【ラクスル】ラクにスルーされた話【版ズレ】
広告業界の友人と飲んでいたところ、面白い話を聞きましてね。
紙の力は衰えたと言われてもう何年も経ちますが、そんなことないぞ!という話です。
某チェーン店のチラシを作成する事になり、チラシの部数は減らしてウェブ媒体に力を入れるようになって数年の所、いまいち効果がかんばしくないからいっそ、
やっぱ紙だ、ウェブとかワケワカランものに金使うより紙だ!
とチェーン店の社長がゴーマンかまして紙部数を二倍にしたところ、有り余る効果があったそうで。
友人:「やっぱ紙強ェーわ、紙!」
と、彼の所属する部署にはビッグウェーブが起きているそうです今。
さて。
激安の印刷通販、ラクスルをご存じですか?
私創成期より利用しておりまして、たしかに安くて便利なんです。
注文手順
- パンフレットや名刺にしろ、原稿をイラストレーターで作ってフォームより投稿する。
- 確認のPDFが届く。
- 良ければ印刷実行手配をする。
というようにカンタンです。
原稿作成時の注意点
- 用紙の3mm以内に印刷対象を収める。
- トンボを的確に作る。
- フォントはアウトライン化する。
気を付けるポイントはこのくらいです。
一度印刷してしまえば、再印刷をお願いするのも楽でありまして、「前回と同じ内容で再印刷する」ボタンを押せばそれで完了します。
ボヤけた印刷
という風に、数年前からよく利用しているんです。 印刷品質にも何ら問題もなく、意図した通りに刷り上がってくるのは何とも快感です。
ところが先日、トラブルが起きましてね。
「再印刷」にて出来上がったチラシを確認したところ、画像がボヤけているんです。
これが一度目の問題ない印刷としましたら、
こんな風に、一部の画像がボヤけて刷り上がっているんです。 これではせっかく紙媒体をこしらえた意味がありません、かませませんゴーマン。 早速メールで連絡しました。
ラクスルの対応
私:「刷り上がりがぼやけてますが」
ラクスル:ボヤけた部分を撮影し、その画像をメールに添付して送ってください。
私:「はい送りました。 でも画像よりも現物見ていただいたほうが分かりやすいので、現物も送付しましょうか、新旧一部ずつ入れて」
ラクスル:では現物も送付願います。
その後ラクスルから、
ラクスル:現物とどきました、たしかにボケてますね、工場に確認します。
という連絡があった後、ひと月以上何の連絡、進展もありませんでした。
しびれを切らして「どうなってんの?」と連絡したところ、
ラクスル:版ズレの可能性があります。
との回答がきましてね。 「で?」
ラクスル:お手数ですが、今回の印刷の、一部がズレているのか、すべてがズレでいるのかを確認していただけますか?
なんてことを言われまして。 印刷したの何千部ですよ何千部。 その全てを確認するヒマなんてありませんから、山の中からランダムに束を選んで確認したところ、そのどれもがやはり、ズレておりましてね。 そう連絡したんです。 「全部ズレているみたいですが」
ラクスル:わかりました、工場に確認します。
「いちいち工場に確認せんとワカランのかい!」ちゅう話ですよ。 その後ひと月以上進展がなく、こないだ工場の回答がきました。
ラクスル:たしかにズレてはいますけど、許容範囲内です。
と。 足かけ何か月も手間取らせておいて許容範囲とはどういう事?
ラクスルの言い分
- 光沢紙使用の場合は、断裁ズレが発生しやすい。
- 印刷面の外側が断裁ズレが発生しやすい。
- 印刷の際、1データずつの印刷ではなく、つけ合せ印刷(20データ)での印刷を行う為、段差ズレがおきやすい。
私の言い分
- だって光沢紙を選択できるから選択してるわけで。
- だから御社ガイドラインにのっとってデータを内側に作っているわけで。
- 20データ? もはや何の事やらワカランわけで。
「とにかくズレる時ゃズレるんでよろしくね!」
的な対応が腹立たしくてですね、別の会社を利用するようにした次第です。 ボヤけた印刷物など、存在理由ありませんからね、まったく。
※細かい話でアレですが、フツー送った現物等は返却するのが社会通念だと思いますけどこちらはそうでありません。 帰ってきません。 その理由は、「送っていただいた分も前回当社がサンプルとして数枚多く入れていた分にあたるので返せません」との事でありまして・・・なんとも子供じみた言い分です。 「送付時の切手代もポイントで返還します」って・・・「かあさーん、塩持ってきて塩!」
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