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2006/09/30 酒肴

厚切りアワビの刺身テンコ盛り

awabi

前エントリで書いた余談ではあるが、生まれた。 オメデト!

めでたい。 祝いじゃ! ということで、その新しく母親になったコのお父さんが張り切ったわけである。

メシ食ってけというので、お心遣い感謝いたしますということで、おじゃまする。 お父さんは、浮(うわ)ついている。 お父さん → ジイちゃんになったわけだ。 「オイ兄やん。 あんた酒は飲ますとね?(飲むんですか)」 オイが「ハイ、たしなみ程度舐めます。」と答えると、「ムワッハッハ」と、台所からドデカいアワビを数個ワシ掴みにして持ってきた。 「こいで、一杯、飲もで!」

オイは立派すぎるアワビを目の前にして興奮し、今晩の宴の席にたいする期待が高まる。 お父さんがアワビを調理する様を見守る。 お父さんは豪快なお方である。 アワビに塩をドバッと振り、手早く揉んで、水で洗い流し、殻から引き剥がし、肝と身を分けて、肝はその場でオイにそのまま食えと差し出し、オイは言われたとおり、その肝を口いっぱいにほうばる。 お父さんは、殻からはずされた巨大なアワビの身を、端から切っていく。 厚い。 「あんまり薄く切りきらんとやもんねハハハ」と、一番厚切りの身にして、少なくとも5ミリは幅のあるアワビの刺身に切っていく。 豪快。

そしてそのアワビを食卓に運び、その他のおごちそうが到着するまで、「一杯やろうで」ということになった。 今まで食べたことがないほど厚切りのアワビの身は、固かった。 固くて噛み切れないやなんて思いながら力いっぱい歯をたてると、もうギリギリ噛み切れないかというところで、「スコン」と切れる。 さらにかみ進むと、アワビ独特の磯の香りと甘味が広がる。 うーんうまい! と、味わいながら食べようとかまえていると、「早よ食え! まだアワビはあるとぞ!」とせかされる。 アワビを早く食えとせかされたことなど生まれて初めてであって、それならば遠慮なくと、酒をガブガブのみながら、まるでカマボコでもつまむかのように、いや、ポテトチップス並に頻繁に口に運んだのである。

「アワビば食べたら目によかしぇん。」とか、「アワビの殻は魔よけになるしぇんもってけ。」とか、お得情報も教えてくれながら、娘の現在にいたるまでの人生を、まずは娘が産婦人科で産声をあげたところから結婚、出産にいたるまで 詳細に午前2時まで7時間みっちりと語ってくれたのである。

なのでヨメの知人に関しては、お父さんの次ぐらいに詳しくなった。

2006/09/29 雑記

カッチョイイジョーロ

zyoro

「う、生まれるー」のだそうな。

オイのヨメではなく、ヨメの知人の陣痛が始まったということで、運転手としてついていくと、のどかな田舎であった。 ナカナカ生まれないそうなので、散歩に出かける。 向こうからおばさんが歩いてくる。

おばさんの手には、レトロでカッチョイイジョーロが。 「こんちはおばちゃん。 そのジョーロ、カッチョヨカですね。」というと、照れる。

「そげん上等のジョーロはどこに売っとらすとですか?」と聞くと、「あーこいは手作りやけん、どこにも売っとらんしぇん。」と言う。 なんでも、亡き旦那さんの手作りなのだとか。 このジョーロを作った旦那さんよりも長生きなのだこのジョーロは。 丈夫である。 欲しい。 その無骨さがたまらんが、さすがに「ちょうだい」なんて言えなかった。

2006/09/28

白熊がんばれ

「アゴヒゲ(仮名)のオススメする店で、おいしいものを食べたことは一度もないよ。」と、二人口をそろえて言う。 ソンナコトイワレタッテ、今日はアゴヒゲとメシを食いに行かねばならない。 どーすんだ。

