その筋力トレーニング大きく間違ってますよ。 さる運動部の悲劇

まだまだこのチームには問題があるのだ。 スポーツに必須の筋トレにも独特な思想が働いている。 おかげで腰痛者が続出しているという話 。
一体どのような筋力トレーニングをしているのかと話を聞けば、こうである。
ザンネンな筋トレ
- ベンチプレス:30回を10セット
- スクワット:30回を10セット
- ワンハンドダンベルローイング:30回を10セット
その他各種目も全てが「30回を10セット」が基本となっている。
少し知識のある方なら見てすぐわかるハズだが、このやり方では筋力はつかない。 ただやみくもに、乳酸が蓄積されるだけである。
この筋トレのダメな点
- 30回という回数が多すぎる。
- 10セット、というセット数が多すぎる。
この二点。
なぜ30回がダメなのかというと、負荷が軽すぎるからだ。 筋力を効果的にアップさせたいのなら、せいぜい頑張って10回こなせるかどうか、という負荷こそ望ましい。
なぜ10セットがだめなのかというと、適切な負荷の上では、3セットもこなぜば十分だからだ。 上でせいぜい頑張って10回こなせる負荷、と書いたが、この負荷だとどうあがいても10セットはできない。
負荷が軽すぎる故、セット数を増やして疲れさせ、筋トレをした気になろうという誠に不愉快な考え方なのである。
正しい負荷のかけ方
- 連続10回こなせる程度の負荷をかける。
- インターバル1分を設け計3セット行う。
ズバリ基本はこうである。 もっとも私は全盛期の頃これでは飽き足らず、連続3回しかこなせない負荷をかけたりもして体を追いこんでいたものだ。
正しいフォームと重量で、適切な休みと、栄養をとる事こそ大事なのだ。
筋トレには休みも必要だが、このチームは休まない。 同じ場所を連日鍛え続けているというから最早開いた口がふさがらない。
健全な青少年を救うべく一刻も早く手を打たないと、このチームは故障者だらけになるだろう(すでにもうそうらしい)。