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2007/08/24 菓子

風邪引いてチョコ食ってムギーッ!

明治galbo

2、3日前からどうもノドが痛むと思っていたら、熱がでた。 風邪だ。 こんな時は卵酒作って飲んで、風呂入って大量に汗かいて毛布かぶって寝るとすぐ直る・・・・・ハズだったが治らなかった。 長引いたらメンドクサイし時間の無駄だ、一刻も早く健康体に戻らねばならぬ。 朝一で病院へ向かう。

「あーこれは痛いでしょう喉真っ赤になってますよ。 抗生剤だしときますね」と先生に言われる。 もしかすると注射をされるのではないかと警戒していたのだが、薬だけでよいそうだよかった。 待合室に戻る。

受付でおじいさんが何やらモゴモゴと言っている。 受付のオバチャンは少し困惑した様子で電話の受話器を取る。 「あ、○○様ですか、今おじいちゃんが病院に来ていて、診察も終わりこれから帰るところなのですが、どうしてもバスで帰りたいとおっしゃってます。 しかし当院としましては、血圧が非常に高かったものですからバスで帰るよりもタクシーで帰るかもしくはお迎えに来ていただいたほうがよいかと考えているのですが。 ハイ、ハイ・・・・・わかりました。 そのように伝えますガチャリ」

受話器を置いた受付おばさんはおじいさんに言う。「おじいちゃん、今おうちのほうに連絡したらね、タクシーで帰ってきてって言ってましたよ。 タクシー呼びますからそうしましょうよ。」 そういわれて、素直におじいちゃんはうなずいた。 オイの予想では、このおじいちゃんは頑固者で「バスで帰るったら帰る。 タクシーでは絶対に帰らんのじゃー」とか言いそうだよな、もうひとモメあるな、なんて思っていたらすんなり言うことを聞いた。 そう、タクシーのほうがイイですよ。

支払いを済ませ、薬局に薬を取りに行く。 薬局は、病院の隣だ。 自動ドアが開くと、薬剤師がいて、処方箋を渡し、しばらく腰掛けて待つ。 さっきのじいさんが入ってきた。

右手にはすでに薬の沢山入ったビニール袋を持っている。 そこから一束の薬を取り出して、薬剤師に渡す。 そして「胃薬は家に沢山あるから要らん」と言う。 しかし家にある胃薬とこの胃薬はまた別のものなので、是非この胃薬も飲まないといけないのだと薬剤師は言う。 さっきはすんなりバスからタクシーへと帰り方を変更したにも関わらず、今回の胃薬不要問題では一向に折れる気配がないおじいさん。 とにかく家に大量の胃薬があるので、その胃薬を飲んでから、また新しい胃薬を頂戴したい、と言っているのだ。 こればっかりはどうにも譲れないらしい。

一見、おじいさんは正しいことを言っているようにも思えるが、どうやら胃薬は胃薬でもまた別の胃薬らしく、とにかく家にある胃薬のことは置いといて、とりあえず飲んで欲しいのが今回の胃薬なのだと必死で薬剤師が説明するも、なかなか自説を曲げないおじいさん。 横でそれを眺めながら、これは少し時間がかかりそうだな、と心配になるオイ。 胃薬問題も、とりあえずじいちゃんの家に電話して内容を話し、それから爺さんの説得に入ったほうがよいと思う。

とにかくオイは熱で頭がフラフラなのだ。 胃薬はともかく、先に薬を処方してくれっ!と念じたら、そうしてくれた。 ようやく家に帰る。

風邪を引いたときは普段あまり食べないものを食べたくなる。 チョコレート、アイスクリーム、炭酸飲料等をむさぼる。 チョコレートをかじりつつアイスをなめ、炭酸飲料をグビグビ飲んで寝ると、翌日には回復している。 付け加えておくが、朝昼晩3度の食事はキチンと食べ、それに加えてチョコレート、アイスクリーム、炭酸飲料を摂取するということだ。 いつもよりも過剰にカロリーを摂取してどうにかしてやろうという魂胆である。

