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2006/11/02 雑記

地獄の温泉たまご

zigoku

温泉タマゴとは何か?

手元にある広辞苑で調べてみたが、のっていない。 じゃ、フリー百科事典、ウィキペディア:Wikipediaで調べてみるか。

温泉たまごとは、「卵黄は半熟、白身は半凝固状態に茹であげた鶏卵のこと」と、記載されてある。 そう、イメージどおりの 解説である。 しかし世の中には、こうした常識的概念にとらわれない自由な発想から作り出された温泉タマゴもあるわけだ。  実際この前食べてきたので、今回は温泉たまごの話をひとつ。

先日、雲仙で温泉に入ってきた。 その日の朝思いつきで、アポなしで雲仙で温泉に入ろう!と、決めた。

雲仙はいわずと知れた温泉保養地であり、「地獄」が有名である。 地獄とは、地下から蒸気が噴出しており、 その表面は、マグマが冷えて固まったかのようなボコボコした質感であり、硫黄の匂いが立ちこめる一帯である。  その地獄めぐりをしている最中、目の前にコチラにオシリを向けて中腰になってゴソゴソしているおばちゃん二人組みに遭遇した。

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近寄ってみると、温泉タマゴ売りのおばちゃんと、その客であった。 「あ、温泉タマゴね。 買ってみようか。」と立ち止まる。 なんでも本場で食ったほうがウマイ。 北海道に行けばカニ食って帰らないと損したような気にもなるし。 温泉タマゴは、ひとつ150円である。

「おばちゃん、ひとつちょうだいよ。」と話しかけると、普通のと、特上のがあるという。 普通のが100円で、特上が150円なのだそうな。  せっかくなので、特上を2個買うことにする。

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チャリンとおばちゃんに300円を手渡し、タマゴを2個取ろうとすると、待てという。 なんでもおばちゃんが自ら温泉たまごをむいてくれるとのこと。 そうですかと、目の前でむいてもらうことにした。 温泉タマゴをコンコンとやり、パリパリとまるで普通のゆで卵をむくかのような手つきで殻を取り除いていく。 そしてツルリとしたタマゴの白身が現れた。 「ホホ、さすがに毎日むいているだけあって速いね、おばちゃん。」 なんて語りかけたわけだがまてよ、白身がツルリンとしているではないか。

オイは温泉タマゴ屋のおばちゃんから、温泉たまごを購入したはずである。 がしかし、半分だけ殻から顔を出している白身は、ツルツルの卵肌ではないか。 上でも書いたが、

温泉たまごとは、卵黄は半熟、白身は半凝固状態に茹であげた鶏卵のことである。

とwikiにも書いてあるし、オイもいままでそうだと考えていた。 しかしこの雲仙の温泉タマゴ屋のおばちゃん製の温泉タマゴは、白身がガチガチなわけだ。 ちょっとイヤな予感がするし。

おばちゃんにツッコミたくもなったが、半分だけ殻をむかれた温泉タマゴを手渡され、その人の良さそうなおばちゃんには、なにも言えないまま温泉タマゴを受け取った。 もしかすると、おばちゃん的に、白身はどうだってイイのかもしれない。 おばちゃんの温泉卵に対するこだわりとは、黄身の半熟加減の素晴らしさなのかもしれない、と考えて、さっそくパクリとやる。 すると、現れた黄身は・・・・、芯までしっかりと熱が通っていて、半熟どころではない。 半熟にかすりもしない、普通ーのゆで卵だったわけだ。 よって口の中が黄身でボソボソになりながら、「t、ちょっとおばちゃん、これって温泉たまごじゃなくて、ゆで卵ですよね?」と、やんわり尋ねてみた。 するとおばちゃんはこう答えた。

「いんや、それは温泉タマゴです。 私が作りました。」とアタマっから疑問を否定された。 そりゃそうである。 非常に目立つ黄色い看板には、「地獄蒸し 温泉たまご」と、堂々と書かれてあるわけだから。 「でもねおばちゃん、そもそも温泉たまごというものはですよ、」と、思いの丈を語ろうとも思ったけど、やめた。 売ってる本人が温泉タマゴって言ってるんだし。 だまって食べよう。