そしてアゴヒゲのオススメする店に到着。 雰囲気イイ。 シャレてる。 マスターは白熊みたいな人。 でてくる料理は、料理というかチンしただけというか。 安スナック並み。 梅肉を多用する料理ばかりだった。 はっきりいってマズい。 来なきゃよかった。 外見だけでお店選んだらこうなるんだよな。 アゴヒゲ、イイ大人なんだから。 もっとイイ店は沢山あるはずだ。 しっかり!!  と、念力でアゴヒゲに飛ばす。

「あーそれはさー、デジカメで落として、インターネットで送ればイイんだよ。」なんて客の若い兄ちゃんにアドバイスしている。 おそらくデジカメで撮った写真を、メールに添付して送ればよいという話だと思うが、なんかどっかズレている会話のような気がする。 若者のIT知識に負けずという白熊のイキガリなのか。

グリル上に取り付けられたスポットライトがイイかんじですね。 とオイが言うと、「あーこれはさー、150ワット110ボトルなんだよ。 明るかろ!」と、自慢げである。 オイの3歳の息子なみの言い間違いをしていることにまったく気付いていない。(オイの息子は「お墓」を「オカハ」という。)

自分から振ってきた最近の景気の話に至っては、「バルブがはじけてからね、お客がパッタリ。 次来る時はもうこの店無いかもよ。」なんてヌカす。

「おしい」

何品か「これってわざとマズく作ったでしょ?」と思わず聞きたくなった料理があったが、おそらくその料理はたぶん作るときに、砂糖と塩を入れ間違えたとか、酢と酒を間違えたとか、そのような手違いがあったに違いないいや違いない。

2006/09/27 雑記

お洗濯はたのしい

洗いものをしていると、なんだか心まで洗われていくような気がする。 すべての洗い物が済んだ後は、まるで悟りを開いた坊さんのように心が晴れやかである。 という話はこの前書いた。 洗剤能力

納豆を食べた後の茶碗や、目玉焼きの黄身が微妙にこびりついた皿、肉汁が冷えて固まって非常にガンコにくっついている食器などを目の前にすると、燃えてくる。 洗剤だけでは少したよりないので「熱湯」の力を借りて、指でこすると「キュッキュッ」と音がするほどキレイサッパリと汚れを落とすことがなんともいえず楽しいと感じるときがときたまある。

前置きは長くなったが、これに匹敵するぐらい楽しい家事というのが、お洗濯なわけである。

グルグルに回されて、シワシワになった「洗濯物の塊」を洗濯機の中から一気に取り出して、澄み渡るように晴れわたる秋空がすがすがしいベランダにドーン、と放り投げる。 そしてこの先は時間との戦いである。 その塊となった洗濯物をひとつづつほどき、力いっぱいシワのばしをして、干しに干す。 いかに素早く洗濯物干しを終えることができるのかを、ひとりでタイムアタックしているのである。(たぶんご近所様からみるとキモい)

この際重要なのが、洗濯物を干す為の器具、すなわち「洗濯物干し」である。 よくある洗濯バサミが数十個ぶらさがった物干し。 フェイスタオルなんかの両端を、その洗濯バサミでとめてズラーット整然と並べて干すと、風になびいている様も美しく凛々しい。 好きである。 しかし、

その洗濯バサミ付き物干しは、総プラスチック製のものが圧倒的に多い。 ココが問題なわけである。 第一、「パキッ」と、力なく折れる。 洗濯バサミ自体が折れたり、その洗濯バサミと物干し全体をつないでいる鎖状のプラスチックがイカれたり。 そもそも洗濯バサミ付き物干し本体自体が真っ二つに割れたことだって、今こうしてカンタンに数えただけでも6回はある。 ヒトがせっかく気分よく、スピーディーにハンドタオルを干してるというのに「カキッ」なんて控えめな音をたてて折れてくれるものだからムカツクのなんの。 知らん顔してやることは大胆なんだから洗濯バサミ付き物干しは。 ったくもう製造責任者出て来い。

