なつやすみ
長男は人生初の夏休みを満喫している。
朝からラジオ体操をしてハンコを押してもらい、小雨のふる中「今日はやめとけ」というのに虫捕り網持ってセミとりに行き、帰ってきてから牛乳を一気し、朝ごはんをかっこんで、宿題をはじめる。
あっけないほど少ない宿題は、もう半分以上済んでしまったようだ。 できれば夏休みの間中毎日ちょっとづつやってもらいたいが、一気が好きな性分のようだ。
休みに2人で虫捕りに出かけた。 一緒に遊んでいると、自分が小学生の頃の夏休みをありありと思い出してくる。 夏休みっていいものだなあ。 自由研究のお題、なんにしようか。
昼下がり、息子が昼寝しているスキを見計らい、一学期分の書類をまとめてみたら、テストの束がみつかった。
よくがんばっている。 でもたまにどっかヌケてる。 おもわず失笑したのが国語のテスト。
おむすびころりん
(物語冒頭の一部を読んでから問いに答える形式)
問い: いつのおはなしですか。
答え: いつのおはなしですか。
お前が答えんだよ。
養々麺
しばらく前からその存在は知っていたが、今回はじめて口にしたのがこの養々麺。 たまたま入った店で売られていたインスタントを買ってきた。
しかし養々麺という名は一体どこから来たのだろうか? とか考えながら封をあけ、乾燥ビーフンのような麺他スープ具材一式を取り出す。
丼にそれらを入れてお湯を注ぎ、フタをして3分待つとできあがり。 鍋で煮込まなくてよいところはチキンラーメン風。
ちぢれたソウメン風の麺をすする。 コシがあるがソーメンのそれとはちょっと違うように感じるのは縮れているからなのか、はて製法によるものなのか。 冷麺に近いようだ。
スープはめんつゆ。 よくあるインスタント物のように甘ったらしくないのは、原材料表示を見る限り、妙なものを使っていないからなのだろう。
具材はキノコのあんかけがメインでネギ、わかめが散る。 付属の七味がやけに薫り高く、よくきいたことが印象に残った。
雲仙きのこ本舗が作る養々麺。 しかし養々麺という名は一体どこから来たのだろうか?
祝い卵
沐浴楽しいトタンたらい
生まれて間もない赤ちゃんはしばらくの間、我々と同じ風呂に入ってはいけないらしい。 なのでベビーバスで沐浴をする。
前回ベビーバスを使ったのが次男の時で、もう2年近く経つからどこにしまったのかを忘れてしまった。 物置を探し回り、ようやく見つける。
ほこりまみれのベビーバスを丹念に洗い清め、陰干しにしておくも雨に降られて洗い直した。 ようやく晴れて、ベビーバスはきれいになった。 いつ赤ちゃんが帰ってきても大丈夫。
ベビーバスを部屋に入れようと持ち上げると、フチがバキリと折れてしまった。 しかも深いところまで亀裂が入ってしまったからこれではもう風呂としての機能を果たせない。 せっかく洗ったのにもう捨ててしまうしかない状態だった。
それもそうだ、これまでに3人の子供を沐浴させてきたベビーバスは劣化してしまったのだろう。 買いなおす。
ホームセンターでベビーバスを探してみると、かなりの種類がある。 赤ちゃんが浸かりやすいように湾曲しているものが大半のようだ。
だがこの形がそもそもあまり好きではなく、もっと普通になんちゅうかこう、箱型の風呂のほうが入れやすいのではなかろうかと以前から考えていた。 シンプルな箱型のものを手に取る。
レジに歩いていると、掃除器具売り場があり、トタンで作られた昔風の背の高いちりとりが目に付いた。 このちりとりで表を掃除すると楽そうだし格好よいかもしれん。 買うことにした。