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しかしこの温泉タ、いや、何の変哲もないゆで卵ではあるが、マズいものじゃない。 なんだ、よく見てみれば、お店の前にちゃんと殻をむいたサンプルを出しているじゃないの。 これじゃー文句はいえないな、ハハハ。 でも、サンプルは若干半熟になってるじゃないか。

大体普通のだという100円のほうの温泉タ、いやゆで卵には、「特大」なんて書かれているけど、となりの「特上」と、大きさが同じじゃないか。 それじゃなにかい、普通のタマゴと比べて特大ということなのかい。 いや、オイの経験的に、このタマゴは、せいぜいL程度の大きさでしかないはずである。 きっと、おばちゃんの感性的に、特大と見えてしまうのかもしれない。

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ち、ちょっと待った。 特上のたまごなにか書かれている! あぶないあぶない、見逃すところだった。 一個手にとってみる。

たうりん

特上の温泉タマ、いや、ゆで卵には、ひとつひとつすべてのタマゴに「たうりん」と、鉛筆で書かれているわけである。 「たうりんって、あのタウリン? リポビタンDの?」

タウリンとは

タウリンとは、アミノ酸の一種であり、消化作用を助ける働きがある。 タコ、イカはタウリンを多く含むんでいる。 人間、、ネズミにとっては体内で合成できるため必須アミノ酸ではないが、ネコははタウリンを合成する酵素を持っていないため、ネコにとっての必須アミノ酸である。

-以上タウリンについてwikipediaより-

「鳥の食べ物が違います」って、宣伝文句で書いてあるけど、これって「たうりん」を含んだエサを食べている鳥が産んだ卵を温泉タマゴもとい茹で卵にしましたという解釈でまちがっていない? と、おばちゃんに尋ねてみると、なんとこんな答えが返ってきた。

「いーや、普通のタマゴと特上を区別するために、特上にはたうりんって書いてるの」

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だ、そうだ。 これを聞いて、オイはその場で本当にタマゴを吹いた。 だって、おばちゃん面白すぎるよ。 おばちゃんがタマゴに鉛筆でたうりんたうりんって書いている様子が目に浮かびましたよ。

区別する為だけならばさ、○印だってイーじゃない。 何故それをわざわざ「たうりん」と、書くのか。 もはや、このおばちゃんに関しては不明である。

温泉たまごのおばちゃん、オイ、イロイロ言っちゃったけど、全然不満じゃないんだ。 むしろ、面白かったよ。 今度地獄にきたときも、是非温泉タマゴをおばちゃんから買いたいと思います。 体に気をつけて、がんばってください。 と、心で言いながら、「リガタンシタ」と言うおばちゃんを後に、ゆで卵を手にもちながら、地獄めぐりをする。 思わぬ所で時間をとったので、足早に巡る。 温泉にも入らないといけないわけだし。

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ウィキペディア:温泉たまご
http://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E6%B8%A9%E6%B3%89%E3%81%9F%E3%81%BE%E3%81%94&oldid=8278877

付録:ぷちぐる / 半熟卵の作り方

※温泉卵にも2種類ある。 ひとつは長時間煮熟させた「煮抜玉子」、もうひとつは熱湯に入れて5、6分後に取り出すもの。 温泉たまごを殻ごとヌカ漬けにしたのは、中国の塩玉子の応用。 卵の殻には小さな気孔があり、それを通じて中身がヌカ漬けになる。

2006/10/21 雑記

聖徳太子な一万円札

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ある日、家のたんすを整理していたところ、封筒がひとつ見つかったのだそうな。 見覚えがないその封筒を手に取り、封を開いてみると、そこには7枚の一万円札が入っていた。 しかもその一万円札は、現行の福沢諭吉が印刷されたものではなく、すべて聖徳太子が印刷された古いタイプだった。