今、目の前には明治ガルボというお菓子があり、それを一気に食べてしまおうと考えている。 外箱を開けて、ひとつずつ包装されているガルボを取り出し、隅っこに噛み付いて封をあけようとするが、あかない。 お菓子の封を開ける際、手であけることができない場合はこうして袋を歯で噛みちぎってあけるのが子供の頃からの習慣だが、このガルボの袋はうまくあかないのだ。

あかないからと強く噛んでひっぱると、袋の隅っこだけがちぎれて、肝心なガルボ本体を取り出すことができない。 熱っぽい頭にイライラがつのり、さらに激しく反対側の隅っこに噛み付き、袋をあけようと試みる。 でも、その噛み付いた袋の隅っこだけがちぎれて、肝心なガルボ本体を取り出すことができない。 これほど強情なお菓子の袋というのも珍しい。 残る2隅を噛みちぎろうとするもことごとく失敗。 その光景がトップの写真なのである。 頭にきて、明治さんに「ガルボの袋をあけることができなくて食べれません」と電話しようかとも考えたが、とりあえず4隅の小穴からのぞくガルボ本体を袋ごと噛み付いて、歯でしごき出して食べることに成功。 でも、食ってるというかむしろ・・・・とにかくこうやって食べてもおいしくもなんともない。

ガルボを人力であけることは不可能と判断したオイはキッチンからハサミを持ってきて、チョキンときれいに封をあけてガルボを取り出し、食べた。 ガルボが残り2本になった頃、何気なく袋を眺めたら、後ろに『開け口』という文字を見つける。 そのすぐ下には小さな切れ込みがあり、そこを指でつまみ、ひっぱると・・・・・・・いとも簡単に開封できた。 今回の件はたぶん風邪のせいなのだろう。

2007/08/23 酒肴

納豆 meets キムチ

納豆キムチ

今さらおおげさに語る必要はないが、納豆とキムチをあわせたものはうまい。 いや、キムチに納豆を混ぜ込んだものはウマイといったほうが適切か。 それとも日本人であることを考慮するならば、納豆にキムチを混ぜ込んだものと表現したほうがよいのかもしれん。

先日家族で焼肉屋に行ったときに、嫁が納豆キムチを注文して食べていたのを横からつまみ食いしてみたら、意外とうまかった。 それからここ最近、自宅で毎日納豆キムチを作って食べているだった。 納豆は包丁で叩いてひきわりにして、自家製のキムチが無い場合は、市販の、ちゃんと作られたキムチを使用して作る。 コチュジャンを入れてコクと辛味を追加するのも自由、胡麻油を少したらしてみたり、白ゴマを散らしてみるのも自由である。

2007/08/18

金持ちの隣で飲む酒はメンドクサ旨い

携帯電話でメールを打つのも、受信するのも、大嫌いである。

チマチマチマチマ・・・・・小っこい画面を凝視しながらメールを打ってると侘しくなる。 キーボードだとあっという間に入力できる文章も携帯で入力するとメンドクサイったらありゃしない。 「用件はともかく、返事がほしいならばメールはPCに送れ返事するかしないかは別として」と叫びたい。

携帯で受信したメールを読むのは大嫌いだ。 小っこい画面を凝視しながら小さい字をフムフム・・・・・・と上から下にチマチマと画面をスクロールさせながら読んでいく・・・・・・「あーメンドクサ、イーからもっといっぺんにダーッと表示しろっ!ともかく」と人前もはばからず絶叫しながら携帯を「ドーン!」と窓の外に放り投げてやりたくなる。 だが、もしかすると重要な用件がそこに記されているのかもしれない。 ムカツク半面、携帯電話というものはしみじみと便利なものなのである。

「お、おーっ、へぇ、ふーん」と携帯で受信したメールを読み進む。 送り主は3年ぶりにぐらいに連絡があった人物で、顔を思い浮かべるのも大変なほど付き合いがない。 そんな彼がよこしたメールには、イイ感じのワインバーについての事細やかな情報が記されてあった。