そもそもトタンっていう言葉自体、何年ぶりに聞いたのだろうか? トタンねぇー。 ベビーバスとトタンちりとりを両手に抱え、レジに歩いていると、ゴミ箱売り場の横に大きなトタン製のたらいがあることに気付いてしまった。
ベビーバスとちりとりをおろし、たらいを引っ張り出してみた。 風情がある。
「買っていって水草でも浮かべて金魚でも泳がせると面白いのではなかろうか? しかしやけに大きいなぁ、これなら子供のひとりやふたり、水遊びができるのではなかろうか? あっ!」
「このたらいをベビーバスにすればいいんだ!」
丸かし深さもちょうどよい、極個人的に今トタンが熱いし、第一そのたたずまいが素晴らしい。 ベビーバスを元の場所に戻し、トタンタライとチリトリを買って帰った。
早速たらいにお湯を張ってみる。 赤ちゃんを洗うシミュレーションをしてみる。 洗いやすいように思える。 楽しい沐浴生活が思い浮かぶ。
うれしかったのでトタンタライに至るまでの経緯をカミさんに電話するとカミナリが落ちた。 ベビーバスにはベビーバスを使えと。 ちりとりは置いといて、たらいとか頭大丈夫かと・・・。
あまりにもひどい反発だったので、ベビーバスを買いなおしてきた。 このトタンたらいを何に使うのかは目下検討中。
床上げ待ち
カミさんと赤ちゃんが家に帰ってきて、総勢6人での生活がはじまった。
カミさんは床上げが終わるまで家でじっとしておかなければならない。 その間オイは家事を取り仕切らなければならない。 我が家の命運は、オイの手にかかっているのだ。
よくよく考えてみると、掃除洗濯は日頃からよくやっていることだし普段と何ら変わりがない。 買い物も普段通り行えば何ら問題はないだろうと思われる。
買い物リスト
- こどもたちのおやつ
- 酢
- マーガリン
- 洗剤
- 麦茶
- パスタ
- ホールトマトetc…
等書かれたメモを家を出るときに手渡され、帰りに買ってくるという生活だ。 食材を買うのならばオイにまかせておけ、家の半径5km圏内にあるスーパー、商店等はどこも行きつけだ。 どこに何の食材が置かれてあるのかはそらんじることができる。
入り口でカゴを取り、スーパーに入る。
ふむ、今日の買い物リストの一品目は酢か! あー、酢ね! この前シメサバを大量にこしらえたときに全部使っちゃったんだっけ。 酢だったらばここをこう曲がってアイス売り場の目の前、棚の中段に各種メーカーの酢がズラリ並べられているはずだ。 ほうらねやっぱり。 いつもの純米酢をカゴに入れる。
つぎはパスタか。 あー、パスタね! 乾物売り場の裏にパスタコーナーがあるからそこにピエトロパスタが置いてあるハズ。 フフフ、やっぱり。
何? マーガリン!? うどん玉の横だ! 洗剤?! これはここで買うべきものではない。 アホみたいにドデカイ洗剤があそこのホームセンターにあるはず。 あとで寄ろう。 今日のおつかいは、はしごだ。
次は子供たちのおやつか。 おやつなんておにぎりを2、3個ニッチラニッチラ握りこんでおいて海苔巻いて食べさせればそれでよかろうもん、と個人的には思うが、子供たちはやれパイの実だの、ポテチだのをつままないと気がすまないらしい。
しょうがない、ボンタンアメでも買っていくか・・・。 何々、よく見るとおやつには指定があるぞ。 アンパンマンのチョコとトーマスのガムを各3つずつとある。
・・・・・・それどこにある?