封筒の表書きには、「昭和50年某月○日」と、書かれてあったのだそうな。

なんでも亡き旦那さんの、遺品を整理しようとタンスを整理していたときに、見つかったのだとか。 旦那さんの、当時のお給料の、一部なのだとか。 夫婦ともども、そのタンスの中の給料袋のことは、すっかり忘れていたのだとか。 このようなお話を、とあるお婆ちゃんから聞いたというわけ。

早速、一枚お借りしてみる。 デカい。 たしかに昔、見たことがあるような気がするが、普段見慣れないせいもあって、なんだかおもちゃの紙幣のように感じる。 「むはっ。」と少し喜んで、一枚撮ってみた。

おばあちゃんに、この7枚の聖徳太子を一体どうするのか? と聞いてみたところ、タナボタだから、ありがたく、お友達と、高級寿司を食いにいくのに使ってしまうのだそうな。 そうしたほうが、亡き旦那さんも喜ぶだろうという話だった。

2006/10/05 雑記

うーん誰だろ

「こんにちは。 覚えていますか?」と、道端で声をかけられた。 女性である。「あーでもあの時と髪型違うしなー。」なんて言う。

すごくフレンドリーな態度で微笑みかけられる。 オイ的にも、「うーん、どっかでみたことあるようなないような。 うーん・・・。」と、瞬間考えたがわからず。 でも、しらんぷりするのは失礼なので、「あ、あーっ。 こ、こんにちはっ!」とへんじする。

立ち止まり、しばらく会話をするなかで、一体この人が誰なのかを思い出す糸口をさがすも見つからず。 非常にモヤモヤする。 そうして、「ではまた。」と、別れた。

あの顔は絶対どっかであった見たことのある顔だという確信はあるのではあるが、その人が一体誰なのかがわからん。 非常にモヤモヤする。

その日は一日中「あの女はだれ?」という疑問が頭から離れず、2、3日してたまねぎのみじん切りをしている最中に、突如として、あの女が誰なのかという記憶が脳におりてきた。 と、表現したい。

その女は、飲み屋で会った女である。 飲み屋でトイレに行き、席へ帰ろうとしているとおばちゃんご一行に呼び止められ、酒を飲めと言われ、グビグビと飲み干すとウケて、小一時間捕まったという迷惑なおばさん集団の中にいた、女だったのだ!

「あー、あー、あの人かぁー。」と、ひとり納得し、すっきりとして、たまねぎの千切りを続けた。 5、6人のおばさん集団の中で、一番印象が薄かったといっても過言ではないというその人に、道端でバッタリ会ったわけである。 まあ、覚えてなくたってムリもないが、意外と美人なおばさんだった。  

ツイてるっちゃー、ツイてる。

2006/10/01 雑記

昭和な電柱

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畑のど真ん中で、なんとも昭和の臭いを漂わせる電信柱をハッケン。 木製なわけだ。 あそういえば小さい頃近所にも木製の電柱が残ってたっけ。 そしてまるでフランケンのこめかみに刺さっているクギのような、電柱のわき腹に突き刺さるメンテナンスなんかの際に電柱に登る為に取り付けられた太いクギ状のステップを登って遊んでたっけな。

いやしかし今こうして考えると、当時その木製の電柱をノコギリでギコギコと切り倒すというようなイタズラをやったヤツはおらんのだろうか? いやそんなバカな考えをするヤツはおらんだろう。 うーんでもオイ的には切り倒してみたいという欲求にかられないでもない。 うーん。

なんて夜道に電柱の下で写真を撮りながら電柱を切り倒したヤツはおらんのだろうか?なんて思案しているオイの様は、周囲から見ると妖怪並にブキミだったにちがいない。

2006/09/29 雑記

カッチョイイジョーロ

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「う、生まれるー」のだそうな。

オイのヨメではなく、ヨメの知人の陣痛が始まったということで、運転手としてついていくと、のどかな田舎であった。 ナカナカ生まれないそうなので、散歩に出かける。 向こうからおばさんが歩いてくる。

