アドベントカレンダー
アドベントカレンダーの存在は、ヨースタイン・ゴルデルのアドヴェント・カレンダーを読んで知った。
娘にクリスマスプレゼント何が欲しい?と聞いたら「バレンダー」というようになったのは去年からになる。 保育園にアドベントカレンダーが飾られてあり、そのしくみや、かわいらしさのとりこになったのだ。 アドベントカレンダーのことをどうして娘がバレンダーと呼ぶようになったのかは謎だ。
アドベントカレンダーとは何か。 それはアドベントの期間中に窓を毎朝ひとつずつ開けていくカレンダーであり、アドベント(待降節)とは、クリスマス前の4回の日曜日を含む期間のことだ。
アドベントカレンダーはどこを探しても見つからなかった。 来年のカレンダーが多数取り揃えてある文具店で尋ねてみても「は? アドベント?」と、店員はまずその存在も知らない様子であり、そんなもの置いているわけなかろうもんという傲慢さが見え隠れする態度で「ありませんね」といわれた。
無印良品に息子の手袋を買いにいった際たまたま見つけたのがこのアドベントカレンダー。 引き出しの中には無印良品のお菓子が入っていて、引き出しをひっくり返して戻すことにより、次第にクリスマスツリーの絵柄が浮かぶように作られている。
ウチには3人子供がいるから、おそらく各日のお菓子は奪い合いになると考えられる。 だからといってアドベントカレンダーを3つ用意してしまうのも興ざめするし、こうなったらひとつの引き出しに3つのお菓子を入れておくしか方法は、ない。
お菓子にそえて、サンタさんからのメッセージを入れておけばより一層喜ぶかもしれない。
(more…)BARIGO(バリゴ) Barigo No.49 BLACK PEAK
長く使っていたスント「ベクター」のベルトが劣化し、切れたことをキッカケに新しいデジタル時計の購入を検討した。
ベルトが切れただけならば、そのベルトを交換すればよいだけの話だが、実は一度交換している。 そのベルトも2年ほどでダメになった。
さらにベクターの場合、使用電池「CR2430」がなかなか売ってないことも面倒くさい。 電池が切れるたびに、わざわざネットで購入している。
ということで、新しいデジタル時計を購入しようと考えたわけだ。
第一候補としてカシオのPROTREKが思い浮かぶが、どのモデルを購入しようか目移りしてしまうので保留。
原点に戻り、G-SHOCKの5600シリーズの購入も考えるが購入を踏み切る熱意が湧き上がらない。
さてどうしようか・・・。
と、若干悩んでいたところでアウトドアショップにてBARIGOを見かける。 このメーカーの存在自体はしばらく前から知っているが、購入したことはない。
なかなか面白そうな面構えをしているが、はじめてSUUNTOを見たときのようなインパクトはない。
しかし手ごろな値段だし、ドイツの気圧計機器メーカーというところがなんとなく気になりはじめ、試しに購入してみようという気がおきた。
3種類のモデルが並べられていたが、黒いボディで反転液晶のNo49を選んでみた。 見た目だけで選んだ。
バリゴNo49の使用感
早速腕に装着してみたが、見た目よりも意外と大きく感じた。 測ってみるとベルトを除いたタテヨコがおよそ45mm。 タテヨコ50mmオーバーのスントベクターよりは一回り小さい。
反転液晶は別に見にくいものでもない。 機能的には温度計、高度計、気圧計、アラーム、タイマー、ストップウォッチ、ELバックライト、10m防水等。
日常的に使用する機能はジョギングする際のストップウォッチぐらいだが、たまに高度計なんか見ると楽しくもある。
使用電池はCR2032。 スントベクターと同じようにコインで裏蓋を開ける。
バリゴ、使い倒してみようではないか。
ただひとつ気に食わないのが、ストップウオッチを使う際、手首を反らせるとストップボタンに手の甲が干渉し、いつの間にか止まってしまう事である。 意に反し「ピッ」と音がして止まるのは非常に腹立たしい。 これはNO49の形状に由来するもので、ボディ側面のカーブがゆるく、モロ、ボタンが突起しているためであろう。(右手に装着するとこの問題は解消されると思われるが、右利きであり、いつも時計は左手にはめるのだ。)
