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脇鳴らし
風呂から上がってきた息子は唐突に「脇ならせるー?」と聞いてきた。
脇をならすといえば片方の手のひらをわきの下にあてがい、脇をギュ、ギュッとしめて音を出すあれでしょう。 実演してみせる。
「おぉー!」という声と共に、羨望のまなざしを受けてしまった。
どうしてまた急に脇を鳴らしてみようと考えたのかを聞いてみると、なにしろ息子の通う小学校では脇鳴らしが今、大ブレイク中なのだとか。 へぇー。
せっかくだから、脇だけでなく、膝の裏でもできることを実演で教えてあげると大喜び。 調子がでてきたので両足をばたつかせながら連続で膝裏キュコキュコをやってみせたら目を丸くした。
何日かすると、息子は脇鳴らしをマスターした。 クセになってしまったようで、テレビを見ながら、夜寝る前も脇を鳴らす。 やたらめったらやるのはやめれ、と注意しようとも思ったが、どうせすぐにブームは去るに違いない。
「最近実は、首でも鳴らせるようになったんだぜ!」と息子がうそぶくのでやらせてみたら、なんと本当に鳴らすことができてしまった。 首で鳴らす人を初めて見た。
これはもはや、いわゆる一つの特技といっても過言ではないレベルにまで息子は登りつめてしまったのだ。 あまりムリをせず、こうなりゃ、いけるところまでいってほしいと思う。
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