おばさんの手には、レトロでカッチョイイジョーロが。 「こんちはおばちゃん。 そのジョーロ、カッチョヨカですね。」というと、照れる。

「そげん上等のジョーロはどこに売っとらすとですか?」と聞くと、「あーこいは手作りやけん、どこにも売っとらんしぇん。」と言う。 なんでも、亡き旦那さんの手作りなのだとか。 このジョーロを作った旦那さんよりも長生きなのだこのジョーロは。 丈夫である。 欲しい。 その無骨さがたまらんが、さすがに「ちょうだい」なんて言えなかった。

2006/09/27 雑記

お洗濯はたのしい

洗いものをしていると、なんだか心まで洗われていくような気がする。 すべての洗い物が済んだ後は、まるで悟りを開いた坊さんのように心が晴れやかである。 という話はこの前書いた。 洗剤能力

納豆を食べた後の茶碗や、目玉焼きの黄身が微妙にこびりついた皿、肉汁が冷えて固まって非常にガンコにくっついている食器などを目の前にすると、燃えてくる。 洗剤だけでは少したよりないので「熱湯」の力を借りて、指でこすると「キュッキュッ」と音がするほどキレイサッパリと汚れを落とすことがなんともいえず楽しいと感じるときがときたまある。

前置きは長くなったが、これに匹敵するぐらい楽しい家事というのが、お洗濯なわけである。

グルグルに回されて、シワシワになった「洗濯物の塊」を洗濯機の中から一気に取り出して、澄み渡るように晴れわたる秋空がすがすがしいベランダにドーン、と放り投げる。 そしてこの先は時間との戦いである。 その塊となった洗濯物をひとつづつほどき、力いっぱいシワのばしをして、干しに干す。 いかに素早く洗濯物干しを終えることができるのかを、ひとりでタイムアタックしているのである。(たぶんご近所様からみるとキモい)

この際重要なのが、洗濯物を干す為の器具、すなわち「洗濯物干し」である。 よくある洗濯バサミが数十個ぶらさがった物干し。 フェイスタオルなんかの両端を、その洗濯バサミでとめてズラーット整然と並べて干すと、風になびいている様も美しく凛々しい。 好きである。 しかし、

その洗濯バサミ付き物干しは、総プラスチック製のものが圧倒的に多い。 ココが問題なわけである。 第一、「パキッ」と、力なく折れる。 洗濯バサミ自体が折れたり、その洗濯バサミと物干し全体をつないでいる鎖状のプラスチックがイカれたり。 そもそも洗濯バサミ付き物干し本体自体が真っ二つに割れたことだって、今こうしてカンタンに数えただけでも6回はある。 ヒトがせっかく気分よく、スピーディーにハンドタオルを干してるというのに「カキッ」なんて控えめな音をたてて折れてくれるものだからムカツクのなんの。 知らん顔してやることは大胆なんだから洗濯バサミ付き物干しは。 ったくもう製造責任者出て来い。

別にオイが怪力ってワケでもないし、第ニ、あまり使用していなくとも「折れる」っちゅうのは一体全体どういうこと? 劣化しすぎ。 オイが推測するところ、この不具合の原因はすべてプラスチック製で作られているということだと考える。 あ、洗濯バサミのバネ部分だけ鉄だ。

大体第三に、見た目がいかにもチープでカッコワルイ。 機能的にもダメで、見た目もかっこわるい。 オマエは一体何をやているんだと、洗濯バサミ付き物干しに説教したい。 そりゃありますよ。 無印良品の洗濯バサミ付き物干しなんかも買ったことがありますよ。 洗濯バサミと、本体とつながるジョイント部以外はスチール製で、丈夫でカッコイイですよ。 でもね、無印良品の洗濯バサミ付き物干しはね、小さすぎた。 (大)でも小さすぎた。 でもしょうがないので、この無印良品製の洗濯バサミ付き物干しを4個、使用しているわけである。 ウチは洗濯物が多いわけである。 無印さん、もうちょっとデカい洗濯バサミ付き物干しを作ってください。

