レグザ接続HDDへ録画した番組をRECBOXにダビングし他のTVで視聴するまでの道のり

タイトル通りの事を思いついて試行錯誤しようやく願望を実現したのでまとめておく。 同じ事をやりたい方の一助となれば幸いである。
古いレグザに接続した外付けHDDの不安から始まった
寝室に設置している10年以上前に購入したレグザがある。 これといって使ってはいないものの、それに接続しているHDDに録画している番組の中には末永く保存しておきたいものもある。
そこでHDDを新調し、それにダビングして保管しておこうと思い立ったのだが、調べているうちに便利な機器がある事を知る。 それがIO DATAのRECBOXだったのだ。
RECBOX
なんでもネットワークに接続するHDDで、これにダビングすれば、レグザからの縛りを開放され、別のテレビでも視聴する事ができるようになるという優れもの。 しかもスマホでも見れるというから最高だ。 早速購入した。
RECBOXの設定
まずはスマホに専用アプリ、DR Controller を入れる必要がある。 続いてRECBOXをWifiルーターにLANケーブルで接続をして電源を入れる。
ちなみにRECBOX付属のマニュアルはてんでアテにならないので試行錯誤の上全ての設定を済ませた。 もっと親切であるべきだと今にして思う。
レグザの設定
ルーターに接続したRECBOXをレグザリンクより認識する必要がある。 がしかし、ウチのレグザは古いから無線LAN機能が無い。 そこで長いLANケーブルを購入して家中をズルズル這わせてWifiルーターとつなぐハメになるのか…と一瞬ヘコんでしまったが、
これを解決するには無線LAN中継器が役立った。 これは電波を家の隅々まで行き渡らせる為に以前購入しておいたもので、これをレグザの近くに持ってゆき、LANケーブルで接続すると晴れて我が家のレグザも無線機能を持つに至った。
早速RECBOXを認識させ、ダビング先としてそれを指定しいざ実行する。
電波状況にもよるが、一時間の番組がおよそ10分程度でRECBOXへダビングする事ができる。
RECBOXにダビングした番組を他のテレビで視聴する
こないだ購入したハイセンスのテレビで視聴してみる事にした。
ところでRECBOXのマニュアルには、ダビングした番組をDTCP-IPに対応したテレビで見る事ができる、と記されているのであるが、
その我が家のハイセンスが、それに対応しているのかどうかがどこを検索しても情報を見つけられなかった。 そこで他社のテレビについてもDTCP-IPに対応しているのかどうかを調べてみたが、なかなか目ぼしい情報が見つからない。
ヒットするのは普段から目障りだと思っている有用な情報が見つかった事が一度もない価格比較サイトの価値ゼロ情報ばかりである。 何かテレビ業界にはDTCP-IPに対応しているのかどうかについて、公にしてはいけない暗黙のルールでもあるのだろうか、かなり謎である。
さて。 DTCP-IP対応云々は不明の我が家のハイセンスも、ネットワーク上にあるRECBOXを認識する事ができた。 なんだ、DTCP-IP対応しているのかウチのは。
そしてハイセンスのリモコンのサブメニューからメディアプレイヤーを起動すると、ダビングした番組一覧を見る事ができた、シメた。
早速再生してみると…静止画しか表示できない。 早送り等はできるものの、動画としての再生はできない。 音声も、出ない。 なんだ、ウチのハイセンスはやはりDTCP-IP対応ではなかったのか…。
追記230419:何の設定変更もしていないにも関わらず、メディアプレイヤーでスムーズに再生できるようになった。
PS4に活路を見出す
さらに調べてみた所、仮にDTCP-IPに非対応のテレビの場合、もしもプレイステーションを使用中であればそれ経由で再生できるというのである。
シメた!と思い早速我が家のPS4を起動してメディアプレイヤーからRECBOXにアクセスし、番組を再生しようとしたのだが、
再生できる動画がありません
と表示され番組概要すら見る事ができない。 さらに調べると、DTCP-IPに対応しているのはPS3であり、4であるウチの機器では再生できない事が判明。 どうして機能的に古い型番に負けてんだよPS4。
RECBOXのダビング番組を視聴するにはアプリ DiXiM Play が必須
そこで何とかしてRECBOX内の番組を見る方法を模索していてたどり着いたのがDiXiM Play。 これをスマホに入れるとなんと! スマホからでもダビングした番組を外出先から見る事ができるのだという、何という文明の利器。
早速iPhoneに入れて立ち上げ、ネットワーク上のRECBOXに接続し番組を外で見てみようとするが、
「それには対応している機器がない」
旨の表示がされてしまう。 そんなワケなかろうと、またアレコレ調べていると、何と我が家のRECBOXは、スマホ視聴に対応していない製品だったのだ。
こんなの購入段階で気づけねえよ…。 もっと公式サイトで分かりやすく説明しろよアイオーデータ!
さておきスマホで見る事はあきらめて、何しろテレビで視聴する事に専念する事にした。 それでもやはりDiXiM Playが必要で、先の我が家のハイセンスにはアマゾンプライムビデオがプリインストールされているのでそこからDiXiM Playを入れる事ができるのかと思えば追加はできないそうで。
そこで別のテレビに接続しているFire TV Stickを持ってきてハイセンスに接続し、入力切替からそれを選択してアプリを検索インストールするハメになったのだ。
Fire TV Stickが必要のないテレビにそれを接続してアプリを入れようとしている自分に何かこう非常に非能率的な事に精を出してしまっている無様さを感じた。
DiXiM Playの設定
いざハイセンスからDiXiM Playを起動すると、お試し視聴をする事ができた。 なんでお試しか? そう、DiXiM Playでダビング番組を見るには有料なのである。
それも分かりやすくマニュアルに書いておけよアイオーデータは。
さておきお試しで見る事ができたので契約をして晴れて、我が家の古いレグザに保存されている番組は他のテレビで見る事ができるようになったのだった。
ところが、再生がまったく安定しないのである。
電波状況に難があるのか、再生中に止まるは止まる…。 そこでDiXiM Playの設定を見直す事に。
問題解決オプション、という項目が設定にあり、再生できない時はオフにしたりオンにしたりするのだが、それをいじってさらにルーターを再起動した所で何とか視聴できる程度にはなった。
以上、何か気づけば追記してゆきたい(続く)。
追記:ダビングできない時がある
レグザでダビング設定をし、そのレグザの画面にダビング進捗状況が記されているが、不思議とそれが完了されない時がある。 何度か繰り返すと成功するのでおそらく電波状況によるものかと思われる。
番組視聴が安定してきた模様
上でダビングしてきた番組の再生がままならないと書いたが、何故か再生品質が安定してきた。 これといって設定に手を入れていないにも関わらず、今ではスムーズに視聴する事ができている。