【Fitbit】スマートウォッチ元年・使用レビュー【Apple Watch】
年明け息子の誕生日プレゼントは何にしようかと物色していたら、スマートウォッチに行き当たった。
なんでもかんでもIoTするのもなあ……と、これまでまったく食指が動かなかったアイテムであり、腕時計は運動する際はPROTREKで、それ以外の時はロレックスという生活を長年続けており、不満も不具合もまったく感じられないので生涯この組み合わせで過ごすものだと決めていた。
ところがである。
Fitbit VERSA2の衝撃
息子用にプレゼントしたFitbitのVERSA2を少し触らせてもらったところ、あまりもの多機能さに感激し、つい自分用も買ってしまったのだ。
心拍数の計測、睡眠時間の計測、フィットネスの計測そしてアレクサ。 2万円チョットで入手できる機能ではない。 おまけに防水機能もしっかりついているんだからもう、日々の相棒としてわずか一日手首に装着しただけで、今現在も一日欠かさず我が左手首に鎮座しているVERSA2なのである。
サイズ感も丁度良いし、ディスプレイも美しい。 毎朝起きたら何をチェックするよりもまっ先に、Fitbitアプリで睡眠記録を見る事が日常となった。
息子も気に入っているらしく、今日も一万歩を楽に超えただの生活の支えになっている模様。
バッテリーの持ちも良いし、もし私が超金持ちだったならば、全日本国民に一本ずつプレゼントしたいくらい、生活に便利な道具だとしか言い表せない。
VERSA2の不満点
もちろん不満点がひとつもないワケではない。 たとえば搭載されているアレクサに色々聞いてみても、挙動のテンポが悪いので手動で検索したほうがマシやんという状況にイラとする。 ただし「買い物リストにセロリ追加して」などは割合小気味よく動作してくれるので便利だといえばそうである。
そしてアクセサリー。 Fitbitでデータを計測しない生活は考えられなくなり、たとえば出張中でもどんくらい寝たかを知りたくてしょうがなく、でも購入時に付属しているラバーバンドではさすがに見た目がよろしくないので公式サイトでベルトを物色するも、どれもまったくピンと来なし、そもそも国内では入手する事すら難しい状況なのである。 サードパーティー社製も見るからにチープ。
ジャケット着て手元がこれじゃ、さすがにちょっと映えない。
そしてついに私は、Apple Watchに辿り着いてしまったのだ。
Apple Watchの魅惑
もちろんApple Watchが巷で話題になっている事は数年前から知っていた。 だが特に気にならなかったのは前述の通り。 そしてビジネスシーンでもすんなり着けてられるスマートウォッチを精査していたら、もはやApple Watch以外は考えられないという判断を下した。
理由はひとつ、見栄えするからである。 機能的には睡眠記録が装備されていないので「なぬ」と思ったが少し検索すると、優れた睡眠アプリが安価でリリースされている事が分かり課題はクリア。
ベルトの種類も豊富であり、レザーバンドにエルメス社製なんかも用意しちゃったりしてさすがだなアップルとほぼほぼ買う気になり「ケースは一日中装着している事を考えると42mmだが見栄えも考慮すると44mmだな」と着々と情報が整理されてゆき、ついに決定的に購入を決意する事象に遭遇したのだった。
何だこの美しいベルトは……。
黒光りしている替えベルトを公式サイトで見つけてよく読んでみると、こだわり抜いた作りがされている工芸品だった。 そして価格はというと、Apple Watch5よりも高い(ブラックにおいて)。 「本体より高い替えベルトとは何事だ!」と軽く憤慨してみたが、これは一度手にして確かめにゃならぬ、と新宿のアップルストアへ向かって実際手に取り、現物を確認した瞬間、速攻購入を済ませたのだった。
私が惚れた「スペースブラックリンクブレスレット」に関してはまた別エントリにする事にするが、というかこのベルトについて書きたいからこの記事を書いたようなもんだが、トータル10万円程度でこれほどまでに美しい時計が手に入るなんてむしろ安い。
私は心底良い買い物をしたという気に満ち溢れながらこうして今書いているそう、VERSA2装着しながら。
オールブラックのマイApple Watchを装着するのはビジネスシーンにおいてのみ。 私は今年、FitbitとApple Watchというこの二つの二大役者によって無事スマートウォッチデビューを果たし又、すでに肌身離せなくなってしまったのだった。
Apple Watchの使い心地
すこぶる良好。 設定に関しても細やかに行き届いておりアップルが日本の会社ではない事が悔しい。
表示フォントのサイズを大きくできたりと老眼にもやさしく、専用アプリでとにかく細やかに各種挙動を設定できる。 たとえばマインドフルネスりたい時の1分間に呼吸をする頻度(1分/6回を4回に変更)等「そこまでやるか」というカスタマイズが可能。
セラミックとサファイアクリスタルで作られた裏蓋の美しさ。 機械式時計マニアも唸らせるDigital Crownは、押せば小気味よい手ごたえが返ってき、回せばカリカリ機械式と見まごうばかりの触覚を指に伝導させる。
選べる文字盤の美しさよ……しかもカラーリングや表示させるアプリを選択できるので、設定によってはスマートウォチ風に見せずアナログ時計の体裁もとれる。 これもビジネスシーンでも活用できる大きなメリットである。
文字盤に関してはFitbitも頑張ってるが、おしゃれ度ではやはりアップルにはかなわない。
今後も続々新モデルが発売されてゆくのだろうが、私はこの愛機が果てるまでお気に入りのベルトと共に愛用していく所存である。