我が家の洗濯物は、子供服が7割である。 子供2人が毎日保育園で泥んこまみれになって遊んで帰ってくると、それだけで洗濯物入れは満杯になる。 そんな子供服を干す際に、大活躍するのが、「タコ足式物干し」である。

スチール製の足が10本ぐらい中心部から伸びていて、そこに洗濯物を干すわけだ。 使わないときは折りたためて収納もコンパクト。 「カキ」なんて割れることも滅多にない。 優秀。 この「タコ足式物干し」の利便性を知る前までは、子供の服を干す作業が一番苦痛であった。 小さいし、量多いし。 しかし、こんなときにはこの「タコ足式物干し」を使用すれば、能率よく、サクサクと、子供服を干すことができるということを、ある日独学で発見したのである。 

それからは、「いかに子供服をキレイに整然と干すか」に没頭することになった。 今では子供服を干させたら、長崎でも9位ぐらいにランクインするかもしれない程ウデを上げた。 タコ足式物干し、オマエは好きだ。 今後ともよろしく。

洗濯物を干す前には、まず洗濯をしなければならないというのはごく当たり前のことではある。 そこでなくてはならないのが、洗濯機。

どんどん増えつづける洗濯物の山をなんとかしようと、半年前に洗濯機を買い換えた。 洗濯容量9kgである。 以前よりも2kg増である。 これで一度に洗える汚れ物が増えた。 やった、万歳である。

ナカナカ働き者の洗濯機で、沢山詰め込んでも、難なく洗濯完了となる。 がしかし、最近調子が悪い。 洗濯終了の時に鳴るブザーとは、あきらかに違う音がしたので「な、何があった?」と、洗濯機のもとへ走ると、エラーだという。 「D5」とかいう赤い表示がされている。 「D5っていわれて突然止まられてもね、こっちは商売あがったりなんだよね」なんて途方にくれていると、その洗濯機のよこっちょに、「エラーメッセージについて」というシールが張ってあった。 エラーの症状と、対策を記してある。 「D5」の項目を見ると、「洗濯物が片寄っています。 均一に戻してください」というようなことが、書いてあった。

なんだ、ビックリしたじゃねえか。 故障じゃなかったんだね。 と、指示どおりに直すと、再び何事もなかったかのように動き出した。

数日して、またエラーメッセージが。 「なんだ。 また片寄っちゃったのかよったくショーガネーやつねオマエは」と、洗濯機の元へ歩く。 「P3」とかいう見慣れないエラーメッセージが表示されている。 でもなにあわてやしない。 洗濯機の横に、対策が書いてあるもんね。 どりどり、対策は、と。

エラー「P3」の対処法が、どこにも書いていない。 おかしい。 よく見ると、「ココに書いてある以外のエラーがでた場合は、取扱説明書を見てください」なんて書いてある。 ったくもったいぶりやがってと、説明書を開くと、エラーと対策について記してある。 そしてその説明書に表記されているエラー一覧の中に、「P3」がないわけだ。 「ココに書いてある以外のエラーがでた場合は、 修理に出してください」なんて書いてある。 「えぇっ。」

まだ半年しか使っていないのに、もう壊れたんかキミは、っていうか、故障したのはわかったから「P3」って一体どこが悪いの? 教えろ。 頭に来て洗濯機のわき腹に一発かましたら、動いた。

2週間に一度ぐらいの割合で、「P3」というエラーメッセージが表示されるが、わき腹に一発かますと、治る。 そうやってだましだまし今も活躍中の我が家の洗濯機である。

ヨメ的にいうと、オイに洗濯物をやらせるのは絶対にイヤなのだそうな。 「旦那様にそのようなことはさせられませんから私がやります。 あなたはメシフロネルでいてください」なんていう理由からではない。 かえって手間取るからなのだそうな。

洗濯物をベランダに丸投げするので小さなヨゴレがつくし、パンパンはたいて干す作業が不十分で、乾くとシワシワになり、洗濯物をたたむ前に、追加で「シワをのばす」という作業をしなければならないのがメンドクサイ。 そのような理由からである。