そのワインバーというのは長崎近隣にあり、ワインバーというぐらいだから、ワインにめっぽう強く、しかもバーテンはカワイイ姉ちゃんで、そのカワイイ姉ちゃんがまたワインについて知りすぎていて云々・・・というまさに今すぐその店に飛んでいきたくなるような情報で、スパムメールをばらまいていい気になっている人々も見習うべきであろうという読んでいる人を思わず夢中にさせる充実の内容が記されていたわけである。

長崎から高速使えば2時間だ。 知人もいるし、宿の心配もない。 早速そのワインバーに出向いた。

どこか昭和を感じさせる、ウワサ通りのカワイイ女バーテンは少し「シイナリンゴ」に似ている。 淡々とワインの説明を始める。 「このワインはフニャララで、ウンダラカンタラの、ワインです」と両手で持つワインの簡単な説明をし、バーに座る客のグラスに、そのワインを注いでいく。 要は、ワインを一本あけたら、そのワインを客全員で吟味するというわけだ。 「オイだけ別のワインを飲んじゃるけぇね」という抜け駆けは許されない。 皆で、一本のワインの味を、楽しみ、分析するわけである。

ワイン一杯の値段は定額制であり、上等なワインでも、ヘボいワインでも、一杯は同じ値段である。 と、いうことは、そのワインが旨いかどうかの判断は、それぞれの客に委ねられているわけで、たとえばその昭和美人が注いだワインが安ワインだった場合、バーに座る客は皆、その安ワイン飲んでいるわけで、味のわからない客が、一口飲んでイキがってその安ワインについていっぱしの「うーん、ウマイ、滋味がある。」なんていうなんちゃって評論をしようものならば、周囲の常連客の熱くて冷めた視線を受け続け、退場というという結果に陥ってしまう。 いわば自己責任の世界だ。

オイはこの店の常連でもないし、ワインのことなんてよくわからないので、昭和美人の姉ちゃんが説明するがまま、ワインを楽しんだ。 常連客が言うほど、それぞれのワインの品質に差があるとはおもえない。 どれもうまい。 非常によい店である。 腰をすえてワインを楽しもう。

オイの右となりに座るなべおさみ似の男は、ゼロハリバートンをひざの上で開け広げ、思わず目を疑うほどの携帯電話の山をかき分けつつ、ワインを楽しんでいる。 この男の職業は一体・・・。

店の隅っこで、なにやら中声で怒鳴っている客がいる。 ワインの味について文句を言っているらしいのだが、このテの人物は、世の中に存在する全ての事柄に対してイチャモンをつけるヤツである。即刻退場頂きたいと皆も思っているようだ。

ワインが美味しいし、居心地もよいし、気分がよい。 サントリーサタデーウエイティングバーのように、聞き耳を立てながら、ワインをグビグビ飲る。

左隣に人が座っていることに今気づいた。 小柄な、年のころ70前後の男がワインを飲んでいる。 一瞬視線を向けると、異様なスピードでそれに反応し、ギロリと力強い目でオイの顔を見上げる。 「どうも・・・」と会釈をする。 「う、あぁ・・・・」と男は返事をする。 しばらく沈黙が続いた後、男が話しかけてきた。 「あ、あんた、どっから来たんだい?」

長崎県でありますると答える。

「長崎にはね、3月に行ってきたんですよ。 帝国ホテルに入っている洋菓子屋を贔屓にしていたところ、日ごろの感謝の気持ちをこめて、航空券をプレゼントされたもんだからね。 宿は全日空ホテルでした。」

「しかし長崎ってなかなかいいところだね。 ボクはね、この前デパートで買い物していたら、九州旅行が当たるキャンペーンをしているとかで、抽選会場を案内されたんです。 しかしね、キッパリと断ってやったんです。 旅行ぐらい、自分の金で行きますよ。 金だってカードだって財布に入っている(ここで2つ折の財布を取り出して、広げて中身を見せる一万円札の束がおそらく10万単位で閉じられていて、その束が少なくとも20は入っていた様子)。」

