美味かもん雑記帳 > 利き酒師
ピュロロロロ~
とある料理屋さんの主人は、利き酒師だ。
「かっこいいですよね、オイもいつかはなりたいです」といえば、「利き酒師には誰でもなれるよ、ただ、本当に酒の味がわかる人間にならないとね。 私は今でも修行の最中」という返事だった。 どんな業界にでも当てはまる話だと思った。
ひと段落した主人は、この度はじめて入手した銘柄の一升瓶を取り出して封を開け、味見をはじめた。 オイは飲みながら、その様子をじっと眺めていた。
よくある利き酒用の2重丸が入った猪口を使うのではなく、薄く透明なショットグラスを用いている。
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