
そしてしばらくして。 また息子は乾杯を挑んでくるわけ。 そのころになると、もうオイは、焼酎なんか飲んでいるわけで。 どっちかっていうと、ゆーっくりと一杯やりたいわけで。 でもしょうがないのでまた乾杯に付き合い、スーッとお互いに飲み干す。
息子の問題点としては、乾杯とは、グラスをカチンと合わせたあと、相手(オイ)よりも先にグラスを口につける勝負と思っていることと、そしてそれをいかに相手(オイ)よりも先に飲み干すかが決め手であると、勘違いしていることと、乾杯を何遍やってもよいと勘違いしている所と、いかに自分がその勝負に勝とうとも、 相手がひとたび持ったグラスが、空になるまでじーっと見つめているところである。
そうそうね、焼酎を一気なんてしていられないんですよ。 まるで学生時代の酒癖の悪い先輩のような我が息子であります。
刺身小僧と納豆娘
3歳の息子の大好物は刺身。 なかでも青物が好きだときた。 とくにシメサバへの固執は恐ろしく、半身はペロリと平らげてしまう。 父ちゃんとしては嬉しくもあるんだけど、酒の肴がなくなることを考えるとすこし悲しくもあるね。
1歳の娘は断乳が終わるや否や、納豆の魅力に取り付かれ、必ず朝晩1パックづつ食べるという徹底ぶり。 まさにもう私に納豆が無い人生なんて考えられないといったかんじ。 初めは納豆ご飯で食べていたんだけど、最近では納豆ご飯の中からネバる納豆の粒だけを抽出し、手でつまんで食べるという徹底ぶり。 はじめは「納豆ご飯が大好きな子」と思っていたんだけど、米粒もいらん、卵もいらん、ネギもいらん、醤油もいらん、「納豆そのもの」が大好きな女の子というわけさ。
おかげで冷蔵庫の中には納豆と青魚は必ず常備してある。 常備リストに加えんといかんなこれ。
息子的時間の概念
1.たった今、牛乳を飲み干した後で一言。
息子:「さっき牛乳飲んだねー。」
2.去年花火を見に行ったときのことを思い出しての一言。
息子:「さっき花火見たねー。」
ゆ、指がーっ
子供を車に乗せ、嫁に運転させる。 低スピードで若干。 そうして、オイがボンネットにしがみついて、うわーたすけてーとかビビると、子供ふたりに激ウケするとさね。
そしたらもう、パパとしては、頻繁に徹底的にボンネット乗りをやってあげなくてはという使命感にかられるわけさね。 よろこんでもらいたか。 と、いうことで、少し疲れている日も、ちょっとそんな気分ではないときも、子供からリクエストがあるときも、ないときも、必死になってボンネット乗りをやるわけ。 そうこうしているうちに、こなれてくるわけ。
「おいヨメ、今日はいつもよりちょっとスピードだして。」とか頼んで、ハンドルもすこし強めにきってもらったりするとさ。 そしてオイは必死にしがみついているフリをする。 たまにマジで振り落とされそうになるときもあったりしたけど、大丈夫なわけ。 そして悲劇は起こったのです。
今日はいつもより少しボンネットに乗りたい日だった。 なので少しヨメをせかして、車に子供を乗り込ませ、ヨメが乗り込んだやいなや、すぐさまボンネットに飛び乗った。 ヨメが車のドアを閉めた。 そしてミシーッ。
オイの左手の中指と薬指2本は、見事に車のドアと、ボディーの間に挟まれたのでした。 「ミシーッ」って、指が鳴ったよ実際。 それがもう痛いのなんの。 こんなに痛い思いをしたのは、盲腸ぶり。 歯医者ぶり。 もうね、挟まれた指2本を見ると、キレイにヘコんでいるわけよ。 痛みを通り越して、しびれているわけさよ。
絶対折れてる。 実はオイは骨の折れることを好んでやる割には、生まれてこのかた骨折をしたことはないわけで、でも、おそらく骨折とはこのような痛みや痺れがあるのだろうということを直感的に悟ったワケ。 だってヘコんでるし。