「うわ、すごいですね。 一束ぐらい頂戴できませんか」なんていう冗談が通じない人物のような気がするので、大げさに驚くだけにしておく。

「鯛はね、明石まで食いに行かないと旨くねぇんだよ。 ○○電気の社長とは昔仲がよくて、よくしてもらってたんだよ。 オマエ有名になりたいのか、それとも金が欲しいのか、どっちだ? って聞かれて、オレは金って答えたんだよ。 そしたら当時の金で10億作ってくれたんだよ。 毎日証券会社や銀行からしょっちゅう電話がかかって来るんだよ。 今、醤油屋に五億投資してんだよetc…………」

と、いう風に自慢話というか自伝を沢山聞かされた。 それらの話が真実なのかどうかは知る由もない。 このままだと、あと2時間ぐらいは語られそうな雰囲気だったので、ワインバーから脱出した。

さて。 まだ帰りたくない。 少し小腹もすいたし。 どうしようか。 あ、白レバー。

先日白レバーという鳥の脂肪肝を食べさせてくれる焼鳥屋があるという話を聞いており、ここからそう遠くはないハズなので、タクシーに乗り込み向かう。 おそらくこのあたりだろうというところまで来ているハズなのだが、なかなか見つからない。 情報提供者本人と電話でしゃべりつつ、タクシーの運転手さんに指示をする。 「あ、もう一コ隣の道らしいですスンマセン」

着いた。 ビルの一階にあり、外観だけでいうと、若者相手の店であるような気がし、あまり旨いものを食べさせてくれそうな雰囲気はしない。 しかし白レバーのためだ。 思い切って入店する。 大将らしい男は焼き鳥を焼くのに夢中で、オイが入店したことにも気づいていない様子。 「コンチハー」と声をだすと「あ、オイス、いらっしゃいませーぇ」と力みすぎながら叫ぶ。 カウンターの隅が空いており、そこへ座れと言われる。 若干不安になりながらも腰をおろす。

目の前に空のカップ酒があり、手にとってよく見ると奥播磨であった。 これに使用済みの串を入れていくわけだ。 オイの右隣には、竹村健一似の男が座っており、焼き鳥をほうばる。 アルバイトのニイチャンの頭はピンク色をしている。 さ、状況は把握できた。 早速、白レバーとやらを楽しもうではないか。 メニューを手に取る。 白レバー刺の文字を見つける。 ピンクニイチャンを呼び寄せ、鶏刺盛り合わせと白レバー刺、さらに焼き鳥数本をみつくろってもってきてと注文する。 酒についてはもう少し悩んでみようか。

「白レバー、終わりましたー!」

と、大将がカウンター越しに言う。 「えぇえぇーっつっつ!!」オイは白レバーを食べるためにわざわざ来たのだ。 それなのにそれが無いなんて、こんなムゴい話はない。 「いやー実は○○ちゃんからこの店のことを聞いて、白レバーが美味しいから食べてみてという話だったので楽しみに来てみたんですよ」

「あ、そー、わざわざありがとうね。 ちょっと待ってね(ガザゴソ)白レバー焼きならばあと2本は用意できそうだけどどうする?」

是非お願いします。 刺しは無いが焼きはあった。 よかった。 ○○ちゃんの名前を出してから急に大将との距離が縮まったみたいで、焼きながらイロイロと話しかけてくる。 色々と珍しい日本酒があるようなので、リストの上から順番に飲み進んでやろうと考えて 「すみません、これ、この酒お願いします」と大将に伝える。 指差している酒をチラリと見てから「もっと旨いのあるよ」と嬉しいのか怒っているのかよくわからない表情で言う。 じゃ、そのオススメでお願いします。 出された酒は村裕というもので大変美味しかった。 焼き鳥をワシワシとほうばりながら、オススメの日本酒を次々と飲み干す。 旭若松もうまい。 福島県の女性杜氏が作っている酒というのもよかった。