別にオイが怪力ってワケでもないし、第ニ、あまり使用していなくとも「折れる」っちゅうのは一体全体どういうこと? 劣化しすぎ。 オイが推測するところ、この不具合の原因はすべてプラスチック製で作られているということだと考える。 あ、洗濯バサミのバネ部分だけ鉄だ。

大体第三に、見た目がいかにもチープでカッコワルイ。 機能的にもダメで、見た目もかっこわるい。 オマエは一体何をやているんだと、洗濯バサミ付き物干しに説教したい。 そりゃありますよ。 無印良品の洗濯バサミ付き物干しなんかも買ったことがありますよ。 洗濯バサミと、本体とつながるジョイント部以外はスチール製で、丈夫でカッコイイですよ。 でもね、無印良品の洗濯バサミ付き物干しはね、小さすぎた。 (大)でも小さすぎた。 でもしょうがないので、この無印良品製の洗濯バサミ付き物干しを4個、使用しているわけである。 ウチは洗濯物が多いわけである。 無印さん、もうちょっとデカい洗濯バサミ付き物干しを作ってください。

我が家の洗濯物は、子供服が7割である。 子供2人が毎日保育園で泥んこまみれになって遊んで帰ってくると、それだけで洗濯物入れは満杯になる。 そんな子供服を干す際に、大活躍するのが、「タコ足式物干し」である。

スチール製の足が10本ぐらい中心部から伸びていて、そこに洗濯物を干すわけだ。 使わないときは折りたためて収納もコンパクト。 「カキ」なんて割れることも滅多にない。 優秀。 この「タコ足式物干し」の利便性を知る前までは、子供の服を干す作業が一番苦痛であった。 小さいし、量多いし。 しかし、こんなときにはこの「タコ足式物干し」を使用すれば、能率よく、サクサクと、子供服を干すことができるということを、ある日独学で発見したのである。 

それからは、「いかに子供服をキレイに整然と干すか」に没頭することになった。 今では子供服を干させたら、長崎でも9位ぐらいにランクインするかもしれない程ウデを上げた。 タコ足式物干し、オマエは好きだ。 今後ともよろしく。

洗濯物を干す前には、まず洗濯をしなければならないというのはごく当たり前のことではある。 そこでなくてはならないのが、洗濯機。

どんどん増えつづける洗濯物の山をなんとかしようと、半年前に洗濯機を買い換えた。 洗濯容量9kgである。 以前よりも2kg増である。 これで一度に洗える汚れ物が増えた。 やった、万歳である。

ナカナカ働き者の洗濯機で、沢山詰め込んでも、難なく洗濯完了となる。 がしかし、最近調子が悪い。 洗濯終了の時に鳴るブザーとは、あきらかに違う音がしたので「な、何があった?」と、洗濯機のもとへ走ると、エラーだという。 「D5」とかいう赤い表示がされている。 「D5っていわれて突然止まられてもね、こっちは商売あがったりなんだよね」なんて途方にくれていると、その洗濯機のよこっちょに、「エラーメッセージについて」というシールが張ってあった。 エラーの症状と、対策を記してある。 「D5」の項目を見ると、「洗濯物が片寄っています。 均一に戻してください」というようなことが、書いてあった。

なんだ、ビックリしたじゃねえか。 故障じゃなかったんだね。 と、指示どおりに直すと、再び何事もなかったかのように動き出した。

数日して、またエラーメッセージが。 「なんだ。 また片寄っちゃったのかよったくショーガネーやつねオマエは」と、洗濯機の元へ歩く。 「P3」とかいう見慣れないエラーメッセージが表示されている。 でもなにあわてやしない。 洗濯機の横に、対策が書いてあるもんね。 どりどり、対策は、と。

エラー「P3」の対処法が、どこにも書いていない。 おかしい。 よく見ると、「ココに書いてある以外のエラーがでた場合は、取扱説明書を見てください」なんて書いてある。 ったくもったいぶりやがってと、説明書を開くと、エラーと対策について記してある。 そしてその説明書に表記されているエラー一覧の中に、「P3」がないわけだ。 「ココに書いてある以外のエラーがでた場合は、 修理に出してください」なんて書いてある。 「えぇっ。」

