まわたり弁当
ヨメ:「昼飯、何にする? 弁当?」
といわれると、これしか思い浮かばない。 いささか食傷気味である。
オイ:「うーん他何かないかな。」
ヨメ:「じゃ、まわたり弁当にしようか。」
お、その手があったか。 その馬渡弁当というのは、一時期ハマって毎日食べていた弁当であり、家に食料が貯蔵されているいないに関わらず、食いつづけたという弁当であった。 この弁当の存在、忘れてた。
2段重ねの弁当箱をあけると、豊富なおかず群。 和洋折衷といっても過言ではない。 お煮付けの味も相変わらずよい。 塩サバもうまい。 米もウマイ。 個人商店だからこそ作れるお弁当といったかんじ。
やっぱり人気が高くて、すぐに売切れてしまうそうな。 450円ナリ。
330坪に20枚の稲
先日田舎で見かけた稲の束。 あまりにもキレイだったので、ちょうだいというとわけなくもらえた。 バケツに植えるとスクスク育つそうである。
330坪という広大な土地に、横30cm×縦20cm程度のこの稲の束を20枚分植えるのだそうな。 けっこうスカスカに植えるんだな。
のり弁
「さあ、何にするのっ、早よきめてっ。」とヨメにせかされて、ほっかほっか亭の弁当のどれを食べようかしばし悩む。
唐揚げ弁当定番なんだけど、唐揚げ4コ(5コかな)しか入っていないし、おかず足りんしごはん余っちゃうし、チキン南蛮はヨメが注文するだろうからカブりたくない。 夏の新メニューなんかにはテコでも飛びつかない保守的なオイだしまてよよく考えてみたら今あまり腹へっていないんだっけな。
「とりあえずのり弁にしといてよ。」と、のり弁を頼む。 「あ、もとい。 得のりでおねがいしときます。」と大体注文しなおす。 質素なノリ弁、タルタルソースぐらいつけてくいたいしね。 しかしのり弁と「得のり」ってタルタルソース以外は何が違うの? 唐揚げ? としばし考える必要もないどうでもよいことに思いをめぐらすうちに、できたみたい。 のり弁。 うーん、後で食お。
龍口酒家::角煮おこわ
面白いお土産をいただきました。
東京渋谷にあるというチャイナハウス龍口酒家 (ちゃいなはうすりゅうこうしゅか)の角煮おこわであります。 なんでもこのお店、メニューがないのだという話。 全てお任せ料理だけだという話。
早速レンジでチンして食ってみますと、「ホンワッ。」と独特の香りが漂う。 おそらく八角の匂い。 そしてもうひとつそのおこわ全体をくるんでいる葉っぱからなんだか珍しい匂いがする。 これ何だ?と考えてもワカランかったので、電話で問い合わせてみると、なんと「ハスの葉の香り」だった。 この角煮おこわはハスの葉にくるんで蒸されるそうなのです。
味としては、やはり日頃慣れ親しんだこんな角煮やあんな東坡肉のほうが口に合うわけではありますが、特筆する点がひとつ。
普通テイクアウトの食い物といえば、その容器も簡単な作りなわけですが、この角煮おこわの容器は一味違うわけです。 小さなかわいい蒸篭(せいろ)に入れられているわけですが、そのセイロがまたよく出来ているわけです。 セイロだけでも東急ハンズにて850円で売っているような感じの出来栄え。
このセイロが手に入っただけでも大満足のオイでありました。
天むす
なじみのバーにてナントカカントカ調子にのって飲んでいたら、小腹がすいた。 そして天むすを配達してもらったわけです。 先程隣に座るスキンヘッドの巨漢強面客にシャンパンをおごってもらったので、お返しに天むすを少しおすそ分けしたわけです。
天むすのほどよい大きさやウマサなんかよりも、その巨漢の携帯着信音が マイムマイムだったことには逆に恐怖を感じたわけです。
ハヤシ・カレーを自由軒風盛り付けで
息子が「ハヤシライスをどうしても食べたい!」というので材料の揃わない中ちょっとムリして作ってみた。 肉は牛スジ、トマトは一個だけ、タマネギは無し!という状況。 だけどもトマトピューレやトリガラスープを駆使したおかげでまずまずの出来栄え。 でもカミさんは「ハヤシっていうかカレーっぽい」と言い張る。