段々イイ気分になりつつ、次は焼酎をもらい、鳥刺しで飲む。 ささみはモチモチと弾力があり、筋肉の繊維一本一本がハッキリとわかる。 砂肝の刺身は、鮮やかなピンク色をしておりシャキシャキとした食感がステキだ。 これほど美しい鳥の刺身には出会ったことが無い。

時折「ふーっ・・・・ふーっ・・・」という息遣いが聞こえてくる。 これは焼き鳥を一心不乱に焼き続けている大将から発せられるものであり、別に仕事をやりたくなくてため息をつきながら焼き鳥を焼いているとかそういうわけではなくて、焼き台からあがる炎を吹き消しているのである。 焼き台は非常にコンパクトで、よくこんなに小さい焼き台で客の注文をさばけるものだと感心する。 炭と焼き鳥の間にはほとんどスキマが無い。 最早炭の上に焼き鳥を乗せて焼いているといっても過言ではないぐらいだ。 このメチャ近火が、この店の焼き鳥が旨い秘訣なのかもしれないし、ただ単に能率の問題で、早く焼き上げるためだけなのかもしれない。

大将も段々と気持ちよくなってきたらしく、店内についての説明を勝手に始める。 「ウチの皿はね、カッコイイでしょ。 これわざわざウチ用に焼いてもらってんのよ。 このぐい飲みも同じところで焼いてもらってんのよ。 でもね、ぐい飲みは酒が漏るのよね。」

「ウチは割り箸使わないんだよね。 環境にもよくないし。 この箸は一本一本削りだしてもらってんの。 だからさ、箸先がピタリと合うでしょうムハハ、漆が剥げたらまた塗りなおしてもらうわけ」

このように、随所にこだわりが見られるお店なのである。

隣の竹村氏は携帯電話でシャツがどうのこうのという話をかれこれ30分ほど続けており、どうやらオーダーしたシャツの出来がイマイチであるというようなことをしゃべっているらしい。 ちょっと会話をしてみたところ、自分は無職なのだとか、家が4つあるとか、現金しか信用しないとかいうことを熱く語る。 どうやら今日は金持ち(おそらく)と縁があるようである。

そういえば、白レバー焼きどうなったんだろう? 皿に一本も串が残っていないところをみると、知らないうちに食ってしまったのだろう。 おそらくウマカッタんだろうきっと。

2007/08/11

つけ麺はどうなのか:長崎大勝軒

長崎に大勝軒ができたという話を聞き、即出向く。

東池袋の大勝軒が閉店したという話はここでも書いていたが、これでようやく元祖つけ麺を味わうことができる。

場所は長崎駅向かいちょっと小道に入ったところ。 店内はL字型でカウンター席のみ、10人も入れば満席になるのではないかというこじんまりとした店である。 まず食券を購入する。 2席だけ空いていて案内される。 池袋の大勝軒ではいつも行列ができていて、入店するのも一苦労だったらしいが、行列はない。 長崎では相当美味しい食い物屋でも行列ができることは稀である。 それは長崎の人口が少ないからなのか、長崎人は待つことがキライだからなのか、実は長崎には並ぶほど美味しい食い物屋が少ないからなのかはよくワカランが、旨いと評判のお店に行列なしで入店できるという長崎は素敵なところである。 そして今回注文したのはもちろんもりそばである。

それにしてもやけに早く出来上がったものだ。 もりそばを注文してから2分ほどで、目の前にドンブリが二つ運ばれてきた。 一方の丼にはスープが入っていて、もう一方の丼には白っぽい麺が山盛りになっている。 麺が非常に多いという情報は事前に得ていたが、まさにその通りである。 同行した嫁は山盛りの麺を見ておもわず「ゲッ・・・」とつぶやく。 オイのは大盛なのでさらにテンコ盛りだ。 でもこのぐらいでウダウダ言っているようではラーメン二郎の大盛チャーシューダブル全部入りなんて食えない。 まあとにかく、食ってみようではないか。

