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2007/05/07 雑記

排水口との戦い

※今回は食物の話ではありません。

初節句の中華をなんとか作り終えることができた。

イロイロ沢山作ったのはよいが、後片付けというのもなかなか大変な話である。 山のように使われた食器、調理器具。

自宅で調理をする場合、何がどこにあり、どう使ったほうが一番能率がよいのかは、体が覚えている。 でも、よその家で調理をした場合、その逆である分、キッチンがメチャクチャになりがちである。

姉は料理を作ることがキライである。 なので、調理器具や調味料などには興味がない分、家になにもない。 ショウガぐらい買っておけ。 何故土鍋がないのだ。 サラダ油こんだけしか在庫ないの?うそ・・・。 っていうか、包丁全然切れないじゃないか。 お玉ってひとつしかないの? え?炊飯器ってこの大きさなん?これで家族皆食べる分お米炊けんの?

そのクセ、食べることは大好きであり、イチイチ口うるさい。 味が薄いだの辛いだの、こうすればもっとウマイだの注文をつける。 酒が入るとさらに拍車がかかる。

話をまとめさせていただくと、オイが姉宅で料理をし、散らかった。 いつもと勝手が違う分、余計に散らかった。 それを片付けなければならない。

山のように積まれた食器を一枚一枚洗う。 だんだんと熱中しながら調理器具も洗いまくる。 それらを大量の水ですすいでいると、あれ、なんだか水が溜まりはじめている模様。

排水口の水の流れが悪くなってきており、段々と洗い場の水かさが増していく。 「なーに、そのうち流れるさー」と気にせず食器をジャンジャン洗い続けていると、どうやら排水口は完全に詰まってしまっている模様。 このままでは排水が洗い場から溢れ出し、キッチン水浸しで大目玉を食らうことは間違いない。 とりあえず水を止めて食器洗い中止。 何か詰まってんだろうと排水口らへんを手探りしてみると、もやしの空き袋(ビニール製)が排水口に張り付いていた。 この袋が、水溜りの原因だったのだ。 早速その袋を取り除く。 水がドドーっと流れ始める。

あれ?流れない。

もやしの袋を取り除いたにも関わらず、水が流れていかない。 予想では、袋を取り除いた瞬間に、ものすごい勢いで水が排水口へ流れ出るハズだったんだけど、まったく流れていかない。 うーん嫌な予感。

こりゃ何か詰まってんな。 排水溝には、今回のような事件にならないように、メッシュの受け皿が取り付けられており、万が一、異物が排水口に流れていこうとした場合、それを未然に防止するという重要な役割を果たしているわけだが、そこには何もない。 ゴミひとつない。 ということは、このメッシュの受け皿より内部に、なにか異物が詰まっているに違いない。 なんで詰まったのかはわからない。 確かにイロイロ調理をしたが、排水溝に何かを放り込んだ覚えはないのである。

とりあえずメッシュの受け皿を取り外してみる。 手探りで大きく開いた排水溝の中を調べてみても、何も詰まっていない。 どうしてか。 何も詰まっていないのに、水が流れていかないワケがない。 もしかすると異物は、排水溝のもっと深いところに詰まっているのかもしれない。

これでは食器洗いどころではない。 水が流れないのだから、洗えるわけがない。 まずは排水口の詰まりを直さなければならない。

「おい、姉。 排水溝が詰まっているよ。」と報告すると、罵声を浴びせられた。 すでにオイが犯人だと決め付けている様子。 そうかもしれないが、現段階ではオイが犯人かどうかはわからない。 対策として真っ先に思いついたのは、厠が詰まった際に使用する例の『ズッポン』。

ゴム製の空気圧によって詰まりを直す柄付きのアレである(正式名称って何なんだろ)。 姉に聞いてみると、そもそも家には置いてないのだそうな。 買いに行くのもメンドクサイし、遠いし、ならばズッポン無しで、排水溝を修理してみようではないの。

タオルを丸めて、排水溝の口に当てる。 そしてそれを勢いよく、引く。 ズッポンよりも威力はないものの、同じ原理の力が働いている音がする。 排水口内の空気が吸い上げられているような「ゴフォ」という音がする。 なんだか期待が持てなくもない状況だと悟ったオイは、連続してタオルでズッポンをやる。 ムキになって10回、20回とタオルでズッポンを行うと、排水溝はそれにあわせて「ゴフォゴフォゴフォゴフォ・・・」と音をたてる。 がしかし、詰まりは解消されない。

手が疲れたので、タオルを持ち替えて、さらにズッポンズッポンやる。 エイコラサ、ドッコイサ、それでも水は流れません。 ダメダ方法を変えよう。 ワイヤー製のハンガーを探し出してきて、それを伸ばす。 そして排水口のなかへ突っ込む。 そして勢いよく上下させる。 一向に、詰まりが解消される気配が無い。

人生ダメなときはダメなものである。 ここはひとまず休憩をとり、ゆっくりとコーヒーを飲む。 「いやーしかし何が詰まったんだろうね。 心当たりはないの?」と姉に聞いてみるも、ないのだとか。 オイが大量に中華を作ったのが原因だと、断定してきた。

しばらくがたち、騒然としたキッチンへ戻る。 まるで画に書いたような散らかりっぷりである。 どうもハンガーは効果がイマイチだったような気がするので、再びタオルズッポン作戦でゴリ押ししようではないか。

ズボズボズッポンすること30分、ついに、水がかすかに流れ出した。 よしここが勝負時、さらにズッポンをくりかえすと「ゴフォォォォ・・・ジュルジュルー」と、水が流れ出した。 そこで浮かび上がってきたのが丸い骨のかけらが数個。 「ん?これは、豚の骨だ!」

日ごろから慣れ親しんでいる分、その丸っこい骨が豚の骨だということが一目でわかった。 今日、オイはこの場所で調理をしたが、豚の骨は一切持ち込んでいない。 豚骨スープだって自宅で抽出して、スープのみを持ち込んでいるわけだから。 したがって、この水詰まりの原因は、オイではない。

そのように告げると、姉はしばらく考え込む。 あっ

数日前、自宅で宴会をした際、誰かが豚足を持ち込んでいたのだとか。 もしかすると、ホロ酔いの姉が後片付けをする際に、豚足の骨をついうっかり排水溝に流してしまったのかもしれないということだった。 オイに詫びてもらおうか。 そして、食器洗いはオマエがやるのだ!

と、言いたいところだったが、調理をするだけしておいて、後片付けをしないというのもなんだか気持ちが悪い話なので、手伝ってもらうことにして、水詰まりの件は一件落着ということで。

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