洗濯物でタイムアタックをして喜んでいたのは、オイだけであったという事実。 ちなみにオイは、洗濯物を干す作業は大好きだけど、洗濯物をとりこんでたたんで、タンスにしまう作業は大嫌いである。

2006/09/26 雑記

つり橋の下には清流が流れる

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前に書いた長崎県民の森のつり橋のおよそ50メートルばかり下には、清流が流れている。 橋の上をハリソンフォードばりに渡っていると、その清流の音が心地よい。

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このつり橋自体、うっそうと生い茂る木々の間、まさに山のど真ん中に架かっているそしてその下には心地よい川の流れ。 まさにマイナスイオンがあふれかえっているような環境であるが、一時期電化製品はどれもこれも猫も杓子もマイナスイオンマイナスイオン搭載と謳われていたわけであるが実はそのマイナスイオン、体にイイというのは仮説で、科学、医療専門誌に確証のあるデータとともに発表された論文ではないそうである。 さらにマイナスオインの実態そのものも不明で、マイナスイオンが体にいいという話は海外ではあまり聞かれず、科学関係者が集まると、笑い話になることもあるそうである。

そんな頼りないマイナスイオンではあるが、たとえそのマイナスイオンがこの世に存在しなかったとしても、こうような自然の真っ只中にいると、体の毒素が抜けていくような、心肺機能が10歳若返るような、二日酔いの酒なんてどこかに飛んでいくような、すがすがしい気分になるわけである。

「これはやっぱりDNAに刻み込まれている太古の記憶がそのように感じさせているのかもしれないね、体がきっと、喜んでいるんだねぇ。」なんてつり橋を渡りながら後ろを歩く嫁にカッチョブッテ語りかけたつもりがヨメたち一行はそもそも橋を渡っておらず、独り言になってしまった。 それにしても「マイナスイオン」という言葉をこれだけ一度に連呼したことはない。

2006/09/21 雑記

ALWAYSをみて、少年時代を思い出した

みなさんはalwaysという映画をご存知だろうか。 

「日本アカデミー賞受賞」といううたい文句につられて、みてみた。

昭和33年が舞台でそれをとりまく人間模様あれこれくわしくは公式サイト →へ。

昭和33年なんて、生まれていないわけだが、その時代の持つ空気の素晴らしさがなんともいえないわけである。 ALWAYSを見終わった後、なぜか思い出したオイの少年時代の記憶をメモ。

林坂

オイが小学校1、2年生の頃。 ひとつ上の学年に林くん(仮称)という男がいた。  強めのチリチリ天然パーマで、同学年のコと比べても、背が非常に小さかった。 特徴的な、少年である。

ある日そんな彼にもうひとつ特徴が増えた。 額の傷だ。 傷といってもそんじょそこらの傷ではない。 左額の髪の生え際からコメカミまで全長15cmはあろうかという大傷である。 いったい林君の身に何が起きたのか?

いつものように林くんは、自宅近くの坂道を自転車で駆け下りていた。 林くんの自宅は山のちょうど中腹にあり、その目の前の坂を自転車で一気に下ることが当時小学校内の一部の生徒の間で流行っていて、小学生でも気軽にダウンヒル気分を味わえるということで、人気を博した。 オイたちもよくそこで遊んだのだが、なにしろ林くん家の目の前からスタートして坂を下り下りるので、誰もがおのずと林くん家を覚える。 林くんは林くんで、自宅前がメッカであるとちゃんとわかっていて、林家前にいると、急に態度がデカくなるという人物だった。

林坂(林くん家の前の坂をこう呼ぶ)の全長は100m程度ではあるが、ちょうど半分ぐらい下ったところにヘアピンカーブがある。 車も時々事故ルのでカーブに設置されたガードレール脇には、お花が供えてあったりもする。 そのヘアピンをいかに巧みに自転車で駆け下りるか、それが近所の子供たちのもっぱらの楽しみであった。

