痛ーっ
まともに歩けない。
いつの頃からだろう、筋肉痛が怖くなった。
若い時分は激しい運動をした後なんかに「やべー、たぶん明日筋肉痛になるなこれ」みたいな予想をし、翌朝無事的中して腑に落ちていたものだ。
ところが最近ではその運動している最中または直後から、筋繊維が切れている事が身にしみて分かる。 そして翌朝重度の筋肉痛に苛まれる。
これまでざんざん聞いてきた話によれば「年取ると、筋肉痛は翌日でなく間を置いて来る」という事だったがそうでない。 実感としては、年をとると直後に筋肉痛は来る、というのが当たっていると思う。
今回どうして筋肉痛になったのかといえば、また調子に乗って、若者にトレーニング指導をしたからである。 しかも、バーベルを用いたりするようなハードなものでなく、なんと踏み台昇降運動で、ある(泣)。
「あのねえ、みなさん踏み台昇降運動の素晴らしさをよく分かっていない。 あれは何も年寄りのリハビリやスポーツテストの際心拍数を計る為に行うのでなく、立派な有酸素運動なのだ!」
「だから、今日が雨だからって『やっほーい、ランニングしなくて済む』と喜ぶのでなく、雨の日は屋内で踏み台昇降運動をするんです。 やり方は知ってると思うけど、せっかくやるからには効果的に行いたいでしょ。 こんな風に、姿勢を正して行います」
という実演を30分、でなくたったの5分行っただけなのに、只今尻、太もも、ふくらはぎ、スネ、下半身全部が筋肉痛状態なのだった・・・・・・。
歩くのも一大事だ。ロボットのよう、不自然にしか歩けない。 普段定期的にランニングをしているハズなのだが、なんで踏み台昇降運動ごときで筋肉痛になったのだとザンネンでならない。 でも待てよ、この運動が「効く運動」としての立派な証明に私自身がなっているというワケか。 これは指導するには効果的だろう。
ただ彼らの前に、ロボット歩行しながら出ていく勇気がない。