ジャンボにんにく
ひと月ばかり前だろうか。 夕方のニュース番組でジャンボにんにく販売開始!とかいうのが放送されていた。
「デカッ。」というそのままの感想を抱き、それきりジャンボにんにくの事を忘れかけようとしていた頃、スーパーでジャンボにんにくを見つける。
熊本産で、2粒入り200円弱。 パッケージには「エレファントガーリック」とも書かれている。 まずは購入してみないと。 普通のニンニクと比べてみると写真の通り。
さてジャンボにんにくで何を作ろうか。 ニンニクのしょうゆ漬けを作れば面白そうだなとか、丸ごと揚げてみようとか計画する。 せっかくジャンボなんだから、この大きさを生かした料理にしないと。
でもやっぱり、とりあえず生で食ってみないことには味がわからんだろう。 突如ジャンボにんにくの皮をむき、かじりついてみた。 間違いなくニンニクの味がした。 普段使うニンニクよりも大分汁気が多かったのは、新鮮だからなのか、それともジャンボだからなのか。 全部すりおろして、カツオのタタキを食った。
その他の野菜でもジャンボ版を作ったらどうか。 かぼちゃはものすごいのがあるし、大根も品種によってはデカいのがありそうだ。 そうだ、ジャンボタマネギがいいかもしれん。 1個で8個分ぐらいあるスイカの大玉のようなタマネギがあれば、カレーを作る際の手間が省けそうだ。
ジャンボワケギというのはどうだ。 筒切りにして、からりと揚げ、ネギリングで食べたりして。 いやどうせなら、元々小さいのをジャンボにしないと面白くない。 ゴマなんてどうだろう。
ジャンボ胡麻。 一粒がアボカドぐらいの大きさだったらインパクトがあるだろう。 炒ると大変危険な気がする。 丸のままかじりつくともはや「プチ」という食感ではあるまい。 このジャンボ胡麻を使って、胡麻ペーストを作ってみたい。
という風に、焼酎を飲みながらジャンボ妄想をしてみたが、妙案が思い浮かばなかった。