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酒井楳斎(さかいばいさい):鍾馗図
これは酒井楳斎という絵師の鍾馗図だ。
鍾馗(しょうき)とは中国で、疫病神を追いはらい、魔を除くと信じられた神。
日本では、五月五日、端午の節供の「のぼり」に描いたり、魔よけの人形にしたりするもので、目を見開き、ひげぼーぼーで、長ぐつはいて、剣を持ち、ときたま小鬼をつかんで立っている。 強い者の権化とされるコワモテだ。
でもこの図で鍾馗は、抜き足差し足掛け軸の裏側へ回り込もうとしているみたい。 上には小鬼がいる。 あたかも追いかけっこをしているようだ。
右の画像は朝日新聞に掲載してあったものをスキャンしたもの。 一目見てこの鍾馗図が気に入ってしまい、アマゾンに図版でも売っているかと思い探してみるもありゃしない。
そもそも検索エンジンで酒井楳斎と検索してみてもほとんど情報が得られない。 いまどきこんな事柄もめずらしい。
酒井楳斎の書いたほかの画も是非見てみたいと思うのだが・・・。 どなたかご存知ありませんか?
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