盛り付けは、大阪自由軒を真似てみた。 ルーとごはんをまぜておいて皿に盛り、真ん中に生卵を落とす。
ちなみに自由軒ではそれを「名物カレー」と呼ぶ。 作りかたはこんなかんじ。
- 牛肉とタマネギを炒めて、カレー粉、ルーを加える。
- ごはんを投入し、炒め合わせ、ドライカレー状になったらできあがり。 皿に盛り、真ん中をくぼませて生卵を落とす。
自由軒では卓上のソースを「名物カレー」の上からかけて食べるそうだ。
自由軒については丸かじりより
柔らかい米
米の水加減が非常に大事だってことはいうまでもないんだけど、 オイ個人的な好みとしては、「水若干少なめで、炊き上がりの米やや固め」 というのがベストセッティング。
それがね、最近やけに炊き上がりの米が固い。 オイが炊いたり、ヨメが炊いたりするんだけど、例外なく固すぎる。 しかも日によって固さに段階があり、ちょっと固いなーと、 いうときもあれば、「な、なんやこれ。 ゴッチンやっか!」と、 固くて食えないときもある。
別に米の銘柄が変わったワケでもなく、 夫婦揃って炊飯器の内鍋の目盛りを読み間違えているわけでもない。 こんなご飯食ってたら、胃悪くするしうーんなんでかな。 よーわからんとですばい。
数日後、意外な事実が判明。 テレビ見ながらのんびりくつろいでいたところ、「ジャーッ」とかすかに音がした。 その方向へ向かうと、うちの小僧が米びつの前にしゃがみこんでいるわけ。 うちの米びつはプッシュボタンひとつで1合2合3号分のお米がでてくるという大変近代的なシステムを備え付けており、大体我が家では、3号のボタンを2度押し、計6号のお米を取り出すわけであります。
その米びつの、お米の受け皿をそろりと引き出してみると、そこには米が1合分程度出てきている。 そうなんです。 息子がたまになにげなく米を引き出している というわけです。 その上から、我々が6号なら6号分の米を入れて炊飯していたというわけであります。なので、水は6号分しか入れていないのに、米は7号~9号程度入っていることがあった、ということなのです。 そりゃメシも固くなるよな実際。 ていうか気付けよ親。 いやしかし早急に対策をとらねば。
ピラミッドパワー
どっちかていうとオイはパンよりもごはん派。
だからちょっと小腹がすいたときにはサンドイッチよりもおにぎりさね。 しかも最近よくあるちょこっとだけ高級なおにぎりではなくて、
やすい105円のありきたりな三角形のツナマヨがー好きなわけさね。
そんな三角おにぎりの話。
三角形のおにぎりには、なんと未知なるパワーが宿るという。 だから遠足のときなんかのお母さんが作るお弁当には、三角形のおにぎりを入れておいたら活力をつけるためには最適であるという。 ピラミッドパワー。
とまあ非常に怪しげな話を覚えたのは、横尾忠則さんの書いた「わが坐禅修行記」より。 でもあながち胡散臭い話でもないと思いながら三角形のおにぎりをほおばると、意外とホントにパワーを授かるのかもしれん。
以降オイが作るおにぎりは、三角形おにぎりに統一することにただいま決定しました。
ごま塩ごはん
息子が最近ハマっている「のりたま」に触発されてオイも久しぶりにごま塩ふりかけば買ってみたとさね。 おいしかね。
ごま塩食うたびに思い出すのが、夏目漱石の「坊ちゃん」。
胡麻塩(ごましお)の鬢(びん)の乱れをしきりに撫でた。
鬢がね、瓶と思っちゃっててね、清がしきりにごま塩の瓶をなでている様子を想像してしまうわけ。 偏ったイメージが植えついてしまっているわけさ。
私はアブラハムという名前を聞くと、どうしても、おなかの廻りにポテンと脂肪のついた男を想像してしまう。
と、向田邦子さん。 考えるとイロイロでてきそうさね。
海鮮丼
魚らは近々産卵の予定さね。 なので腹の中には白子や真子の入っとるとさね。 白子や真子を食える反面、身は脂のノリが悪くなるとさ。 栄養と卵に とられるんだろうね。
そんなわけで、いつもよりもあまり美味しくなかったアジの刺身を包丁でガンガン叩いて海鮮丼ば作って食ったとさね。 これならばいくら脂がのってなくても美味しく食えるでしょう。 ネギとか散らしてさ。