山ワサビ
前に鮭児(たぶん)を頂いた某氏の所へ遊びに行ったら、また変わったものを入手してしまった。
ラップに包まれた白い物体を目の前に差し出しながら「何だと思う?」と某氏は尋ねる。
受け取り、そっと開いてみると細い大根のような切れ端が現れた。
「大根?いやもしかしてオイの捜し求めている朝鮮人参ですか?」
違う。 この物体は、山ワサビというものらしい。 ふーんワサビ。 どれどれ「ガリッ」
かじってみると、たしかにツンとくる。 でもワサビのそれではなく、なんちゅうかこう、すごく辛い大根といったかんじ。
山ワサビはホースラディッシュのことだ。 市販のチューブ入り練りワサビの原料は、このホースラディッシュなのだとか。 ローストビーフの付け合せにも使われるそうだ。
すりおろして刺身を食ってみる予定。
酒井楳斎(さかいばいさい):鍾馗図
これは酒井楳斎という絵師の鍾馗図だ。
鍾馗(しょうき)とは中国で、疫病神を追いはらい、魔を除くと信じられた神。
日本では、五月五日、端午の節供の「のぼり」に描いたり、魔よけの人形にしたりするもので、目を見開き、ひげぼーぼーで、長ぐつはいて、剣を持ち、ときたま小鬼をつかんで立っている。 強い者の権化とされるコワモテだ。
でもこの図で鍾馗は、抜き足差し足掛け軸の裏側へ回り込もうとしているみたい。 上には小鬼がいる。 あたかも追いかけっこをしているようだ。
右の画像は朝日新聞に掲載してあったものをスキャンしたもの。 一目見てこの鍾馗図が気に入ってしまい、アマゾンに図版でも売っているかと思い探してみるもありゃしない。
そもそも検索エンジンで酒井楳斎と検索してみてもほとんど情報が得られない。 いまどきこんな事柄もめずらしい。
酒井楳斎の書いたほかの画も是非見てみたいと思うのだが・・・。 どなたかご存知ありませんか?
ビールグラスもといペーパーウエイトもとい泥団子置き
ここ最近、相次いで愛用のグラスが割れるという災難にあっている。
「グラスは買った瞬間じき割れてしまうものだと割り切れ」とかいう話がマーフィーの法則にあったような気もするが、そういわれてもねえ。
おとといはビールグラスを割ってしまった。 晩酌している最中うっかり手をすべらせて、というのならわかるのだが、食器洗いの最中に割ってしまったというのが腹立つ。
しかもどこかにぶつけたとか、落としてしまったとかではなく、手に取ったらパカリと割れてしまったと。
相当使いこんでいたので、目に見えないキズがあったのかもしれない。 しかしまた、どうしてこうきれいに割れてしまったものかね。
グラスの底だけガラス切りで切り取ったようにきれいに割れた、というかはずれたといったほうが近い。
よく見るとこれ、なかなか趣のある形をしている。 なでてみても危なげない様子。
上の画像が元ビールグラスの底だ。 重さといい、大きさといい、ペーパーウエイトとして使えるな、と考え息子に自慢したら、息子は机の引き出しを開けてピカピカ光る泥団子を取り出し、わずかに残るくぼみにはめた。 それがまたピッタリ合ってしまった。
ビールグラスは割れてから一瞬、ペーパーウエイトなりすぐに、泥団子置きへとかわった。
今年初スイカ
今年はじめてスイカを食べた。
とはいっても、そうそうスイカは食べないので、たぶん真夏にあと1、2回ぐらいかぶりついて喰い納めになるのだろう。
しかしこのスイカ、やけに皮が薄いなと思っていたら、マダーボールという品種になるのだとか。 お求め安い価格のスイカらしい。
役立たず呼ばわり
朝、目を覚ますと唐突に「役立たず・・・」と言われた。
カミさんからである。
目覚めてすぐの人間を役立たず呼ばわりするとは穏やかでない。 ワケを聞く。
夜中に足がつって、オイに助けを求めたが、オイは熟睡しており起きる気配がなかったので一人でもがき苦しんだ、という話だ。 だから役立たずだと。
これまでの経験でいうと、オイが目を覚ましたところでおそらくツリを治してやることはできない。 ツリは孤独な戦いなのだ。
4度目の臨月を迎えたカミさんは、出産までの間、また足ツリに苦しむのだろう。 気の毒だとしか言えない。 足ツル→
頂き物のグリンピース
ゴールデンウィークは過ぎ去った。 長男は小学校に行きたくてウズウズしているようだ。
勢いよく玄関を開け放ち、息子を送り出した。 玄関の脇に、グリンピースの山が。
もうそんな季節になったんだ。 近所の婆ちゃんが採れたてのグリンピースを早朝持ってきてくれたのだろう毎年のことだ。 そのままお礼に向かう。
朝から土鍋でグリンピースご飯を炊いた。 いつものように米を研ぎ、上からグリンピースを散らして炊き込んだ。 塩味をちょこっとつけた。
娘は大好物だ。 次男はおにぎりにして食べた。 長男はおかわりをした。 しみじみ素朴で正直な味がする。
レシピは後日ぷちぐるに追加する予定。