そこはササミやろ

近頃やたらと息子がおにぎりを欲しがるようになったのにはワケがある。
単にクラブで強要されているのだ。
理由はカンタン、体重を増やしたい為で、念のため言っておくが息子はガリガリではない。 部員全員に命じられたミッションなのである。
弁当とは別に、大きなおにぎりを三個。 これを時間を置いて、三つ食べなければいけないらしい。
息子はまだモノ喰いが良いほうなのでなんとかこなしてはいるが、食の細い子は大変で、中には泣きながら押し込んでいるメンバーもいるらしい。
私は意見がある。
体重を増やすことは良い事だ。 だが、おにぎりばかり食べさせてどうする。
と。
それは激しい運動をしているから、炭水化物も必要であろう。 しかし、そればかりでは、増加するのは脂肪ばかりになってしまう。
どうして鶏のササミとか、ソテーした人参等、バランスのとれたものを体重増加の手段としないのか?
このチームのコーチと一度話をした事があったが「おにぎりガブ喰い」の根拠はおそらく無い。 単に栄養関係の知識に乏しいのだろう。
また別件で書くが、彼らの筋力トレーニングもヒドい。 ここにも書いたが、プロテイン信仰だけはしっかり持っている所がいかにも素人っぽい。
体重を増やしたいのならおにぎりはひとつにして、その分ササミを三本持たせ、時折ニンジンのソテーをかじり、有酸素運動を控え、筋トレのコンテンツを増やす。
ただこれだけである。
消化の良くないおにぎりをガブガブ食べさせ運動させては故障者を生み出しているようなもの。
コーチたるもの、ひとまず図書館にでも籠って栄養、トレーニングの知識を得る努力にわずかでも取り組んでみられる事を強く勧めたい。
私は上からモノを言っているように聞こえるかもしれないが、実は某競技で長崎チャンピオン、九州チャンピオン、全日本選手権準優勝を勝ち取った事のある元・ガチアスリートだ。 知識があるからこそ言いたい、伝えたいのだ。
追伸:ノルマおにぎりの量が3→6個に増えたらしい。 腹立たしいので直接本人と話をする事にした。