おかし売り場をくまなく見渡してもそれらを見つけることが出来ない。 腹が立ってきたのでカミさんに電話をした。 「アンパンマンチョコとトーマスガムはどこにあると?」
カミサンの指示通りに探してみるとアンパンマンの顔が棒に突き刺さったチョコは発見できた。 3つカゴに入れる。 しかし、トーマスのガムがどこを探しても見つからない。 アンパンマンのすぐ近くにあるという話だったのだが・・・。 ない。
ないものはない。 次。 ほう、麦茶ね。 麦茶はお茶近辺にあるでしょう。 お茶はどこに売ってたっけ? グルグル店内をまわり、ようやくお茶を見つけた。 がしかし、麦茶が見当たらない。 あーもね、お茶でなくて麦茶は麦茶。 一体どこにあるんだよ。 うーん見つからん。 もはやカミさんに電話するのも面倒になったので、店員さんに聞いてみる。 すると、なんと、目の前の棚の一番下に麦茶はあった。 しかもプライベートブランドで安いときたもんだ。
目の前にある麦茶を見つけることが出来なかったのは非常に残念だった。 何がどこにあるのか把握しているつもりだったが、それは自分の興味があるものだけに限る話だったことがわかった。
ひー、おつかいってつまんねえ、自由気ままに自分が必要なものだけを買い物していた時代が懐かしい。 もうこりごり。 早く床上げしてくんねえかな。 しっかしやけに今日はレジが混んでんな、一体どうなってんだったく。 あ、
レジのカドにあるガム売り場でトーマスのガムを発見した。 くやしいから似たような別のガムを3つカゴに入れた。
※本投稿を下書きのまま掲載しておりました。 編集し、再掲載させていただきました。(09/07/14)
あれ? スッポン!
早朝電話のベルが鳴る。
枕元の目覚まし時計を見るとまだ午前4時過ぎだ。 「一体誰なんだよ!」と腹を立てながらも睡魔により電話に出ることができない。 シカトしてそのまま寝てしまおうとも考えたが、気になるので出てみようか、でも立ち上がりたくないし・・・とか考えていたら切れた。
間を置かずに枕元の携帯が鳴った。 「ひい・・・」と死にそうな声で応答すると、カミさんからだった。 もしや!
ついに陣痛か!!
「待て、いますぐ迎えに行くからそのまま待て、決してそこでは産むな!ていうか妊娠していることは一旦忘れろ!」と伝え電話を切ろうとすると、なんと!!!
(more…)うまかっちゃんニンニク醤油風味
東海林さだおのメロンの丸かじりにインスタントラーメンを食べさせてくれるお店の話があった。 今から10年ほど前ニュースでも同じようなお店を紹介していたことがあったような記憶がある。
近くならば、是非行ってみたいお店だ。
インスタントラーメンをいかに美味しく作るか? ひと手間加えて味を良くするかについて盛り上がってしまうこともしばしばある。 これまでに聞いた話だと、
出前一丁にマヨネーズを散らすとか、サッポロ一番塩ラーメンにバターを落とすとか、UFOにウスターソースをかけてツユダクにするとか、チキンラーメンに卵を割り落とすとか(これは普通か)。 カップめんにお湯を注いでフタをして、その上で液体スープを温めておくという手法は、今でこそ色んなカップめんにその注意書きが見られるけれど、そもそもこれは、元来多くの人々がやっていたことのようである。(周辺で話を聞いてみると)
袋麺の場合、鍋に湯をわかし、麺をゆでる際に野菜を一緒に煮込んで少しでも栄養面への気配りを見せたり、豚バラスライス等肉類を一緒に煮込んで脂気を増加しあくまでも旨味の追求に走ったりとそれこそ人それぞれだ。
しかしイロイロ手を加えた結果、大抵の場合、そのインスタントラーメンはマズくなってしまう。 野菜を大量に投入したおかげで粉末スープの分量とバランスがとれなくなり、味が薄くなってしまったり、肉を後からあわてて投入したために麺はちょうどよい茹で加減なのに肉に火が通っておらず仕方なく煮込み続けた結果、仕上がりは麺柔々だとか。