麺の山に割り箸を突っ込み、高々と持ち上げる。 そのまま右手のスープに浸し、スズズ・・・と初めて食べる店の味故に少し警戒したあと、ズルズルズルと勢いよくすすりこんだ。 「ふーんなるほどこれが大勝軒のつけ麺というものなかふーん」という感想をいだきつつ、また麺の山に割り箸を突っ込み・・・・。 これを8回ほど繰り返すと、山のようにあった麺が全てなくなった。 あれだけの麺を完食したわりには満腹ではない。 これは汁を飲み干していないからなのだろうか。 それとも汁が甘酸っぱいからなのだろうか。 それともやけに全体がぬるいためなのであろうかよくわからない。

となりの嫁がようやく食べ終えたようなので感想を聞いてみると「うーんよくわからん。 もう一回食べてみないとよくわからんよね」ということだった。 オイもそう思う。 このラーメンのことを好きとかそうでないとか判断を下すには早すぎる。 日を改めて、もう一回食べてみようではないか。

このときはまだ、この後にわかる驚愕の事実を知る由もなかった。 つづく(つづかない)

※また行ってきました。 以下その感想です。

今回判明したことは、注文する際に『』というと、関東風のもりそばになりということ。 通常のもりそばスープと飲み比べてみたが、オイの口には辛のほうが合った。 嫁は辛じゃないほうがよいそうだ。

もりそばを食べ始めた直後はスープが温かいのに、2、3度麺を浸すとすぐに生ぬるくなってしまう。 麺がつめたいのだから当たり前なのだが、それならばどうして温かいスープを出すのか。 初めからぬるいまたはよく冷やしたスープを出すわけにはいかないのか。 それともスープ製作過程の問題で温かいスープを出さざるを得ないのか。 個人的な意見を言うと、もりそばは、麺、スープ共々よく冷えているか、もしくは熱いか、そのどちらかが美味しいと思う。 それ以外ならば普通のラーメンを食いたいおわり。

山岸大勝軒

Wikipedia:つけ麺のページ

2007/08/09 雑記

瓦?

お寺でウロチョロしていたところ、壁に瓦がめり込んでいるところを発見。 なんで瓦がこんなことに・・・


2007/08/07

焼き鳥を焼きながらビール

toribii

焼き鳥を焼いた。 写真を撮りながら焼くのは非常に大変だったがとりあえず一仕事終えてよかった。 さて。 冷凍庫で冷やしておいたビールで乾杯としようか。

なんでビールをワイングラスで飲んでいるのか。 それはビールグラスがないからである。 なんでビールグラスがないのか。 それはビールグラスを沢山洗って水気を切っているところに嫁が麦茶の入ったヤカンを落としたからである。 故意にではないが、過失はあった。 だから、ビールをワイングラスで飲んでいるのだ。

昨日タバコをやめた。 赤ちゃんも生まれたことだし、どうせ家の中では吸えないし、最近どこでも吸えなくなってきているし。 そもそもそれほど吸いたいから吸っているのではなくて、ただなんとなく吸っていただけでもあるし、別に吸わなけりゃ吸わないでなんともないし。 と、試しに朝起きてからタバコに手をつけなかった。 全然吸いたいとも思わなかった。 今日も全然吸おうと思わない。 もうやーめたー。 そういやワイン中毒の女がいて、彼女は酔っ払うとワインがとまらなくなり、ついには記憶が喪失してしまうという困った人なのだが、ある日反省の念からワインを水に替えてみたところ、別段なんの支障もなかったのだそうな。 惰性でワインを飲んでいたのだ。 だから彼女は最近ワインをボトル一本飲んだ後は、高いテンションを維持しつつ、水をワイングラスでガブガブ飲んでいる。