まだ半年しか使っていないのに、もう壊れたんかキミは、っていうか、故障したのはわかったから「P3」って一体どこが悪いの? 教えろ。 頭に来て洗濯機のわき腹に一発かましたら、動いた。

2週間に一度ぐらいの割合で、「P3」というエラーメッセージが表示されるが、わき腹に一発かますと、治る。 そうやってだましだまし今も活躍中の我が家の洗濯機である。

ヨメ的にいうと、オイに洗濯物をやらせるのは絶対にイヤなのだそうな。 「旦那様にそのようなことはさせられませんから私がやります。 あなたはメシフロネルでいてください」なんていう理由からではない。 かえって手間取るからなのだそうな。

洗濯物をベランダに丸投げするので小さなヨゴレがつくし、パンパンはたいて干す作業が不十分で、乾くとシワシワになり、洗濯物をたたむ前に、追加で「シワをのばす」という作業をしなければならないのがメンドクサイ。 そのような理由からである。

洗濯物でタイムアタックをして喜んでいたのは、オイだけであったという事実。 ちなみにオイは、洗濯物を干す作業は大好きだけど、洗濯物をとりこんでたたんで、タンスにしまう作業は大嫌いである。

2006/09/26 雑記

つり橋の下には清流が流れる

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前に書いた長崎県民の森のつり橋のおよそ50メートルばかり下には、清流が流れている。 橋の上をハリソンフォードばりに渡っていると、その清流の音が心地よい。

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このつり橋自体、うっそうと生い茂る木々の間、まさに山のど真ん中に架かっているそしてその下には心地よい川の流れ。 まさにマイナスイオンがあふれかえっているような環境であるが、一時期電化製品はどれもこれも猫も杓子もマイナスイオンマイナスイオン搭載と謳われていたわけであるが実はそのマイナスイオン、体にイイというのは仮説で、科学、医療専門誌に確証のあるデータとともに発表された論文ではないそうである。 さらにマイナスオインの実態そのものも不明で、マイナスイオンが体にいいという話は海外ではあまり聞かれず、科学関係者が集まると、笑い話になることもあるそうである。

そんな頼りないマイナスイオンではあるが、たとえそのマイナスイオンがこの世に存在しなかったとしても、こうような自然の真っ只中にいると、体の毒素が抜けていくような、心肺機能が10歳若返るような、二日酔いの酒なんてどこかに飛んでいくような、すがすがしい気分になるわけである。

「これはやっぱりDNAに刻み込まれている太古の記憶がそのように感じさせているのかもしれないね、体がきっと、喜んでいるんだねぇ。」なんてつり橋を渡りながら後ろを歩く嫁にカッチョブッテ語りかけたつもりがヨメたち一行はそもそも橋を渡っておらず、独り言になってしまった。 それにしても「マイナスイオン」という言葉をこれだけ一度に連呼したことはない。

叙々苑:焼肉のタレ

jojo

スーパーで買い物中に、あの叙々苑の、焼肉のタレを見つけた。

家で焼肉をする際は、もしも市販のタレを使う場合、エバラ焼肉のタレを購入するというのは小さい頃から我が家に伝わるもはや家訓めいた雰囲気すらただよう決まりごとっちゃー決まりごとなわけであるが、「叙々苑の焼肉のタレ」ときくと、もはや反応せずにはいられなかったわけで、即、家につれて帰った。

さて早速焼肉を開始。 叙々苑の焼肉のタレの実力はいかに? 甘い。 オイ個人的な好みとしては、甘すぎるくらい甘い。 うーん甘い。 甘めのタレがお好きなかたにはどっぷりハマるかもしれんが、オイはもうすこしなんちゅうかこうパンチの効いた焼肉のタレが好きなわけである。