ボタンの近くにそれを防止するためだろうか、小さなメタルの突起があるが、まったく役立っていないようである。
さらにストップウォッチのリセットがボタンの長押しという点もいただけない。
だがひとつ、精悍な黒ボディに免じて使ってみよう。
GR DIGITAL Ⅱ
GR DIGITALⅡの存在は電気屋でたまたま見かけたことにより知った。 とにかくそのシンプルなデザインに惹かれ、手にとりイロイロいじっていたらなおさら好きになり、しばらく考えて一瞬ためらい、つい購入してしまった。
スペック云々はさておき、散歩するときに首からかけて出かければ、気の利いた写真をパシパシ撮れてしまう。 軽いからどこへ行くにも一緒である。 フォーカスを「スナップ」にあわせるとよりいっそう機動力を増す。
チャラついているところがないというか、「メーカーが真剣に作ったんだろうなあ」と感じる製品だ。 これからの活躍を大いに期待している。
※専用 アダプター GH-1を買った。
専用のテレコンバージョンレンズ GT-1 もしくはワイドコンバージョンレンズ GW-1 、外部ミニファインダー GV-2 を取り付けると相当カッコいいカメラになる。(レンズの装着にはフード&アダプター GH-1が別途必要)
首からぶら下げられるようにRICOH ネックストラップ GS-1を購入した。 手ぶれ防止にも役立つし、なにしろ両手があく。
Francfranc:Bag Clip
Tubtrugs:タブトラッグス
「台所の片付けの核心は油の処理にある」と桐島洋子さんは言ったそうだ。 まさにおっしゃるとおり。
我が家の片付けの核心は、洗濯物の処理にある。
幼児が3人いると、その洗濯物は膨大な量になる。 毎日毎日朝飯を作る傍ら、洗濯機に汚れ物を放り込み、スイッチを入れる。 出来上がったらベランダに運び、せっせと干す。 靴下やTシャツ等、それぞれが小さいので、干すのに大変手間がかかる。
洗濯機を一度まわせばその日の洗濯物は終わり、という簡単な話であるわけがなく、最低3回、多い日で5回は洗濯機を使い、洗っては干し、また洗っては干すことを繰り返さねばならない。 もはやこれは家事というレベルではなく一種のトレーニングであるといっても過言ではないほどの運動量である。 こんな過酷な作業を嫁、もしくは夫ひとりに押し付けるのは残酷なことであり、是非とも夫婦手を取り合って、毎日の洗濯物と格闘していただきたい、と嫁に言いたい。
洗濯物を干すことが習慣になれば、太陽、日光ほどありがたいのもはない、ということに気付くはずである。
「くもり」ならばまだしも「雨」は大変だ。
雨の日は洗濯物を室内に干すことになる。 限られたスペースに膨大な洗濯物を干すことになる。 乾きは遅いし、乾いたとしてもなんだか臭う気がするし、非常に生活しづらい。 憂鬱にならざるおえない。 そもそも日本家屋には雨の日用に洗濯物干し専用の場所を一室設けるべきである。 いやできればそうしたい。
洗うものは一旦それ用のカゴに集められ、ある程度たまってから一気に洗濯機に放りこむわけだが、とにかく量が多いのでカゴはすぐに一杯になる。 カゴからあふれ出した汚れ物ほど見ていて気がめいるものはない。 「なんかさ、もっとデカくてさ、イー洗濯物入れないいかなしかし」とぼやく。
数日後、買い物に出かけていた嫁が大きなバケツを二つかかえて帰ってきた。 「お、洗濯物入れだね」とすぐさま反応する。 そのバケツは鮮やかなオレンジとイエローで、ポリエチレン製のグニャグニャしたものだった。 大きさ、形とも洗濯物を放りこむには丁度よく、現在使用しているプラ製の洗濯物カゴよりも見た目、機能的に優れていることは一目瞭然である。
ひとつは洗濯を待つ汚れ物入れとして洗濯機前に設置し、もうひとつは洗濯した衣類をもの干し竿まで運ぶ運搬用として使ってみようという嫁の魂胆である。