昨日嫁が運転する車に左足を踏まれた。 生まれて初めて車に足を踏まれた。 しかも妻が運転する車に足を踏まれた。 幸い大したことなかった。

というように、独り夜中にベランダで焼き鳥を焼きながら一杯やってると、色んな事柄が頭をめぐってきた。 大昔、祖先はほら穴の中、焚き火の前でくつろぎながらさて明日はどうやって猪を狩ろうか、と考えていたのかもしんない。 じつは炎と煙には、人を思わず考え込ませてしまうというそんな驚くべき効果があるというNASAの実験結果があるのだという話はない。

2007/08/04

カフェ新規オープンに行く

タルト

女友達がカフェをオープンしたらしい。

家に招待状を送ったが届いたかという電話が本人からあった。 届いているのかどうかわからない。郵便受けにはおびただしい数のダイレクトメールやらなにやらがあふれかえっていてここ数日整理をしていない。 もしかするとその山の中に埋もれているのかもしれない。

一頃近所周辺に自宅の一部を改装してこしらえた風のカフェをよくみかけたがその類なのか。 とにかく出向かねばならない。

お祝いの品を持ちカフェに向かう。 やはり自宅一部をアレした風の、レンガレンガしたカフェだった。「あーきてくれたのーアリガトウ!」いやオマエが来いと連絡してきたのだ。 「うーんとねー、アイスコーヒーをちょうだい。 あと何か食い物あんの? お、ハンバーグとかもやってんだ。 ガンバッテルネ、じゃ、ハンバーグを焼いてもってこい」

別に腹は減っていなかったわけだが、とりあえず何か注文しなければと考え、ハンバーグを注文してみるも、すでにランチタイムは終わっていて作ることはできないのだという。 じゃ、とにかくアイスコーヒーをもらおうか。

「あのね、アイスコーヒーはさておき紅茶をかなり勉強しているから紅茶を飲んでみてちょうだい」と、アイスコーヒーを注文したにも関わらず、勝手にそれを却下され、紅茶を飲まされる。 うん、確かに美味しいような気がしないでもないといっても過言ではないかと考えられる。

「もー、大変!」

と多分63回ぐらい会話の端々にはさみながら、カフェオープンに至るまでの道のりと苦難を聞かされる。 「うんうん、うんうん、うーん、へーえ」と相槌をうちながら、紅茶を飲み干す。

「じゃ、また今度家族と一緒にランチでも食べにきますよ」と、忙しいので早く逃げようとすると、今度はオレンジジュースも自慢なのだという話になる。 簡単にいうと、オレンジジュースも飲めということらしい。 「あーも、じゃ、それもちょうだい」

なんでもオレンジをその場で絞りだして作っているとかで、ウマイ。 ゴクゴクゴク・・・一気に飲みほす。 「うーん紅茶もオレンジジュースもうまかったね。 じゃ、この辺で」と席を立とうとしたところ、隣のテーブルに座っていたヒッチコックによく似た外人の青年が声をかけてくる。 「アノ、チョット、イイデスカ、シイヤシンイチマイドウゾ」

「はぁ、はぁ・・・・」どうやら写真を一枚とらせてくれと言っているらしい。 ヒッチコックがIXYデジタルを構え、今まさにオイを撮ろうとしたその瞬間、こっそり白目をむいておいた。 「アリガトウゴザイマス。 ブログニノセマス」という。

後で聞いた話によると、このヒッチコックは、来店早々写真を撮らせろといい、カフェの外中いたるところを撮りまくったのだそうな。 一枚撮る度に「ブログニノセマス」というらしい。 一体どんなブログを運営しているのだろうか気になって仕方がない。

一枚撮られてオイがスキを見せた瞬間に、カフェの主人はメロンとモモのミックスジュースとやらを勝手にもってきて飲めという。 最早注文すらしていないのにジュースを押し売りする気なのである。 それじゃ、客こなくなるよ。 さらにその後サンドイッチもスゲーウマイのだとか、パスタの試作品を食ってみろだとか、およそ2時間にわたりオイを拘束した。 おそるべき女である。