叙々苑の焼肉のタレを、オイ色に染めたれということで、カスタムを開始する。 まずはすりおろしたニンニクを大量に投入。 韓国産粉唐辛子をドサッといれる。 ゴマも入っていることは入っているが、もっとゴマゴマしく仕上げるために、スリゴマを投入。 少し味を見てみる。 うーん少しはオイ好みに変化したようだ。 でもあともうひとつ。 よし、酒とモロミを足して、少し煮詰めてみようか、あ、どうせならばレモンとタバスコを数滴たらしこんでみようかと、もはや檀流の焼肉のタレの様相を呈してきた。

っていうか、最初から檀流タレを作ればいいじゃんそうなんです。

※尚、焼肉の名店、叙々苑の焼肉のタレは、そのままで充分美味しいことはいうまでもありません。 → 叙々苑

2006/09/23

無限ループな歌

大きな栗の木の下で <中略> 大きな栗の木の下で~。 <以下無限ループ>

咲いた 咲いたチューリップの花が <中略> 咲いた 咲いたチューリップの花がー。 <以下無限ループ>

とまあこのように、一日中気分よく歌っている娘。 こんど何回ループさせるのかカウントしてみようかと思う。

彼岸

higan

彼岸ということで、彼岸花がちらほら道端に咲いている。 この彼岸花とは、元々野生に自生しているものではなく、ご先祖様方が故意に植えたのだそうだ。  だから彼岸花は、道端にはよく咲いているが、山中にはあまりない。 それは、人間が植えにいけなかったからだ。 よって、人間が生活している周辺に、彼岸花は咲くのである。

なんでご先祖様方は、彼岸花を植えたのか?

それはなんと、万が一食糧難に陥った際に、食べる為なのだとか。 要は、非常食なのである。 とまあこのような話を、オイの愛読書である「梅干と日本刀」で読んだ。 というか、ちょうど去年の彼岸の際に、すこし書いてた。 おはぎ

たしか彼岸花の球根を食べるとかそういう話だったと思うが、なにも彼岸花だけではなく、先人達は、非常食として、他にも色んなところに食料を生活の一部として溶け込ませておいたのだそうな。

たとえば、信玄味噌。 味噌を固めに作りワラジ状に成形し、囲炉裏のある部屋の天井に釣るしておく。 すると、コールタールが味噌の表面に付着し、保存効果が非常に高まり何百年もの間保存に耐える。 何百年も、保存に耐えるのである。 おもわず2回も言ってしまうほどすごい。

さらに昔の家屋の「土壁」。 壁には藁(ワラ)が混ざっているわけだが、伊達じゃない。 なんと、そのワラも飢饉用の非常食なのである。 食べ物がなくなると壁をくずして藁(ワラ)を取り、お湯で戻して食べるのだそうな。

いやはやなんとも素晴らしい食へのこだわりというか執念というかなんというか。 ご先祖様方はすごい。

そういえば映画「黄金狂時代」で、かのチャップリンが革靴を煮て食べているシーンを見たときは、「これってもしかしてケッコウイケルのでは?」なんて考えもしたオイであります。 どうでもいい話ではありますが。

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今年もおはぎのおすそ分けがきた。

2006/09/22 おかず

中島豆腐

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豆腐の発祥の話は「豆腐の発祥 → 」で書いたけど、つまり中国発祥ということになる。

ラーメンやカレーなんかは日本流にアレンジされて、立派な国民食であるわけだが、豆腐もそういうことになるのかな。

日常よく食べている食品ほど、飛びぬけてウマイものに出会ったときには ビックリしたりするわけだが、この豆腐、中島豆腐の御豆腐を、豆腐好きでも豆腐嫌いでもとにかく一度、食べてみてほしい。 もうビックリするとしかいいようがないほど、マジデ「ド」ウマイ。