当然オイらもそれぞれのマイ自転車に乗り、林坂を下るわけである。 林くん家からスタートし、100mを一気に下り降りたら、登りはシンドイので自転車を押して上がる。 途中に手を奥まで突っ込んだらお金を入れなくても出てくるやさしい自動販売機があり、つぶつぶジュースを取って飲む。 そしてまた下る。 こんなことを午前中から夕方まで延々と繰り返していたのだから、もっと「時間を有意義に使いましょう」と忠告してやりたいと思わないでもない。 そこで林くんの登場。 林くんはオイらよりもひとつ年上。 チビのクセにチョット偉そうにしたがるところがこ憎たらしい。 そんな林くんをおだててみることにした。

オイらは確かに林くんの実力には一目置いていた。 あれほどのスピードを出しながら、ノーブレーキでヘアピンカーブを曲がれるヤツなんてそういない。 小学校内でも小さなウワサになるほどだ。 しかし、エラそうな所が気に食わない。 少々お灸をすえないといけない。 そこで林くんに簡単な提案をしてみた。 「あのさ、林くんさ、もっとさ、スピードは出せないの?」と。 それを聞いた林くんの目の色は変わった。

飛び出しからしていつもと全然違った。 妙な緑色に自分でペイントしている林くんの変速機無しの自転車は、コースなかばで観客と化しているオイらの目の前をあっというまに通りすぎていった。 「は,速かっ!」 あっという間にヘアピンカーブにさしかかり、熟練のスルドイコーナーリングを見せたその時、林くんはカードレールに突っ込み、大空を舞った。

林くんなりに攻めすぎたのである。 ボクらはあわてて林くんの元へ駆け下りた。 「死んでるよ。。」それが第一印象だった。 これまた現場に居合わせた近所の正ちゃんが、お母さんを呼びに走る。 正ちゃんのお母さんは林くんを見る。「ヒイェァー!!!」と、雄たけびを上げ、速攻救急車を呼んだ。 ピクリとも動かない林くんの悲惨なありさまをオイらは指と指の間から覗く。 なんかね、もうバックリと頭が割れている。 あの白いモノはたしかに頭蓋骨だったと、今でも記憶している。 「あー林くん死んだな。」

林くんは生きてた。 そのくらいで死ぬような林くんではない。 3週間ぐらいして小学校に戻ってきたが、まだすごくデカイ、頭の半分は覆い隠れるようなバンソウコに、包帯グルグル巻きというスタイルだった。 クラスメイトは多少心配していたらしく、林くんは生まれて始めて自分の周りに人だかりができて、少し嬉しそうに顔をほころばせていた。

ごく一部の少年らがやっていた林坂くだり遊びは、事件後、朝の全校集会で問題になり、禁止令がだされたのだが、オイたちは相変わらず続けていた。 でもそこに林くんの姿はなかった。

-おわり-

例の記憶術のナントカさんがいってた。 衝撃的な事柄ほど覚える。 なので、物事を記憶するときは、その覚えたい事柄を、衝撃的な事件としてストーリに仕立てて、覚えるのだと。 いえてる。

2006/09/20 雑記

狭い入り口

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壁の色もさることながら、しかし狭い入り口やな。 これアンガでも横にならんと通れんで。

と、思わず関西弁になる。 壁の窓よりも狭いドアなんて。

2006/09/18 雑記

台風13号 SHANSHAN(サンサン):長崎のさる家庭での一幕

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「台風なんてね、チョロイさ」なんて余裕かましていた。

いつも大体台風が接近すると家族が騒いでも、対策なんてしない。 「いーや、家は大丈夫。 このくらいの風なんかには負けない」なんてスカしている。

そして実際に直撃しても、なんてことはない。 少し風の音がうるさくて、野外のバケツがどっかに飛んでいっている程度である。 しかし、今回は違った。

「台風デカいらしいよ…長崎に向かっているらしいよ…怖ー」なんてヨメが言っているのを聞いて、yohoo天気で確認してみる。

(more…)

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