洗濯し終えたばかりの衣類は水を含んでいるために結構な重量になる。 オレンジのバケツに山のように詰め込み、ベランダへせっせと運ぶ。 取手が2つ付いているのでこういう重いものを運ぶのには便利だ。 しかもその取手は本体一体型であるから相当な重量にも耐えることができる。 ベランダまで運んだ所で、一旦バケツを床にドスリと置く。 グニャグニャしているため少々乱暴に扱っても割れたり破損の心配もない。
洗濯物を干し終えて、次の洗濯物が仕上がるまで待つ間、オレンジのバケツをためつすがめつ調べてみた。
バケツの裏にURLが記されていたのでアクセスしてみると、このバケツの名はTubtrugs(タブトラッグス)といい、イギリスのFaulks & Company社のものらしい。 もとはガーデニング用に作られたものだが使い勝手のよさからジワジワと人気がでたようである。
洗濯物用としてあと2つ買い足し、計4個を使用するほど気に入ったこのタブトラッグスであるが、洗濯物入れとして使用するほかにも、娘が風呂として使ったりもする。 水漏れなんてしない。 取っ手を合わせて片手で持つことも可能だ。 かなりおすすめ。
ROLEX SUBMARINERのオーバーホール体験記
このページは、ロレックスのサブマリーナをオーバーホールした時の体験記です。 これからSUBMARINERをオーバーホールしようと考えている方への参考になれば幸いです。 題して「オバホ体験記」。
(more…)進藤はきもの店:桐下駄
下駄に何故惹かれるのか?
夏になると下駄を買う。 これは毎年のことではなく、二年に一度の割合だ。 五千円程度で売られている下駄をひとつ買い、それを2年がかりで履きつぶすのだ。
下駄をいつ履くのか?
近所をブラブラ息子と散歩したり、コンビニへ行く時に履く。 だからといって、和装をしているわけではない。 グラミチの短パンに、ヘルスニット。 その辺に転がっているキャップを適当にかぶり、何故か足元はテバやメレルのサンダルとかエスカレーターに巻き込まれたりするアレやスニーカーでもなく、下駄なのだ。
「妙だ」と言われることや「下駄ってのも最近珍しいね」と友人や近所の老人が声をかけてくることもあるが、どうあれこちとら快適なのだ。
具体的に下駄のどこがいいのか?
「カランコロン」やはりまずは音である。 買ったばかりの新しいうちは「カランコロン」という軽快な音をたてて歩くワケにはいかず、鼻緒がキツくて足にフィットしないし、下駄の歯も直角すぎるため、どうしてもロボットのような、ハイヒールがまだよくなじんでいない女のような歩き方にならざるをえないワケだ。 それをめげずに無理して履いて自分の足、歩き方に都合が良いよう下駄を慣らす過程はデニムや革製品と同じ、エイジングの楽しみも、あるのだ。
雲仙に行く途中、桐下駄という看板が見える。 この店こそ知る人ぞ知る進藤はきもの店である。 店の主人進藤節夫氏は現代の名工に選ばれたこともあり、五十数年にわたり下駄を作り続けておられる。 知るキッカケになったのは、以前新聞かテレビでこの店の紹介を見たからだ。
「ごめんください」店に入ると、進藤氏がにこやかに迎えてくれる。 店の中には下駄が沢山陳列されており、どれを買ってよいのか戸惑うが、身長、体型をひと目で定めた進藤氏が「これはどう?」と勧めてくれる。
最初に手にとったものは、機械で加工された普及品であり、オススメしてくれた方は、進藤氏手造りなのだとか。 店内には下駄を作る作業場が設けられており、数多くのカンナやナタ?のような専用工具が整然と並べられている。
支払いをするためにレジへ向かう。 突如、息子が進藤氏に呼ばれて、座敷にあがる。 「よし、キミに下駄作りの最後の仕事をさせてあげよう」という。 どうやら下駄のカカトに「紋」を打つようだ。
突如仕事を命ぜられた息子は一瞬戸惑うが、すぐさま小さい金づちを手渡された時にはもう、進藤氏の弟子であるかのように真横に正座してかまえた。
「いくぞ、おじちゃんがこうやってこれを抑えておくから、その上をトントンとこうやって叩くんだぞ」息子はうなずく。
「ほら、たたけ!」といわれた瞬間、金づちを勢いよく振り下ろしたが、それは進藤氏が持つ金具には当たらずに、右手をおもいきり打ちつけてしまった!