豆乃匠 中島豆腐

中島豆腐は、岐阜県、中津川源流付近にあるそうで、その豆腐の特徴はというと、下記のとおり。

  • 大豆は、富山、石川県産エンレイもしくは愛知県産フクユタカを使用。 遺伝子組み替え大豆なんて使用しない。
  • ニガリは海水苦汁(にがり)以外は一切使用しない。
  • すべて手よせで仕上げる。
  • 通常では8~12度程度の豆乳の濃度が、中島豆腐では、16~18度もある。 高濃度の豆乳から作り出す豆腐。
  • 大量生産の豆腐では、豆乳を薄めて使うところが多く、1俵の大豆から、1000丁位作ったりするところを、中島豆腐では、450丁程度。 およそ半分の生産量。

-以上 中島豆腐店のカタログより抜粋-

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とまあこのような豆腐なわけである。 「とにかく最初は、醤油なんかかけずに、スプーンですくってそのまま食べてみなさい。」というコトヅケどおり、スプーンですくって食べてみると、濃厚で、大豆の風味がホンワと口一杯に広がる。 豆腐自体の固さは舌上でとろけるほど柔らかめであると感じるが、木綿と絹ごしのちょうど真中程度(すべて手作りの為、固さに違いがある)。 なんだか豆腐を食べているというよりも、上質の豆乳で作られたデザートを食べているような感じ。 今まで食べたどの豆腐にも似ておらず、なおかつ一番ウマイ。

次は醤油を少したらして食べてみたが、これはこれで美味い。 でも、醤油かけないほうが、大豆の香りがして良いような気がする。 醤油かけるのならば、その醤油自体も上等なものを使わないと、たんなる豆腐汚しになってしまうような感じ。 豆腐といえば、ショウガ、小ネギ、ワサビなんていう定番的薬味を散らしたくもなるが、ヤメタ。 とにかく、そのまま食ったほうが一番美味いように感じたのであるオイは。

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豆腐はタッパに入っており、800gと、500g入りがある。 タッパの性質上、一度開封しても、保存が容易なわけである。 ひとつ注意しなければいけないのは、開封した豆腐の残りを冷蔵庫で保存しておく場合、つい容器に豆腐を入れ、その周囲に水を注ぎたくなるわけであるが、この中島豆腐の場合は水を絶対に入れてはいけない。 タッパのフタをキッチリ閉めるだけで、冷蔵庫で保存すること。

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「そんなにウマイ豆腐ならば高いのでしょう?」いや、そんなことはない。 800g=840円、500g=756円なので、そりゃスーパーに売っている豆腐よりも高い。 でも値段と味のバランスを考えると、もはや安いぐらいである。 もしもオイの近所に中島豆腐があるのならば、毎日800gを一丁買うハズである。 「なんだ、1丁しか買わねえのかよ。」 そう一丁で充分すぎるボリュームなのである。

御あげ

nt5

ラーメンやカレーなんかは日本流にアレンジされて、立派な国民食であるわけだが、豆腐もそういうことになるのかな。

日常よく食べている食品ほど、飛びぬけてウマイものに出会ったときには ビックリしたりするわけだが、この豆腐、中島豆腐の御豆腐を、豆腐好きでも豆腐嫌いでもとにかく一度、食べてみてほしい。 もうビックリするとしかいいようがないほど、マジデ「ド」ウマイ。

豆乃匠 中島豆腐

中島豆腐は、岐阜県、中津川源流付近にあるそうで、その豆腐の特徴はというと、下記のとおり。

  • 大豆は、富山、石川県産エンレイもしくは愛知県産フクユタカを使用。 遺伝子組み替え大豆なんて使用しない。
  • ニガリは海水苦汁(にがり)以外は一切使用しない。
  • すべて手よせで仕上げる。
  • 通常では8~12度程度の豆乳の濃度が、中島豆腐では、16~18度もある。 高濃度の豆乳から作り出す豆腐。
  • 大量生産の豆腐では、豆乳を薄めて使うところが多く、1俵の大豆から、1000丁位作ったりするところを、中島豆腐では、450丁程度。 およそ半分の生産量。