どうしても何かを加えたい場合、別途その具材は火を通しておいて、完成間近にひとつにあわせるもしくはトッピングするほうが失敗が少ない。
市販のカレールを使ってカレーライスをこしらえる場合、イロイロ手を加えすぎると味がおかしくなっていくのと同様、インスタントラーメンは販売されている以上、メーカーによりもはや完璧なまでに味を調整、工夫されているものなのだ。
それ以上のものを望むのならば、一からラーメンを手作りするしか道はないように思える。
以前、居酒屋のおやじと共に「インスタントラーメンをいかに美味しく食べるか」について夜通し語り合ったところ、結論としてこのように彼は答えた。
袋入麺の場合、作るにはまず2つの鍋に湯を沸かし、一方では麺を茹で、もう一方では粉末スープをあけて煮る。
麺が茹で上がったらよくお湯を切って、別鍋で煮ておいたスープとあわせて丼に盛り食卓へ。
麺を別に茹でることにより、仕上がりの風味がコロッと違うという話。 たしかほとんど同じ話を美味しんぼで昔読んだことがあるような・・・とツッコミを入れてみたかったが、とにかく家に帰って早速試してみると、かえっておいしくなかった、という記憶がある。
たぶん麺の茹で汁ですら味のうちなのだインスタント麺は。
無論、近頃オイはインスタントラーメンにはほとんど手を加えない。
どうしても何かやりたい場合、ニンニク醤油をたらしこむ。 ただこれだけ。
もう一声!といわれたら、ネギ油とかラー油、ラード、ごま油などをたらしこむ。 どの味のインスタントラーメンでもそうする。 ネギすら散らさない。 ゴマがあればたっぷり散らしたほうがいいと思う。
ただ一点だけ注意したい所は、麺を茹ですぎないことである。 これだけはインスタントも、そうでなくても最重要事項である。
ナイキ フリー5.0
ジョギングシューズとしてニューバランスのM1500を数年間愛用し、ボロボロになったので新しいものを買いに靴屋に向かった。
(more…)脇鳴らし
風呂から上がってきた息子は唐突に「脇ならせるー?」と聞いてきた。
脇をならすといえば片方の手のひらをわきの下にあてがい、脇をギュ、ギュッとしめて音を出すあれでしょう。 実演してみせる。
「おぉー!」という声と共に、羨望のまなざしを受けてしまった。
どうしてまた急に脇を鳴らしてみようと考えたのかを聞いてみると、なにしろ息子の通う小学校では脇鳴らしが今、大ブレイク中なのだとか。 へぇー。
せっかくだから、脇だけでなく、膝の裏でもできることを実演で教えてあげると大喜び。 調子がでてきたので両足をばたつかせながら連続で膝裏キュコキュコをやってみせたら目を丸くした。
何日かすると、息子は脇鳴らしをマスターした。 クセになってしまったようで、テレビを見ながら、夜寝る前も脇を鳴らす。 やたらめったらやるのはやめれ、と注意しようとも思ったが、どうせすぐにブームは去るに違いない。
「最近実は、首でも鳴らせるようになったんだぜ!」と息子がうそぶくのでやらせてみたら、なんと本当に鳴らすことができてしまった。 首で鳴らす人を初めて見た。
これはもはや、いわゆる一つの特技といっても過言ではないレベルにまで息子は登りつめてしまったのだ。 あまりムリをせず、こうなりゃ、いけるところまでいってほしいと思う。
茹で鶏のスープ
海南チキンライスを作る際、鶏の茹で汁でご飯を炊く。 これがまたウマイ。
ムッチリとした茹で鶏のみを作り、酒の肴にしたい場合、茹で汁はどうするのかというと、スープに仕上げる。
2、3日分の茹で鶏をいっぺんに作っておこうと鶏もも肉を4枚買ってきてヒタヒタの、そう、ヒタヒタの湯で湯がいた。
蓋をして蒸らした後、鶏もも肉を取り出し、個別にくるんで保存した。 残った茹で汁の美しさといったらもう、見てるだけで満足してしまいそうだがそうはいかない。
薄口醤油、塩少々で味を決め、ごま油を数滴たらす。 トリガラを使わずに、かなり旨味のあるスープがとれてしまうことに驚いてしまう。
家族中に大人気であり、子どもたちのは春雨スープに仕上げた。
予想通りおかわりの嵐。