「あいたーっ」と氏が言う。 現代の名工の手を金づちで叩いてしまったにもかかわらず、息子はケケケと笑っている……。 気を取り直して、こんどはもう少し慎重に、振り下ろす。 「カコン…」と金具の頭に金づちが当たった。 「それもういっちょ」との掛け声にまた「カコン」。 息子は要領を得たようで、割合リズミカルにコンコンと金づちを振る。 顔を覗くと真剣さを感じさせながらも嬉しそうにしている。
進藤氏が下駄のカカトから金具をはずすと、キチンと紋が入っていた。 「おーキミはなかなかスジがいいね、じゃ、もう片方もやってみらんね」「カコンカコン…」
「息子さんは元気がありますなー。 自分の手を打ちつけても痛がらずに金づちを振るう子どもは元気のある証拠ですよハハハ」とおっしゃる。 褒められて、少し照れる息子。 仕事をした褒美に「積み木でも作ってよ」と、下駄を作る際に出る桐の切れ端をビニール袋いっぱいに頂戴し、大興奮する息子というか私。
進藤はきもの店に行くと、上質の下駄が手に入り、人の温かさを肌で感じることができ、なおかつ下駄のウンチクも聞くことができる。
下駄との付き合い方
- 下駄を履いているうちに小石などが歯にめり込んでいくが、これは取ってはいけない。 めり込んだ小石がスパイク代わりになる。
- 桐は温かい。 靴下を履いて靴を履くよりも、素足で桐に接すると温かいものだ。 なので冬だって下駄でオッケー。
- たまにはフキンで拭いてあげると美しさを保てる。
等。
数十年も素晴らしい下駄を作り続けているから常連も数多いらしく、私が来る少し前にも毎年、北海道から買いに来られるお坊さんがいて、二万円のを買っていかれたそうな。 そのお土産にもらった利尻昆布の説明も詳しく教えてもらった。
※下駄を買う際は、ぜひ進藤はきもの店をおすすめしたい。 今回買ったものは六千円チョットのもので、それより安いものもあれば、もっと高価なものもある。
進藤はきもの店
- 住所:長崎県雲仙市千々石町
- TEL:大丸店 0957-37-2220
- TEL:国道店 0957-37-2034
20世紀少年→21世紀少年
20世紀少年の新刊がでてる! と喜んで本を手に取ると、21世紀少年となっている。 しかも上巻?
立ち読みをキッカケに全巻大人買いをして一気に読んでしまったんだけど、うーんどうなんだろ。 ともだちは誰なのか? という事はもうどうでもよくなってきた今日この頃。
2008/11/22追記:映画を見た。 「ほーここから始まるのか」と初めは驚いたが、うーん3部作とは。 トヨエツのオッチョはよかったが、ブーツ(スエードのセッター?)がもうちょっとなんかこう、ウエスコのジョブマスターとかチペワのエンジニアブーツとか、トニーラマのシンプルなウエスタンブーツだったらよかったのにな、とか思った。
スーツ
背広の語源
ロンドンの老舗テーラー街、サビルロウともいわれる。
スーツのボタン
スーツの上着の袖についているボタン。 あれをつけさせたのは、なんと、ナポレオンなのだそうだ。
しかもその理由というのが、兵士が軍服の袖口で鼻水を拭くのをやめさせようとして、らしい。
丸谷才一著 軽いつづらより
ネクタイの起源
17世紀、クロアチアの兵士が首に巻いたスカーフがネクタイの起源。 ちなみに日本人で最初にネクタイをしめたのはジョン万次郎だと言われている。
大正時代から普及した。
麻生太郎、服装への気配り
ズボンの裾に鉛を入れて、足をスラッと見せる工夫をしているらしい。