-以上 中島豆腐店のカタログより抜粋-

中島豆腐パッケージたっぱ

とまあこのような豆腐なわけである。 「とにかく最初は、醤油なんかかけずに、スプーンですくってそのまま食べてみなさい。」というコトヅケどおり、スプーンですくって食べてみると、濃厚で、大豆の風味がホンワと口一杯に広がる。 豆腐自体の固さは舌上でとろけるほど柔らかめであると感じるが、木綿と絹ごしのちょうど真中程度(すべて手作りの為、固さに違いがある)。 なんだか豆腐を食べているというよりも、上質の豆乳で作られたデザートを食べているような感じ。 今まで食べたどの豆腐にも似ておらず、なおかつ一番ウマイ。

次は醤油を少したらして食べてみたが、これはこれで美味い。 でも、醤油かけないほうが、大豆の香りがして良いような気がする。 醤油かけるのならば、その醤油自体も上等なものを使わないと、たんなる豆腐汚しになってしまうような感じ。 豆腐といえば、ショウガ、小ネギ、ワサビなんていう定番的薬味を散らしたくもなるが、ヤメタ。 とにかく、そのまま食ったほうが一番美味いように感じたのであるオイは。

中島豆腐醤油

豆腐はタッパに入っており、800gと、500g入りがある。 タッパの性質上、一度開封しても、保存が容易なわけである。 ひとつ注意しなければいけないのは、開封した豆腐の残りを冷蔵庫で保存しておく場合、つい容器に豆腐を入れ、その周囲に水を注ぎたくなるわけであるが、この中島豆腐の場合は水を絶対に入れてはいけない。 タッパのフタをキッチリ閉めるだけで、冷蔵庫で保存すること。

中島豆腐パッケージ

「そんなにウマイ豆腐ならば高いのでしょう?」いや、そんなことはない。 800g=840円、500g=756円なので、そりゃスーパーに売っている豆腐よりも高い。 でも値段と味のバランスを考えると、もはや安いぐらいである。 もしもオイの近所に中島豆腐があるのならば、毎日800gを一丁買うハズである。 「なんだ、1丁しか買わねえのかよ。」 そう一丁で充分すぎるボリュームなのである。

御あげ

御あげ

油揚げである。 通常のものとくらべて、非常に厚みがあり、中島豆腐の豆腐を揚げて作っているわけだから、ジューシーかつ濃厚な風合い。 薄い醤油味と、七味をほんのりまぶしてあるので、軽く炙ってかじると酒肴に最適。

nt6

その他蕎麦やユズ、シソ風味の豆腐があったり、激ウマの豆乳があったり、ゴマ豆腐があったりもするが、とにかく御豆腐だけは是非一度、一生に一度でも食べてみるべきである。

そういえば中島豆腐の商品は、パッケージもシャレてる。 たまに外装だけで、肝腎な味はというと、マズイ。 そんな商品に出くわすが、中島豆腐の豆腐は、外もよければ中身も良い、全部良い商品なわけである。 以上、激ホメ大絶賛の中島豆腐さんでした。

中島豆腐公式 通販可。

2006/09/21 雑記

ALWAYSをみて、少年時代を思い出した

みなさんはalwaysという映画をご存知だろうか。 

「日本アカデミー賞受賞」といううたい文句につられて、みてみた。

昭和33年が舞台でそれをとりまく人間模様あれこれくわしくは公式サイト →へ。

昭和33年なんて、生まれていないわけだが、その時代の持つ空気の素晴らしさがなんともいえないわけである。 ALWAYSを見終わった後、なぜか思い出したオイの少年時代の記憶をメモ。

林坂

オイが小学校1、2年生の頃。 ひとつ上の学年に林くん(仮称)という男がいた。  強めのチリチリ天然パーマで、同学年のコと比べても、背が非常に小さかった。 特徴的な、少年である。

ある日そんな彼にもうひとつ特徴が増えた。 額の傷だ。 傷といってもそんじょそこらの傷ではない。 左額の髪の生え際からコメカミまで全長15cmはあろうかという大傷である。 いったい林君の身に何が起きたのか?

