メニュー

美味かもん雑記帳 > 物欲 > > 4人の我が子へ300冊以上読み聞かせをしてきた父親が選ぶベスト絵本集
2015/05/17

4人の我が子へ300冊以上読み聞かせをしてきた父親が選ぶベスト絵本集

八郎

八郎

とにかく、八郎のデカさはハンパではない。

腕はまるでクスノキのよう、牛ほどもある足をふんばって立てば、雲は胸の辺りを漂う。  縮れた長い髪の所々には鳥が巣を作っており、八郎が歩けば鳥たちが霞のように頭の周りを取り囲む。

これほどまで巨大なのに、八郎は今の大きさに物足りていない。「もっと大きくなりてえな」という思いをこめながら、 海へ向かって「うおーい、うおーい」と叫ぶのだった。

ある日八郎が浜へゆくと、男の子がひとり泣いていた。 手のひらに乗せて、どうしたのか理由を聞くと・・・。


はじめから終わりまで全て秋田弁で語られていて、 子供たちに読んであげると九州人としてなじみのないイントネーションに、皆声をあげて喜ぶ。

滝平 次郎による力強い版画の線は、子供たちのみならず、私自身も見入ってしまう。 さらに絵本自体も八郎のように大きいところも、この絵本の好きな理由だ。 読まない日もリビング飾っている超お気に入りの一冊である。

絵本のデータ

  • 作者:斉藤 隆介作 / 滝平 次郎画
  • 出版社:福音館書店
  • 発行:1967年11月1日発行 2011年2月25日 第76刷

子供がこの本を好きなところ

八郎が大きくて力が強いところ。(長男)


かたあしだちょうのエルフ

かたあしだちょうのエルフ

エルフは大きくて立派なダチョウだ。 みんなの人気者で、一息で千メートルを駆けたことがあることから、エルフと呼ばれるようになった。 エルフとは、アフリカの言葉で千のこと。

ある日エルフはいつものように、動物の子供たちを背中に乗せて、散歩をしていた。 動物のお母さんたちは、エルフが子供の面倒を見てくれるのでとても助かっていた。 ところがそこへ現れたのがライオンだった。

エルフは子供たちを守るために必死でライオンと格闘し、なんとか追い払うことができた。 でも、エルフは足を一本食いちぎられてしまったのだった。 走ることはおろか、歩くことすらままならなくなったエルフは、この先どう生活してゆくのだろうか。

ダチョウって、間近で見るととても愛らしい顔をしているが、高い位置から見下ろされると、若干の恐怖感もつのる。 細身に見えるが長い首は筋肉質でしっかりとしていて、たくましい足は体の大部分を占める。 この絵本を読むまで思いもしなかったことだが、ダチョウは実際強い動物なのかもしれない。

絵本のデータ

  • 作者:おのき がく
  • 出版社:ポプラ社
  • 発行:昭和45年9月1版、昭和55年11月40刷

子供がこの本を好きなところ

エルフが強いところ


おおかみと七ひきのこやぎ

おおかみと七ひきのこやぎ

あるところに、7匹の仔ヤギをもつお母さんヤギがいた。

子沢山は大変だ。 お母さんヤギは、食べ物を探しに森へ出かけなければならない。 そこで家に残る仔ヤギたちに、もしもオオカミが来た場合、どう対処すればよいのかを教えた。 お母さんヤギが出かけるやいなや、仔ヤギはドアに鍵をかけた。

お母さんヤギが出かけてからしばらくすると、ドアをノックする音がした。 オオカミが来たのだ。 さて小ヤギたち、どのようにして身を守るのだろうか。

有名なグリム童話である。

オオカミは何とかして小ヤギを喰ってやろうと、悪知恵を働かせる。 村の雑貨屋へ出かけ、パン屋にむかい、粉屋をおどして体を、声を偽装する。 でもそこまでやる割には、いささかあっけない結末をむかえるのだが、このオオカミ、兎に角食べることだけに執着していたのだろう。 母強し。

めでたしのうちに話は終わるのだが、グリム童話というのはしみじみ迫力というか、ある種の不気味さを秘めていると感じる。

絵本のデータ

  • 作者:グリム童話 フェリクス・ホフマン 画 / せた ていじ 訳
  • 出版社:福音館書店
  • 発行:-

子供がこの本を好きなところ

オオカミをやっつけるところ


かばくん

絵本 かばくん

亀をつれた男の子は、動物園のカバをたずねた。 今日は日曜日。 動物園には沢山の人が見学に来ている。 独特のリズムを持つ文体は、詩人でもある岸田 衿子さん(妹は岸田今日子)によるもの。 やけに写実的に描かれているカバの親子が印象的だ。

亀は紐でつながれているが、カバのいる場所に着くと、自由に一緒に泳ぎだす。 男の子はキャベツやとうもろこしを籠に入れて抱えていて、カバに食べてと渡す。 普通の動物園では考えられない自由度である。 男の子は、もしや園の関係者?

子供ができてから動物園に行く機会が増えた。 巨大な体を持つカバは、子供たちが好きな動物のひとつだ。 餌を与えられている姿をみると、その巨体を考慮しても有り余るほどの大きな口を開き、エサを受けている。 下あごからずぶといキバが突き出ているが、食べる際にはまったく活用されていない様子。 「カバは夜行性でホントは動きが速く、赤い汗を流すんだ」と教えてくれたのは、長男だった。

絵本のデータ

  • 作者:岸田 衿子 作 / 中谷 千代子 画
  • 出版社:福音館書店
  • 発行:1962年9月1日 こどものとも発行 1966年12月25日 こどものとも傑作集 第1刷 1999年3月10日 第83刷

子供がこの本を好きなところ

カメが泳ぐところ


ページ: 1 2 3 4 5

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

ぷちぐるが本になりました

ぷちぐるが本になりました『オーイ!つまみできたぞ』

おいしい写真撮ります

キラリと光る食べ物写真を撮ります 。 料理のプロだからこそ撮れる一枚を!

最近の記事

2018年6月21日 new!!

フル・スゥイート

飲み屋の帰りにバーで飲んでいた

続きを読む

2018年6月19日 new!!

”地震ともぐら”の経験に基づく関係性

今でもありありとあの日の光景が

続きを読む

ブランデーと私 2018年6月17日 new!!

ネムの木

もう行かないかな。

続きを読む

2018年6月14日 new!!

あっぷる収録記:その12

来月は二品作ります。

続きを読む


月別アーカイブ

カテゴリー
メモ
最近のコメント
タグクラウド
インスタグラムやってますー フェイスブックページへ ツイッターへ RSS 問い合わせ

ページトップへ