ビリーのなんたらかんたらを買って頑張ってみようかと考えてやってみたが、つらくてとても続けることができない。 どうしたらイーのなんてまた長話をはじめようとしているスキを見計らって、タルトを買って帰った。 なんと、タルトも売ってるのだこのカフェは。 やけに元気な女がやってるカフェである。

2007/08/01 酒肴

ナチュラルチーズ:ミモレット

cheem

ハウステンボスをウロウロしていたらチーズ売り場を発見。 というか、チーズをあちこちで売ってる。 酒肴によさそうだな、とミモレットの切れ端を買って帰る。

薄く切ると、色姿が上等のカラスミとよく似ている。 食感は乾燥しすぎたからすみとよく似る。 なかなかよいつまみである。 もう少し大き目のを買えばよかった。

ウマいものを食べていると、必ずといってよいほど娘がトコトコと近づいてくる。 「動物的感」なのだろうか、オイが旨がっているのをいち早く察知するわけである。 「それなーに? からすみー?」

このミモレットは、娘にもからすみに見えるらしい。 ひとつまみ食べさせると、すごく嬉しそうな顔をした。 コストを考えると、カラスミをバクバク食われるよりも全然イイ。 ミモレット、常備しておこうか。

2007/07/31 飯物

ウナギ半額に狂喜乱舞したその後

unagimesi

たしか7月初旬だったと思うが、いつものスーパーへ買出しに行くと、中国産ウナギの蒲焼が半額で売られていた。 通常980円のところが490円である。

半値で売られているウナギなんて見たことないし、ウナギがやけにデカい。 中国産らしいが、「国産」と表記されていても外国産なんて話もあるそうではないか。 たとえば中国産のウナギを輸入してきて浜名湖でしばらく泳がせると浜名湖産になるとかどうとか・・・・。 よって中国産でも全然構わない知ったこっちゃーない。 5パック購入する。

しかしやけにデカいウナギだなーと感想を述べながら焼きなおす。 表面のタレがジリジリと焼けてきてうまそうな香りが漂う。 焼きあがったウナギは酒肴にしたり、家族にウナギ丼を作ってあげたりして堪能した。

中国産ウナギをかぶりついてから2、3日して、ニュースで中国産の食品についてあれこれ論じられていた。 中でも中国産のウナギは危険だとかいう話。 すでに消化してしまっているにも関わらず、若干焦る。 オイはさておき、子供らは大丈夫なのだろうか。

土用の丑の日が直前に迫った。 ニュースによると、品質への不安から中国産ウナギへの不信感が高まっており、国内で養殖された国産ウナギに人気が集まっているのだとか。 そうなると、国産うなぎの価格は高騰するかもしれん。 土用の丑の日当日ともなれば、高騰することも考えられる。 こりゃ前もって買っておかねばということで、去年利用したウナギ屋で国産らしいウナギの蒲焼を数本購入する。

土用の丑の日当日。 スーパーへ行くとウナギがズラリと並べられている。 国産ばかりでなく、オイが購入し、食べて、その後心配になった中国産の巨大ウナギも売られている。 しかも半額ではない。 980円である。 しばらく見ていると、おばちゃんたちが1本、2本とウナギの蒲焼を買い物カゴに入れて去っていく。 産地、値段、大きさを十分吟味し、厳選しながらカゴに入れるひともいれば、数日前のオイのように安くて巨大な中国産ウナギだけに集中し、沢山カゴに入れるおばちゃんもいる。 ウナギの買い方を見ていると、その人のライフスタイルが垣間見えてくる気がしないでもない。

娘はウナギ丼を作ってあげても蒲焼の切り身が大きいと「骨が刺さる」とか言って食べない。 なのでみじん切りにしてご飯にのっけてやる。 すると喜んで食べる。

ウナギ昨今

ワシントン条約締約国会議の決定でウナギの稚魚の輸出が規制されることになるらしい。 ウナギ供給不足、さらに拍車がかかる。

2007/07/30 雑記

鳥居

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