さあ、病院に行こうとヨメにせかされるも、コワい。 病院にいくのが。 病院に行くにはしばらく気持ちの整理が必要ということで、横になってじーっとしてた。 そして車のドアに指を挟まれたという大変ショッキングな事態に、改めて痛みがこみ上げてくるのと同時に、オイの息子、娘のあのひきかた。 「あーやっちゃったー。」みたいな白け具合。 子供らにとっては、非常にイタイ父親に成り下がったのでした。
イロイロ考えてもしょうがない。 とりあえず病院で骨つないでもらおう。 でも、少し指を動かしてみようかということで、指よ動けと脳から指令をだすと、動いた。 もっと曲げろ!と、指令をだすと、もっと曲がった。 実はオイの指、折れていなかったのです。 オイの骨、強。 これもひとえに日ごろの肉や魚たち、美味しく食べてる食材が、骨を強くしてくれたのでしょう。 感謝。
というどうでもよい話でした。 でもよかった。
娘の食い方
ちなみに娘には立派な前歯が4本生えとると。 奥歯はまだ無いにしても、食べさせてあげるやいなやゴックンとごはんの塊を飲み込む 様は、まるでディープブルーで見たコククジラの捕食ば彷彿とさせるとさね。 でもオイちょっとそれが面白くて、わざと多めに多めにごはんを食べさせて観察していたら、ヨメに見つかって怒られたけんね。
陰気な雛人形
実は人形系、とくに日本人形はニガテである。 なんでか? 怖い。 顔が雰囲気が。
箱にしまわれているのにホコリまみれの雛人形をとりだして、飾ってみる。 うーん古臭い。 ひな壇を被うガラスケースがついているので取り付けようとすると、木製の縁が折れた。 よこっちょにツマミがついていたのでいじくると、なんとオルゴール仕掛けだった。 なんだかサミシーイひな祭りの メロディが流れ出す。 淡々と。
うーんこんなものを飾ったところでウチの娘は喜ぶのであろうか。
妊娠のはじまりは異物?
そんな場合は、おなかの子が女の子であるある可能性があるという話を聞いた。
マジか? という議論から発展して、そもそも「ツワリ」ってどうしておきるの? という議論に発展したのである。 するとウチの嫁が言った。
妊娠初期は、おなかの中の子供を親の体が「異物」と認識し、それを体外へ排出しようという働きのひとつでツワリのムカツキがあるという。
え、マジで。
思わずクスリ
わかった? 返事は? 「(ムスコ) へんじ。」 いやそうではなくて。
コラッ。もっと空気読んで。 「(ムスコ) くーきー。」
(さんざん怒ったあげく) わかった? わからない? どっち? 「(ムスコしばらく悩んだ後) こっち。(右手を上げる)」
ママがイイ~
急に使い出したので、ヨメに聞くと、どうやら保育園で流行っていて、ある日一人の子が言い出したのをキッカケに、クラス全体に広がり、いまでは先生が怒ると、ママがイイ~と連発されるという事態に陥っているのだそうな。 インフルエンザよりも感染力が強そう。
やっぱりパパとしてあんまりコレを言われつづけるとヘコむんで、なんとか餌付けなんかして、 耳元で「パパがイイ~と言え。」なんてささやいてもムリ。 ママがイイみたい。 やっぱり背中よりも胸ですな。
モチふみ
3日ほど前にモチっ子でグルグルモチを作ったとばってん、せっかく餅作る んだったらやっぱり臼にてペッタンペッタンやりたかったとけどね。 しかしこれなんで一歳の誕生日にはモチ踏むんだろうかね。
もちは美味しく雑煮にして食いました。
話は変わりおにぎりについて。
おにぎりは皆弁当に入れたり普通に家で食べたりするジャパニーズファーストフードといっても過言ではなかろう存在ばってん、もともとは保存食さね。
おにぎりの外側は外気に接するためカビやすいんだけど、中は腐らない。 そこで握り飯の外側の発酵作用を止めるために塩をまぶしたり、味噌をぬったり、表面を焼いて炭化させたりする方法を先人たちがあみだしたというわけさ。
さてここで餅。
おにぎりをさらに圧縮したものが餅で、「持ち飯(もちいい)」もって歩く飯という意味から餅という言葉ができたとです。