いつものように林くんは、自宅近くの坂道を自転車で駆け下りていた。 林くんの自宅は山のちょうど中腹にあり、その目の前の坂を自転車で一気に下ることが当時小学校内の一部の生徒の間で流行っていて、小学生でも気軽にダウンヒル気分を味わえるということで、人気を博した。 オイたちもよくそこで遊んだのだが、なにしろ林くん家の目の前からスタートして坂を下り下りるので、誰もがおのずと林くん家を覚える。 林くんは林くんで、自宅前がメッカであるとちゃんとわかっていて、林家前にいると、急に態度がデカくなるという人物だった。

林坂(林くん家の前の坂をこう呼ぶ)の全長は100m程度ではあるが、ちょうど半分ぐらい下ったところにヘアピンカーブがある。 車も時々事故ルのでカーブに設置されたガードレール脇には、お花が供えてあったりもする。 そのヘアピンをいかに巧みに自転車で駆け下りるか、それが近所の子供たちのもっぱらの楽しみであった。

当然オイらもそれぞれのマイ自転車に乗り、林坂を下るわけである。 林くん家からスタートし、100mを一気に下り降りたら、登りはシンドイので自転車を押して上がる。 途中に手を奥まで突っ込んだらお金を入れなくても出てくるやさしい自動販売機があり、つぶつぶジュースを取って飲む。 そしてまた下る。 こんなことを午前中から夕方まで延々と繰り返していたのだから、もっと「時間を有意義に使いましょう」と忠告してやりたいと思わないでもない。 そこで林くんの登場。 林くんはオイらよりもひとつ年上。 チビのクセにチョット偉そうにしたがるところがこ憎たらしい。 そんな林くんをおだててみることにした。

オイらは確かに林くんの実力には一目置いていた。 あれほどのスピードを出しながら、ノーブレーキでヘアピンカーブを曲がれるヤツなんてそういない。 小学校内でも小さなウワサになるほどだ。 しかし、エラそうな所が気に食わない。 少々お灸をすえないといけない。 そこで林くんに簡単な提案をしてみた。 「あのさ、林くんさ、もっとさ、スピードは出せないの?」と。 それを聞いた林くんの目の色は変わった。

飛び出しからしていつもと全然違った。 妙な緑色に自分でペイントしている林くんの変速機無しの自転車は、コースなかばで観客と化しているオイらの目の前をあっというまに通りすぎていった。 「は,速かっ!」 あっという間にヘアピンカーブにさしかかり、熟練のスルドイコーナーリングを見せたその時、林くんはカードレールに突っ込み、大空を舞った。

林くんなりに攻めすぎたのである。 ボクらはあわてて林くんの元へ駆け下りた。 「死んでるよ。。」それが第一印象だった。 これまた現場に居合わせた近所の正ちゃんが、お母さんを呼びに走る。 正ちゃんのお母さんは林くんを見る。「ヒイェァー!!!」と、雄たけびを上げ、速攻救急車を呼んだ。 ピクリとも動かない林くんの悲惨なありさまをオイらは指と指の間から覗く。 なんかね、もうバックリと頭が割れている。 あの白いモノはたしかに頭蓋骨だったと、今でも記憶している。 「あー林くん死んだな。」

林くんは生きてた。 そのくらいで死ぬような林くんではない。 3週間ぐらいして小学校に戻ってきたが、まだすごくデカイ、頭の半分は覆い隠れるようなバンソウコに、包帯グルグル巻きというスタイルだった。 クラスメイトは多少心配していたらしく、林くんは生まれて始めて自分の周りに人だかりができて、少し嬉しそうに顔をほころばせていた。

ごく一部の少年らがやっていた林坂くだり遊びは、事件後、朝の全校集会で問題になり、禁止令がだされたのだが、オイたちは相変わらず続けていた。 でもそこに林くんの姿はなかった。

-おわり-

例の記憶術のナントカさんがいってた。 衝撃的な事柄ほど覚える。 なので、物事を記憶するときは、その覚えたい事柄を、衝撃的な事件としてストーリに仕立てて、覚えるのだと。 いえてる。

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